妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

BMW コンセプトモデル「R20 Concept」に想う / Thoughts on BMW "R20 Concept"

2024-05-27 23:29:20 | 日記


BMW の 水平対向2気筒エンジン搭載、Rシリーズのコンセプトモデル ” R20 Concept” が発表されています。 
BMW's R series concept model ``R20 Concept'' equipped with a horizontally opposed two-cylinder engine has been announced. 

https://www.bmw-motorrad.jp/ja/experience/news-gallery/r20concept.html


古くは、1920年代に誕生した Rシリーズ。途中、1970年代、欧州で勢いを増す日本車に対抗して、直列3気筒・4気筒エンジン搭載の Kシリーズの登場させた時期には新型車の発表は無くなりましたが、1980年代中盤、その独特なエンジンフィーリングを愛する人々の要望で復活して、1990年代、4バルブ化して、1100㏄ の R1100 から R1150、R1200 と排気量をアップさせながらシリーズを発展させ、急に、このコンセプトモデルでは 2000㏄ を提案しています。
 

 
R100シリーズが発売された 1970年代は、1000㏄ の排気量は量産市販車の中で最大排気量で充分な能力を示しましたたが、50年が過ぎ、2000㏄ の提案を行なったという事は、地球環境対策が厳しく、Co2削減、ガソリン車廃止が叫ばれる中、どういう読みがあるのか興味が尽きません。
 


そして、僕の最大のチェックポイントは 前後タイヤのサイズです。後輪は 200/55-17 インチ で最大級ですが、フロントは 120/70-17 インチで一般の 500㏄ クラスと同じサイズです。この様に、他の大排気量車でもフロントタイヤのサイズが 120サイズ止まりになっている現象は、テレスコピック形式のフロントフォークの持つ欠点だと僕は理解しています。その素直な操縦性が特徴のテレスコピック形式は、同時に、その構造とメカニズムの為に限界に来ている事を示しています。そして、その限界を高める為に BMWが 改良したテレスコピック形式である「テレレバー」をこのモデルには採用していない事も象徴的です。
 

 
レース界の動向を見ても、当分はテレスコピック形式が主流に進むと思いますが、いつか、フロントにもホイールインモーターを採用した 2駆電動オートバイが登場する頃には、新しいフロントサスペンションも登場すると期待しています。 
 
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The biggest point for me to check is the size of the front and rear tires. The rear tire is 200/55-17 inch, which is one of the largest, but the front tire is 120/70-17 inch, which is the same size as the general 500㏄ class tires. I understand that this is a disadvantage of the telescopic front fork, which is the reason why other large-displacement vehicles also have front tires in the 120 size. The telescopic type, which is characterized by its straightforward maneuverability, is at the same time reaching its limits due to its structure and mechanism. It is also symbolic that this model does not use the “telelever”, the telescopic form that BMW has improved in order to increase its limits.

 
Looking at the trend in the racing world, I think that the telescopic type will become the mainstream for the time being. However, I expect that someday, when 2-wheel-drive electric motorcycles with wheel-in motors will be available, a new front suspension will be introduced. 





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今も彼一人、鳴いています / He is crying alone

2024-05-27 20:48:23 | 日記


僕の家に、彼女を探して新居を作った彼
けれど、完成した新居をスズメ達に壊され、
彼女は去ってしまって 9日が経ちました

In my house, a male built a new house in search of his girlfriend.
But the sparrows destroyed his new house,
She's been gone for nine days now.

でも、それから彼は鳴き続けています
「ここで、巣をつくろうよ!」と
今も、アプローチを続けています

But since then, he's been singing.
“Let's build a nest here!” “Let's build a nest here!
He's still making his approach.


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コシアカツバメは渡り鳥です。
南の越冬地から日本へと渡って、子供つくりをします。
最初にやって来るのはオスで、適した場所を確保します。
遅れてやって来るメスは、新居作りに適した場所を探して、
不動産管理しているオス達を、次から次へと訪ねます。

場所が気に入らなかったり、オスが気に入らなかったら
当然ですが、去って行きます。
そして、残されたオスは、鳴き続けます。

もうすぐ梅雨の季節となります。
卵を産んでからヒナが誕生するのに約 2週間
ヒナが巣立つまで成長するのに約 3週間
巣立ちを夏までに終わらせるには、
巣の修復を考えると、日数はあまり残っていません。

ツバメの平均寿命は 1年半ほど言われています。
ですから、渡りと巣作り、育児は一生の大仕事です。
僕の家を選んだ彼とは、あと何回会えるか分かりませんが、
頑張っている彼を応援しています。