やはり長くやることにして良かったです。
2月の初めに始めた弓毛の張替えキャンペーンですが、最近になって、ブログを読まれて、お仲間とご一緒に送られてきたりもします。
またある方は、演奏の都合で、4月の終わりにお願いします。とわざわざ予告されてきた方もいらっしゃいます。5月9日までは受け付けます。
久しぶりに見る、8年前の本当に弓つくりを始めた初期のころに作った弓などもあります。ほぉさんに見せたら喜んだでしょうね!
また中国製の弓なども、来ていまして、中にはこれは張り替えてもどうなのだろうと思われるものもあったりします。
そこで、お客様に連絡入れたところ、福音弓は使ったことが無いし、この弓はお気に入りだからと。
話の成り行きで、福音弓試してからということになりました。そこで西風送りました。(こんなことやってるとほぉさんに怒られそうですが)
お預かりした弓も一緒に返送して福音弓お試しいただいたのです。
1日2日してお客さんから連絡がありまして、「張替えに出した中国弓は二胡を始めた4年ほど前から使っていたので、慣れていたのでしょうが、送ってもらった福音弓と比べると、西野さんがこの弓に張り替えてももったいないというのが良く分かりました」とのこと、西風そのまま使っていただくことにないりました。
弓も、楽器も、松脂もですが、何年も使っているとそれに慣れてきてしまいますね。
楽器もですが、弓など手にもって使うものは、その良し悪しというのが比較的わかりやすいです。
また普通は、二胡を始めたころには、ご自身の楽器に十分満足しておられたのが、ご自身の演奏レベルが上がるごとに、耳も肥えてきて手の感覚も上がり、次第に他の楽器や弓と比べることができるようになってきます。何かを比べるというのは、それなりのレベルにならないと分かりにくいものです。楽器委もそうですよね。それなりにご自身の演奏レベルが上がると、楽器は弾き比べて購入することもできますが、弓はなかなかそうはいきません。弾き比べられるお店がないですから。
神田のお店がある時には皆さんに弓の弾き比べをやってもらうことができたのですが、お店の無い、ましてやこんなコロナの時代ですし、なかなかに難しいです。そこで新しい工房。
こんな絵で、工房建ててしまうのです。以前は全て自分で建てましたが、今回はさすがに大工さんに入ってもらい、内装は私とネオちゃんでやることになります。ほぉさんがいたらとんでもなく喜んだのでしょうが。
ところで、新しい工房にはちゃんとご来客の部屋もできます。音楽部屋と呼んでいます。ここで弓の試し弾きも、二胡やヴァイオリンの試し弾きも、そして松脂のお試しもできるようになります。
出来たらこの部屋で、教室も始めたいですね。(私は教えられないですよ!)
その上、今までは別棟にあった、トイレも!!、そして一階には木工所が来ることになりました。
ここでやりたいのは、ヴァイオリンを作る教室、そして二胡作りの教室、弓つくり教室なんてどうだろう??
これなら何とか私にも出来そうです。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ