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妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

「エディンバラ トライアル」と 万沢安夫氏の功績

2023-10-10 14:09:26 | 夢を追いかけて ・・

WilshiereByways 伝
  
スコットランド・エディンバラ が発祥の地として知られている、モータースポーツ競技「 トライアル 」。 今も、昔からのフォーマットさながら、長距離のセクションを走り抜ける大会が開催されている様子です。

https://fb.watch/nAAGQnDSPn/

 

「万沢安夫」氏について
 
この「トライアル」に憧れ、自らも選手として参加しつつ、ベストバイク誌など多くの二輪専門誌で記事を描かれるなど活躍されたのが、日本トライアルの黎明期を築いた一人、‘ 万沢安夫 ’ 氏です。 万沢氏は、トライアルの振興だけでなく、二輪車ライダー全員の安全技術向上を願い、「二輪車安全振興会」を立ち上げて、‘ トライカーナ ’ を考案して、今も全国各地で開催されるなど、安全運転の普及に尽力された方です。
  
その後、岩手県に於いて、同がで紹介している エディンバラ トライアル と同様に、二日間で 自然の野原や山林を 300㎞ 以上走破する「イーハトーブ トライアル」を開催されていましたが、残念な事に、今年 4月に亡くなられました。
GRAとしても私個人としても、タイムと速度計測用に 3セット分の光電管セットを譲渡販売して下さったり、1992年12月、第一回開催となった ジムカーナ・ダンロップ杯を主宰されたのも同氏・二輪車安全運転振興会で、何度もお話をさせて戴き、お世話になった方です。
  
今回、このエディンバラ・トライアルの動画を観て、改めて万沢氏が夢見た世界の理解を深める事が出来ました。ライターとして、プロモーターとして 偉大な功績を遺した万沢氏を見倣い、社会に貢献できる活動を続けていきます。 どうぞ、お見守りください。
  


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移転計画進行中です / Relocation plan in progress

2023-04-09 19:27:05 | 夢を追いかけて ・・

  
住居を移転して、NPO法人活動とオートバイライフを更に前進させる計画を進めています。

1995年1月、当時の住居兼ガレージ(資機材の保管用)が震災で全壊した為、全国を転戦するシリーズ戦の開催が決定していた事もあり、同じ神戸市内で住居とガレージを別々に確保して現在まで至っています。ただ、活動形態も変わり、主にインターネットを通じて発信・啓発活動がメインになっている事から、『いつまでも、楽しく、安全なオートバイライフ環境の創造』の目標の達成には、もっと適した住居・活動環境があると考えているからです。


2023年3月、コロナ禍がようやく落ち着いてから物件巡りを始めて、30件以上の物件の周囲環境の確認、20件以上の物件内部の環境を行なってきました。 自然環境に恵まれた地区へ、住居とガレージ(資機材保管用)を一緒にした移転が実現すれば、イベント開催活動は少なくなる可能性はありますが、それを補って余る程に発信・啓発活動になると信じていますので、どうぞご期待下さい。


We are planning to move our residence and further advance our NPO activities and motorcycle lifestyle.


If we can relocate to an area blessed with a natural environment and combine our residence with a garage, we may be able to hold fewer events, but we believe we will be able to more than compensate for this in our outreach and educational activities.
Please look forward to it.




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新年 明けまして おめでとうございます

2023-01-01 00:56:39 | 夢を追いかけて ・・

 
昨年は、感染症が未だ収まる様子が無いうえに、戦禍によって世界中の人々が影響を受けていますが、今年こそ良い一年を皆さんと一緒に迎えたいと願っています。また、GRAとしても、より多くの人に貢献していきたいと考えていますので、どうぞご期待ください。




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Aero D Zero と ニュージーランドのショウ会場の様子

2022-06-24 02:55:29 | 夢を追いかけて ・・

  
Britten Motorcycle Company  伝、

ニュージーランド の John Britten 氏が 初めて オートバイのボディデザイン を手掛けた車両・Aero D Zero が、久し振りに Britten 氏の故郷・クライストチャーチで開催されている ショウに出品されて戻ってきたとの報せです。

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エンジンは ドゥカティ の ベベルギア駆動弁・デスモドロミック の 860㏄  L型2気筒エンジンを搭載して、シャシー(フレーム)は 当時 競技用自転車フレームビルダーとして名を馳せていた Mike Brosnan 氏が手掛けて、1985年に発表された車両のようです。


現在は NZ・オークランドにある Gasbolts Motorcycle の Bob Robbins 氏が所有されている様ですが、いづれ、Britten ファミリーの一員に加わる可能性もある様です。
 


ニュージーランドに憧れてはいるものの、なかなか オートバイのニュースが伝わって来ないのですが、この ショウ会場を見回すと、それなりに 多くのオートバイとライダーは 確実に存在する事が確認できて、妙に安心しました。

 

 




 

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成長し続ける “救急セット”

2022-06-14 20:28:33 | 夢を追いかけて ・・

『 一箱の “救急セット” 』   A box of First Aid Kit

GRA の備品の中で、GRAの精神をよく表していて、僕が最も誇りを持っている物の一つが、この “救急セット” です。 見た目は決して美しくはないコンテナケースと一本のゴムロープがセットになっている姿こそ、この “救急セット” が辿ってきた 10年以上の歴史を表しているのです。


その理由は、GRAの備品の一つでありながら、一度もGRAの事務所には無く、管理責任者も無く、特定できない多くの人々によって受け継がれ、その間に内容物が増えて、成長し続けたからです。



『 全員スタッフ、全員参加制 』   All Staff All Participation System

GRA の運営方式の中で、他の同様な運営団体の運営方式と大きく異なる点は “全員スタッフ、全員参加” 方式を採用していた点です。 これは、名称の如く、イベントに参加した全員が何かのスタッフ職に就き、同時に参加した全員がタイムトライアルを含むイベントに参加する事を決めたものです。従って、一般的なイベントでよく見かける「専任スタッフ」は一切置かず、当然、イベント開催活動全体を運営している “事務局スタッフ” さえイベント開催会場には一切現れない事も当然だったのです。 それほど、「イベント運営は、イベントに参加した者が全員で責任をもつもの」という意識を徹底させたのです。

しかし、この “全員スタッフ、全員参加制” には克服すべき弱点がありました。それは、イベントで使用する「パイロン」やタイム測定用の「光電管セット」、そして「受付セット」や「救急セット」など、GRA専用の備品の管理方法です。そして、管理方法の中で、特に問題になったのは “誰が持ち帰り、誰が次のイベントに搬入するのか” という事でした。つまり、専任の管理スタッフはいないので有志が持ち帰るしかなく、参加者の中から有志を募り、持ち帰って個人宅で保管するのを原則にしていたのです。
それは、月に 1回程度のイベント開催であっても面倒なコトですが、GRA は年間で40回を超えるイベントを開催していたので、普通に考えれば、とても大変に面倒なコトであった事は間違いありません。
でも、どの器材もきちんとリレーが続き、特に、“救急セット” は “誰かが持ち帰り、次のイベントに搬入して、次の誰かが持ち帰る” という受け継ぎの中で、小さかったモノが大きく成長していった結果のコンテナケースであり、オートバイで運ぶ為のゴムロープ 1本なのです。



『 成長する “救急セット” 』    Growing First Aid Kit

実は、“救急セット” の誕生については、事務局を運営する僕は殆ど覚えがありません。恐らく、1991年か1992年頃、有志の人が自発的に救急セットを作ってくれたのだと思います。
最初は、画像の左手前に写っている、赤い樹脂製ボックスで始まっていた記憶がありますが、それが次第に増え、スプレー剤や三角巾などが加わり、より大型のケースが必要になり、その時の有志が新しいコンテナケースを誂えてくれたのだと思います。
勿論、購入に必要な費用は GRAで負担しており、イベント当日の当日の会計担当(全員スタッフ制による)が領収書と引き換えに代金を支払う仕組みにはなっていました。が、その対価以上の労力や献身的行為があった事は、ケースの中味を見ただけで一目瞭然です。


「パイロン」や「光電管セット」、「受付セット」の様に、イベント開催毎に必ず使用するわけでもなく、「パイロン」や「光電管セット」の様に全員が共有できる “有り難さ” も無く、どちらかと言えば日陰モノ的存在の “救急セット” を受け継ぎ、守り育ててくれた多くの人々の存在に感謝しています。



『 自身の為に、他の人々を支援する人 』
  A Person who Support the people around him for himself 

僕は、オートバイを上手に乗れるだけではその人を尊敬しません。 一番速く、圧倒的に速く走れる人だとしても尊敬はしません。まして、イベントに熱心に参加して、熱心に練習に励んだとしても、それは参加した人全員同じで、どんなに人だったとしても尊敬はしません。尊敬する人は、“ 自分自身の為に、周囲の人々を支援する人 ” であり、自分自身の為に自分自身を応援する事は、多くの人が行なっている事だからです。

僕は、GRAを始めてからだけでも 30年以上が過ぎ、とても多くのライダーや人々と出逢い、様々な支援を受けながら活動を続けてきました。GRAの活動を支援をして下さった個人や法人と担当者の方々など、名前や顔を覚えている方々は多いのですが、それ以外にも、氏名や顔も知らずに GRA活動を支援して下さった方々も数多くいらっしゃる事は充分に認識しています。


特に、この “救急セット” が イベント開催毎に有志によって受け継がれ、誰か有志の支援で内容物が充実し、誰かのお蔭で 開催会場近くの救急医療機関の連絡先や道案内パンフが増えていき、それをまた、誰かが持ち帰るという “自身の為に 他の人を支援する” の心が受け継がれた事に感謝と誇りを感じています。


GRAの現在の活動では、この “救急セット” が稼働する機会が殆どなく、いづれ廃棄する事も検討しています。が、こんな “救急セット” があった事を、そんな有志の人々の受け継ぎがあった事を、関心ある多くの人に知って欲しくて記事にしました。

そして、こんな “誇れる人々” の為にも GRA の活動を続けていく考えです。当時とは 活動内容も変わり、有志の人の年齢も増しているでしょうが、何かの機会に 現在の GRAの活動を閲覧して貰えた時、参加して支援した事を誇りに想ってもらえる様にしたいし、それが使命の一つだと考えています。




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