今年も西野家のミモザの登場です!
小さなブーケにしてお客様にもおすそ分けしました!
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
杉花粉、飛びまくってますねー!
杉の花粉に関してはさほど重症ではないはずのワタクシですが、
ティッシュペーパーの消費量は一気に跳ね上がっております!
木材は用途の40%以上が製紙に使われるそうですが、
そのうちのこの時期の需要パーセンテージは高そうですね。
先日店主が特殊和紙でCDMを作りながら
「紙が木で出来てるって知ってる人少ないよね」って言ってましたが、
そうですかね?みなさん知ってますよね???
そんなCDM、とても人気でして、
年明けからずっとご注文や張り替えのご依頼が続いています。
多くのお客様の反応を訊くと、CDMの音色の方が蛇皮の音色より、
”二胡の音色”としてイメージする理想の音色に近いらしいです。
通常、蛇皮で理想の音色を引き出すには、
相当な時間を弾いて弾いて育て上げなければなりませんが、
その音色が出る前に苦痛になり断念する方が続出します。。。
(忍耐は学べますが。。。)
さてこの日CDM張替完了の退院だったのは、ご遠方のKさん。
蛇皮の手入れを誤ってしまったために緩んでしまった楽器でしたが、
とても良い音色に生まれ変わりました!
ところでKさん、張替期間中は代替二胡をレンタルしていました。
実はその時にワタクシ私物の西野二胡『月光』をお貸しする案が
出ていたのですが、あいにく別件で不在中で実現せず。。。
それでガッカリさせてしまったので退院のタイミングでお見せしようと
『月光』を連れて来ていました。
この『月光』、「げっこう」ではなく「がっこう」と読みます。
小葉紫檀の中でも折り紙付き超高級材を1枚板仕様で使っています。
ところが惜しいことに胴に節ムラがある為に商品にならず、
そんな訳で、不憫に思ったワタクシが救済したのですが、
一方で店主の実験台にも狙われやすく、2012年に出来て以来、
店主が新しい事を思いつく度に緩んでもいないのに張り替えられ続け、
過去に蛇皮で4枚、CDMで2枚、現在通算6枚目の皮です。
「皮を張り替えても良くならない」とか、
「元の音色にならなくなるから皮は替えるべきではない」
なんて説をまことしやかに仰る先生もいますが、
『月光』がその説、鮮やかに覆しています。
更には、張替後に一時的に音色が硬くなるといわれる時期も
とっくに過ぎたような?
今まで毎年皮を替えていた事になりますが、
音が硬くなったと不快に感じた事は一度も無かったです。
とは言え、実際はワタクシには宝の持ち腐れでして、
完成した福音弓の品質チェックの時に開放弦を鳴らす事くらいしか
活用していません。一応ほぼ毎日使うのですが。
その『月光』を、その日久しぶりに突然来て下さったA先生が
弾いたら、まぁ音色の美しいこと!!
「ええっ?!『月光』、上手い人が弾くとそんな良い音が出るの?!」
と店主もビックリ。(すいませんね!)
久しぶりに曲を弾いてもらえた『月光』は多くの方々を魅了して、
商品だったら買いそうな勢いの方までいらっしゃいました(笑)
話変わって、この日店主とワタクシは
或る御一行が無事に到着するかを案じておりました。
その御一行とは、ご遠方からの総勢6名のファミリー!!
内、二胡弾きさんなのは、小学生の長男君とお母様です。
HPからのお問合せきっかけでメールでやり取りをしていた当初は
ご来店するとしたらお母様だけがいらっしゃる予定でしたが、
その後、なんと光舜堂へ来て下さる為だけに家族大移動をご決断!!
子供が大好きな店主とワタクシは楽しみでしかたなかったのですが、
とは言え、お子さん達の一人でも熱を出したらアウトだし、
またお子さんとは幼稚園や学校から風邪とかインフルとか
もらって来るのがお約束ですから、
前日までキャンセルの連絡があるのではとハラハラでした(笑)
無事にお会いすることが出来て良かったです。
そして、そんな大変な決断をして来て下さった中で、
「得るものが多かったです」と言っていただけてホッとしました。
本当にご来店ありがとうございました!
この日は他にもご遠方からもお越しいただき、
ありがとうございました。
比較的近くの方々も、また突然のご来店の方々も
ありがとうございました。
極めつけは、またまた予告無し登場の、店主の長崎在住の兄上様。
この、頻繁に気軽にやって来るエネルギー。。。半分でもあれば
出張調整会ももっといろいろ企画出来るのでしょうが、
店主と「とても真似できないよね。。。」と毎度感嘆しております。。。
ではまた来週!