これは、欅の二胡の胴ですね。
ものつくりはみな同じですが、音楽家もかね?
一つ出来上がるたびに、「よっし!、良いの出来た」
と、これが単なる置物なら、見るだけの物なら、ここで終わりです。
二胡は楽器ですから、
これ微妙に、前の画像と違いますよね、
胴の後ろの部分というか、くびれが大きくなっています。
そうなのです!このくびれが、とても響きにかかわってきます。
最初からここまでいければよいのですが、やはり弾いてみて、少しずつあちこち削ります。
紫檀黒檀でしたら、これらの刃物は、たちまち切れなくなります。
ですから、紫檀黒檀はサンダーという機械で削りますが、
欅は、今までやってきた木工の道具が使えるのでとても気分よく仕事ができます。
一番左は、購入したものですが、あとの3つは自分でこの欅の二胡を削るために作った鉋です。
私の親指より小さなものもあります、
カリカリと、弾いては削り、また組みたててまた弾いて、
そんなことしている間に、最初の整った形とは少しずつ、変わってきてしまいます。
ですから木が変わると、同じ欅の二胡と言っても少しずつ違うのです。
勿論! ダメになることも、多々、あります。
削りすぎ!やりすぎ!
ほぉさんの「全くっもう==、やりすぎなんだからムっ❕」という声が聞こえます!