トラ君 (トライアンフ)との距離感をずっと感じていて、
それを縮めて、もっと良い仲になりたくて努力している事の報告
今回は、11月のイベントで感じた手応えを元に、少しずつ
調整を加えていった記録です ♪
『 フロントの課題 』
11月3日、イベントでのチェック走行で感じた感触は、ノーブレーキで行なう基本練習パターンでは良好なバランスを見せていた F サスペンションだが、前後ブレーキを使い、速度レンジを上げた走行練習パターンでは Fの挙動に難がある事が確認できた。
その難とは、中速度域のターンでバンクさせている時、Fブレーキを使った Fタイヤの向き変えコントロールが難しく、ただ速度を失っている事だった。
実際、走行後の Fタイヤの摩耗痕のチェックでも、そのバンク域での摩耗痕は “どちらつかず” 不安定なパターンの摩耗痕で、駆動力は掛からない Fタイヤ ではあって欲しくないパターンだった。
その為、それまで徐々に良くなっていた F周りの修正は、基本練習パターンを超えて、より実走行に近いパターンでのコントロール性を高めていくステージへと移れる事になったので、12月のイベント迄の間に幾つかの修正を重ねた。
『 リア の課題 』
それまでの ノーブレーキ・基本練習パターン でのバランス取りの段階では見えなかったが、前後ブレーキを使った、練習走行パターンになると、Rからのバンクコントロールが曖昧な点と、R周りの余分な挙動がFの動きに影響している様子が垣間見えた。
その為、Rスプリングを 2段階高いレートへ、525 LBS/inch から 575 LBS/inch へ変更し、同時に Rサスペンション周りの整備、アライメント取りを行なった。
【 タイヤから診る、ライディング 】より
http://gra-npo.org/lecture/ride/tire%20diagnosis/img_Tire%20diagnosis.html
『 12/1・走行結果 』
フロントは、かなりバンクコントロールが容易になり、同時に 最大バンク時の接地安定性、方向安定性共に高くなる。
実際、F 摩耗痕を確認しても、以前は どちらつかず の様子の摩耗痕だった領域が、旋回方向の力による摩耗痕、つまり タイヤの向きに平行な摩耗痕を残していた。
後は、トレッド端部の摩耗痕からも判るように、最大バンク時のコントロール性をもっと明確にする必要がある。
一方、リアは、Rスプリング変更が効果を発揮したのか、11月時とは明らかに異なる摩耗痕になった。
トレッド外側からトレッド端部まで、タイヤの向きと平行な摩耗痕は無く、端部は 80度近い摩耗痕が残るなど、かなり有効な使い方が出来ている事は明確で、当面はこの仕様で行ける見込みがつく。
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