トライアンフのトラ君、復活修理劇場、燃料ポンプ編、「シール膨潤テスト」の段
燃料ポンプのシール候補選考会で、膨潤テストの結果を報告します。
名乗り出た 6候補を一週間ガソリンに浸けて、どの程度ガソリンを吸って成長、いや膨潤するかをテストしたのですが、残念な事に、恐らく、全ての候補が失格になりそうです。
シールが収まる場所のサイズは、内径 約 87.5 mm 深さ 3mm に合わせるべく、育ち盛りの成長分を見込んで、小さめのサイズの候補ばかりだった筈ですが、測定結果は最も小さいもので 約92 mm, 大きく育ったモノでは 約100 mm と、みんなガソリンが大好物の様子です。
という訳で、改めて 候補生を募集して、第2回、ガソリン食べ放題、膨潤テストを実施する事になりました。第一回目のテスト結果から、どのメーカー、組成のモノがどの程度膨潤するのか傾向が見えてきそうなので、きっともっと、好結果が出るでしょう。
それと同時に、例え新品のシールと交換するにしても、短時間でも膨潤させてから組み込まないと、シールを破損させて、ガソリン漏れを引き起こす可能性がある事を学びました。 ガソリン系のシールは他にも数カ所ありますので、その時の適切なケア知識になりました。
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【 第一回 膨潤テスト結果一覧 】
テストした候補生 6名の材質は 全て NBR (ニトリロゴム)で、膨潤率は 約 10% 程度に収まる事が判明しましたので、次の候補生も 材質NBR で、目標サイズの 約 10% ダウンで何名か受け付けて、再度、膨潤テストを受けてもらってから、合格者にはそのまま現場で働いてもらう予定です。
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