千斤の巻き方に関して、様々な意見があり,主張があります。
今までは単に幅20mmという事でしかありませんでしたが。
私としては基準があるであろうということで、千斤の位置によって幅が変わるのだという事を、
二胡の救急箱に書きました。
しかしこのことでも一つ問題があるのは、
楽器によって、あるいはメーカーによって、内外二つの木軸の間の長さが違うということ、
又木軸そのものの長さも違う、要するに弦を止める木軸の穴の一も違うのです。
弦は、各メーカーが内外それぞれの、太さと長さそして硬さなど設定して作っているはずです。
内外の木軸の間の幅を木軸のピッチと呼ぶことにします。
木軸のピッチは基本的に、73mm
これがまた楽器によっては、72mm、あるいは72・5mm
長い物では、73・5mm
様々あります。
弦は、作るときにその太さと長さ、重さも設定されています。
ですから弦の太さは、ほとんどのメーカー(牡丹弦を除く)が、一定なのです。
二胡の救急箱78P参照。
ある基準があったのでそのように作られているはずなのです。
内弦外弦を、調弦した時に、バランスの取れるような長さです。
ところが、木軸のピッチが短いと、たいがい、内弦が少し緩く張られることになります。
設定より短いですから。すると内弦の音と外弦の音の質が変わってしまいます。
また、まれにですが木軸のピッチが長い物もああります。
その時に弦を木軸の弦を通す穴より内側に巻いて、音を整終えようとする人もいます。
しかし、そうなると、弦は千斤で棹側に引っ張られていますから、演奏の最中に弦が動きかねません
又内弦を強く弾くと、音程のずれが出ます。
これはむしろ、台の弦を止めるクギを移動して調整すべきなのでしょう。
楽器としての根本的な問題を、いわゆる調整という、下手をすると小手先技でごまかす調整の仕方がないではありませんが、
楽器としての本来の在り方に、基づいて楽器自体を少し直した方が良いのではないかと、考えます。
また、最近の木軸の長さは、短いものが多いです。
通常木軸の長さは、前のほうが42mm前後、穴の位置が、37mmでした。
でしたというのは、最近のは穴の位置が、34ミリぐらいのものが多いのです。
当然千金の巻き具合に関係してきますね。
この34mmくらいの穴の位置で、普通に皆さんが考えている、20ミリの幅の千金を巻くと、
強い音にはなりますが、音に伸びがなくなります。
あるメーカーのものを専一的に発売している、楽器屋さんは、
そこで、なるべく音が柔らかく感じるように、コントロールマットを厚めにしたり、
駒を高くしたりして、その辺を調整しているようですが、皮が緩んできたときに、
様々な弊害が出てくることも多いのです。
また千斤が緩く過ぎて、皮が緩いものは、十分に音が出なくなることも多いのです。
皮が緩い場合は駒の高さを高いものに変えてください。
このように、調整というのは楽器の持っている個体差にをいかに生かして
あるいはいかに修正して、楽器の持っている本来の良い音色を引き出すことなのですが、
楽器自体が根本的に二胡の楽器としての設定から外れているときには、多少の修理をしてでも、
本来の二胡の設定に近づけるべきではないかと考えています。
、
今までは単に幅20mmという事でしかありませんでしたが。
私としては基準があるであろうということで、千斤の位置によって幅が変わるのだという事を、
二胡の救急箱に書きました。
しかしこのことでも一つ問題があるのは、
楽器によって、あるいはメーカーによって、内外二つの木軸の間の長さが違うということ、
又木軸そのものの長さも違う、要するに弦を止める木軸の穴の一も違うのです。
弦は、各メーカーが内外それぞれの、太さと長さそして硬さなど設定して作っているはずです。
内外の木軸の間の幅を木軸のピッチと呼ぶことにします。
木軸のピッチは基本的に、73mm
これがまた楽器によっては、72mm、あるいは72・5mm
長い物では、73・5mm
様々あります。
弦は、作るときにその太さと長さ、重さも設定されています。
ですから弦の太さは、ほとんどのメーカー(牡丹弦を除く)が、一定なのです。
二胡の救急箱78P参照。
ある基準があったのでそのように作られているはずなのです。
内弦外弦を、調弦した時に、バランスの取れるような長さです。
ところが、木軸のピッチが短いと、たいがい、内弦が少し緩く張られることになります。
設定より短いですから。すると内弦の音と外弦の音の質が変わってしまいます。
また、まれにですが木軸のピッチが長い物もああります。
その時に弦を木軸の弦を通す穴より内側に巻いて、音を整終えようとする人もいます。
しかし、そうなると、弦は千斤で棹側に引っ張られていますから、演奏の最中に弦が動きかねません
又内弦を強く弾くと、音程のずれが出ます。
これはむしろ、台の弦を止めるクギを移動して調整すべきなのでしょう。
楽器としての根本的な問題を、いわゆる調整という、下手をすると小手先技でごまかす調整の仕方がないではありませんが、
楽器としての本来の在り方に、基づいて楽器自体を少し直した方が良いのではないかと、考えます。
また、最近の木軸の長さは、短いものが多いです。
通常木軸の長さは、前のほうが42mm前後、穴の位置が、37mmでした。
でしたというのは、最近のは穴の位置が、34ミリぐらいのものが多いのです。
当然千金の巻き具合に関係してきますね。
この34mmくらいの穴の位置で、普通に皆さんが考えている、20ミリの幅の千金を巻くと、
強い音にはなりますが、音に伸びがなくなります。
あるメーカーのものを専一的に発売している、楽器屋さんは、
そこで、なるべく音が柔らかく感じるように、コントロールマットを厚めにしたり、
駒を高くしたりして、その辺を調整しているようですが、皮が緩んできたときに、
様々な弊害が出てくることも多いのです。
また千斤が緩く過ぎて、皮が緩いものは、十分に音が出なくなることも多いのです。
皮が緩い場合は駒の高さを高いものに変えてください。
このように、調整というのは楽器の持っている個体差にをいかに生かして
あるいはいかに修正して、楽器の持っている本来の良い音色を引き出すことなのですが、
楽器自体が根本的に二胡の楽器としての設定から外れているときには、多少の修理をしてでも、
本来の二胡の設定に近づけるべきではないかと考えています。
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