松脂は壊れやすいという事もあって、デザインもいろいろ考えました。
がしかし様々批判もありますね。
こんな高級な箱に入れなくともという御意見も。
これは以前にも書きましたが箱ごと落した時に衝撃を吸収してくれる意味が一番大きいですし、大体が桐はとてもやすい木なのです。
昔から、大切安物をしまうのに使われてきています。それは一つは万一落した時に衝撃を吸収してくれるからであると、実験してみて思いました。
最所は縞黒檀の板で箱を作って流し込んだら、落とした瞬間に粉々になりました。（泣く）
縞黒檀の板高級品ですよね。でもこれ以前木工の仕事で使った残りなのです。
なるべくお客様に安価にお渡ししようといろいろ工夫して入るのです。
今回「金の二胡」を作る時霧の板では金色がぼけてしまったのです、そこでこの縞黒檀再度使えることになりました。
金色が綺麗に見えますね。
そこで問題は衝撃をいかに吸収するか、折角桐の箱にしたのに。
そこで実験してみたら、とても柔らかいボンドで松脂を板に張り付けると、外箱が桐の箱でさえあれば全く問題ないようです。
それともう一つ。
持って移動するときに落としてしまいかねないという御意見もあったようで、中には輪ゴムで止めている方も、、、
あるお客様が、布地で包んだものを作ってこうすればよいのではとご提案いただきました。
大変ありがたいことです。
このこと最初に色々考えたのですが、ケースによってはポシェットが付いているものもあり、特に二胡のケースは必ず小さな袋など縫い付けてあるものがほとんでです。
またヴァイオリンのケースなどにもポケットのついているものが多いのでそれでよいとしてきたのですが、、
流石に輪ゴムで止める人もいるとのことでしたので、作ってみました。
こんな感じです。
これだと、一応落してもバラバラにもなりにくいですし、結んであると解くのにもまた結び直すのも面倒です。
一応すべての松脂に附けてはおきますが、ケースのポケットで済むからという方は外しておいてもらえれば良いと思います。
今まだ様々な材料や燃料が値上がりしています、そんな中で致し方なく値上げせざるを得ない松脂もあります。
まだまだ駆け出しの松脂屋です。なりべくリーズナブルにお届けしたいと努力はいたします。どうぞよろしくお願い致します。
まだまだデザイン変更は続きます。
松脂工房光舜堂西野和宏＆ほぉ・ネオ
