道の駅の駐車場にバイクを止めて、トイレ休憩のみのつもりでいたのですが、何となく何か食べようと思い食堂に入ります。
メニューを見ているとあまり見かけないメニューがありました。
早速注文してみます。
出てきたのはコレ、フグのから揚げ丼です。
意外に肉がしっかりしていて美味しい。
お腹も満たし、ついでに売店で家族へのお土産を購入しました。
バイクに荷物を積み込んだ後、トイレに入ります。
トイレから出て来ると、隣にエストレヤが1台止まっていました。
気にせずに出発の準備をしていると、売店の方から隣のバイク乗りらしき女性が来て話しかけてきました。
彼女は北海道に行った帰り道で道の駅に寄ったそうです。
青森から下道で新潟に帰る途中で、今夜は秋田に泊まるそうです。
自分も竜飛岬から山梨に帰る途中だと話をしたら、途中まで一緒に走りましょうという事になりました。
ただし、自分は走りながらどこかの海岸で夕日を撮影したいというと、男鹿半島に寒風山という場所がありそこの景色が綺麗で、どうせなら一緒にそこに行きましょうとなりました。
因みに秋田県での日が沈む時間を先ほど食事しながら調べていたのですが、この日はだいたい18時25分頃、この時点での時刻は17時過ぎで目的地までの距離は30km強、時間的にギリギリ間に合うかというところです。
それではサッサと出発しましょう。
初めて一緒に走る見ず知らずの相手なのでどのくらいのペースで走れるのか判りませんが、燃費走行していたので丁度良いペースのようです。
海沿いの道を走りますが、晴れ間がだんだん少なくなり、辺りも薄暗くなってきました。
相変わらずの直線道路
ナビの案内通りに走りますが、何となく遠回りしている様な気がします。
時間はほんの少しだけ余裕ができそうな気配です。
山道に入り、寒風山に登る頃には完全に雲で覆われて夕日は期待できそうもありませんが、ここまで来たら行くしかありません。
辺りの林が途切れ、いきなりビーナスラインの様な景色が現れ、程なく頂上の展望台に到着しました。
早速カメラを三脚に据えて、長時間シャッターで薄暗くなって来た辺りを撮影します。
登って来た方向は雲も低く今にも降り出しそうな雰囲気です。
水平線がオレンジ色になり始めました。
雲の下から太陽が覗いてきました!
雲と水平線の隙間から沈んで行く太陽が覗き、上下にオレンジ色が広がり、海面も何とも言えない色合いが広がってとても綺麗でした。
アッという間に太陽が沈んでいきました。
ここを紹介してくれた彼女とバイクです。
この後、秋田市内のホテルまで一緒に走り、ホテルに着いたところで解散しました。
さて、思いがけずペアでの短いツーリングから再びソロツーの始まりです。
燃費走行も山登りしてしまったので一気に29km台まで落ちてしまいました。
この後どうしようと考えながらも淡々と走ります。
夜道を走り続け、10時を過ぎた頃、どうしようもなくお腹が空いたので手っ取り早く食べられる吉野家に緊急停車しました。
牛丼の大盛りを食べ、お腹を満たしたので今夜は行ける所まで行ってみましょう!
と気合いを入れたのは良かったのですが、外に出ると雨が降り出しました orz
仕方なくカッパを着込み走り出します。
この雨の中でテントを設営して濡れたまま寝るのはちょっと嫌です。
どうしようかと考えながらも走り続けます。
走る内に気が付けば以前泊まった場所を通過しました。
そういえば前回も山形県は夜の内に殆んど通過してしまっていましたが、どうやら今回も同じになってしまいました。
そんなこんな走る内にだんだん眠気と疲れが出てきました。
ふと道の駅の看板を見つけたので今夜はここで夜を明かす事にします。
バイクを止めて辺りの様子を探ると。。。ここはテント禁止の様です。
設営するのがダメなら、設営してあるテントの下で寝れば良いだけです。
幸い雨を凌いだ上にベンチもあるのでその場で就寝してしまいました。
この日の走行距離は768kmでした。