これからの二胡の世界は、今にかかっていると思います。
今ようやく育ち始めた日本人の演奏家の努力の方向次第なのではないでしょうか。
演奏で食べていくというのは確かに大変なことです。
私達物つくりが、展覧会だけで食べていくということに匹敵するとは思います。
社団法人日本クラフト協会というのがあります。300人以上の会員が居るうち作ることだけで食べて行ってる人は、1割にも満たないでしょう。
後の方達は何らかの他の仕事や或いは教室、或いは大学等で教えている方達です。
もちろん教えることも大切です、その事によって次世代が育成されるからです。
しかし、やはり演奏家は演奏を仕事にして行って欲しいのです。
演奏を仕事にしようという人の考え方と、音楽に向き合うという考え方は、教えるという方向とは相いれないと感じてしまうというのは私だけなのでしょうか。
今、演奏家たちにはどんどん外へ向かって欲しいのです。
まだまだ日本ではしられていない二胡を沢山の人達に聞かせて欲しいのです。
もし今のままに、教室中心の二胡の世界がこのまま続くとしたら。
それは次第に小さくなって行ってしまうかもしれません。
先が無いからです。
二胡を覚えてもその先仕事にしていく世界が見えないとしたら、若い人達はそこへ向かうでしょうか?
食べてもいけない世界にはなかなかに本格的には向かいにくいものです。
ごく一部の珍しい楽器演奏者として残って行くだけかもしれません
それには、やはり、現代の音楽の世界の中でもやっていけるくらいの感性と、そして合わせるヨーローっパの楽器に負けない力を持つ楽器というのが必要になると思うのです。
今のまま中国の民族音楽を奏でる楽器ということで行けば、これは必ずいつかは衰退します。
これも一つの方向ではあります。
しかし、今の二胡を習う人の傾向を見ると、歳を取っても楽しめる楽器として始める方も多くいらっしゃいます。
そして、癒し系の音としての二胡でしょうか。
だとしたら、楽器としては誰にでも弾きやすい楽器というのが求められていくはずなのです。
そして
この事を、意識した演奏家が日本人の中に現れれば、二胡はある意味完全に日本に残るのではないかと考えられます。
先ず必要なのは二胡の曲でしょうね。
二胡のオリジナルの曲が、欲しいですね、それを作曲出来る人も。
それからこれは言わずもがなかもしれませんが今、二胡を弾く人のレベルアップというのも大切でしょう。
これは私の個人的な感じでしかありませんが、上手に弾く人はかなりいらっしゃいますが、楽器を鳴らすという感じの人が少ないように感じます。
これは、今二胡を弾いている人が、かなり年を取ってから始めているということかもしれませんね。
でも歳を取ってはじめても楽器を鳴らすというのは出来ますし良く曲にするというのも出来ることだと思うのです。
張鋭先生は38歳で二胡を始めたと言いますし。今日本で活躍している中国人の二胡奏者の中にも、20代になってはじめた方も何人かおられます。
これは希望が持てますね。
「月末のお楽しみ会」にも何人かそこそこのお年になって、二胡はじめられてもとても良く鳴らす方もいらっしゃいます。
先日、東京音楽大学の劉継紅先生の特別講義の終わりのころに行きました。
教室の外で待っていると、出てくる方がとても晴々とした良いお顔をされています。
楽しかったですかと私が聞きますと、レッスンがこんなに楽しかったのは初めて、がんばらなきゃーーという方が殆どです。
どのようなレッスンであったのか?、レッスンが楽しいというのはとても良いですね。
このような教室が、たくさんできたら皆さんのレベルはあっという間にプロレベルでしょう。
その皆さんの、音楽を楽しむ気持ちと、二胡を楽しむ気持ちの少しづつの積み重ねが、未来の日本の二胡の世界を作るのだと思います。
この項終わり。西野和宏
今ようやく育ち始めた日本人の演奏家の努力の方向次第なのではないでしょうか。
演奏で食べていくというのは確かに大変なことです。
私達物つくりが、展覧会だけで食べていくということに匹敵するとは思います。
社団法人日本クラフト協会というのがあります。300人以上の会員が居るうち作ることだけで食べて行ってる人は、1割にも満たないでしょう。
後の方達は何らかの他の仕事や或いは教室、或いは大学等で教えている方達です。
もちろん教えることも大切です、その事によって次世代が育成されるからです。
しかし、やはり演奏家は演奏を仕事にして行って欲しいのです。
演奏を仕事にしようという人の考え方と、音楽に向き合うという考え方は、教えるという方向とは相いれないと感じてしまうというのは私だけなのでしょうか。
今、演奏家たちにはどんどん外へ向かって欲しいのです。
まだまだ日本ではしられていない二胡を沢山の人達に聞かせて欲しいのです。
もし今のままに、教室中心の二胡の世界がこのまま続くとしたら。
それは次第に小さくなって行ってしまうかもしれません。
先が無いからです。
二胡を覚えてもその先仕事にしていく世界が見えないとしたら、若い人達はそこへ向かうでしょうか?
食べてもいけない世界にはなかなかに本格的には向かいにくいものです。
ごく一部の珍しい楽器演奏者として残って行くだけかもしれません
それには、やはり、現代の音楽の世界の中でもやっていけるくらいの感性と、そして合わせるヨーローっパの楽器に負けない力を持つ楽器というのが必要になると思うのです。
今のまま中国の民族音楽を奏でる楽器ということで行けば、これは必ずいつかは衰退します。
これも一つの方向ではあります。
しかし、今の二胡を習う人の傾向を見ると、歳を取っても楽しめる楽器として始める方も多くいらっしゃいます。
そして、癒し系の音としての二胡でしょうか。
だとしたら、楽器としては誰にでも弾きやすい楽器というのが求められていくはずなのです。
そして
この事を、意識した演奏家が日本人の中に現れれば、二胡はある意味完全に日本に残るのではないかと考えられます。
先ず必要なのは二胡の曲でしょうね。
二胡のオリジナルの曲が、欲しいですね、それを作曲出来る人も。
それからこれは言わずもがなかもしれませんが今、二胡を弾く人のレベルアップというのも大切でしょう。
これは私の個人的な感じでしかありませんが、上手に弾く人はかなりいらっしゃいますが、楽器を鳴らすという感じの人が少ないように感じます。
これは、今二胡を弾いている人が、かなり年を取ってから始めているということかもしれませんね。
でも歳を取ってはじめても楽器を鳴らすというのは出来ますし良く曲にするというのも出来ることだと思うのです。
張鋭先生は38歳で二胡を始めたと言いますし。今日本で活躍している中国人の二胡奏者の中にも、20代になってはじめた方も何人かおられます。
これは希望が持てますね。
「月末のお楽しみ会」にも何人かそこそこのお年になって、二胡はじめられてもとても良く鳴らす方もいらっしゃいます。
先日、東京音楽大学の劉継紅先生の特別講義の終わりのころに行きました。
教室の外で待っていると、出てくる方がとても晴々とした良いお顔をされています。
楽しかったですかと私が聞きますと、レッスンがこんなに楽しかったのは初めて、がんばらなきゃーーという方が殆どです。
どのようなレッスンであったのか?、レッスンが楽しいというのはとても良いですね。
このような教室が、たくさんできたら皆さんのレベルはあっという間にプロレベルでしょう。
その皆さんの、音楽を楽しむ気持ちと、二胡を楽しむ気持ちの少しづつの積み重ねが、未来の日本の二胡の世界を作るのだと思います。
この項終わり。西野和宏
>求められていくはずなのです。
大衆楽器として、誰もが購入しやすい価格ってのも必要でしょう。 4,5万が入門、10万円台が中級・普及帯価格。 その理由は、僕のブログで書きますが、大衆楽器としてよく使われてる楽器の価格帯はこんなもんです。
とてもじゃないけど、その値段でやったら首くくるしかなくなる。その前に右手が潰れる。
もっと前に材料どうするの?
日本では良い蛇皮高いから。
安いやつは使いたくない。むっ
ウチも花梨に黒い色塗ります?
チークで緑檀とか。
うっちー中国のだけにして下さい。
元々13分の1のはずなのだから。
ウチのを中国に持って行ったら、3万円位になってしまうんですね、
なんか情けなくなってきた。