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急に声が出なくなった!そんなとき実践したい5つのケア方法

2016年11月03日 | 新聞や雑誌の記事

声がかすれてきて、急に声が出なくなって慌てたことはありませんか。

声が出なくなる原因は実はいろいろあります。

どんな病気が元になっているのか、どんな症状が出るのかを知り、セルフケアの方法を学んでおきましょう。

要チェック項目


□声が出ない、かすれるといった症状には実はさまざまな原因があります。

□風邪など一般的な病気によることもあれば、声帯をよく使う人に特有の病気もあります。

□受診とともに日常生活でのセルフケアにも気をつけましょう。

声が出ない病気がある

病気で声が出なくなるケースには2つあります。一つは喉が炎症を起こしている場合、もう一つは何かが喉にできているケースです。

いずれの場合も、喉の真ん中にある声帯に炎症が起こることで声がかすれます。これを嗄声(させい)といいます。声がかすれて出にくくなる原因としてはいくつかあります。

それぞれ具体的な病名と原因、どんな症状が出るのか知っておきましょう。

風邪(咽頭炎・気管支炎)


風邪に感染すると、喉の粘膜に炎症が起こります。喉から気管支に炎症が広がり気管支炎になっても声が出にくくなります。咽頭炎・気管支炎では次のような症状が出ます。

・喉が痛い

・喉の奥が赤い

・咳が出る

・痰が出る(気管支炎では汚い痰が出る)

アルコール・タバコの過剰摂取


刺激物であるタバコやアルコール度数の高いお酒を摂取し過ぎると、気管・気管支の粘膜に炎症を起こします。声がかすれたり、隙間から声が漏れたようになります。

ポリープ


声帯を使い過ぎると喉に炎症が起こりポリープを作ります。炎症のある部分を使い続けると内出血から血の塊ができます。これが声帯ポリープです。

通常は塊ができても自然治癒しますが、治らないとポリープになります。声がかすれたり、次のような症状が出ます。

・高い声が出なくなる

・話している途中で声が途切れる

・声がかすれる

声帯結節


声帯ポリープと同じように声帯を使い過ぎることで喉にしこりができます。大きくなると手術が必要になる場合もあります。

咽頭癌


声が出にくくなる症状で、怖いのが咽頭癌です。中高年の男性でタバコを吸う人に多いといわれています。突然声がガラガラになり、出にくくなったりかすれたりします。

甲状腺異常(橋本病)


比較的若い女性に多い甲状腺の慢性疾患です。甲状腺の腫れにはじまり、甲状腺機能障害による全身症状が出ます。声がかすれるほかに生理不順、むくみなどといった症状が起こります。

加齢


加齢によっても声が出にくくなることがあります。声帯が加齢によって萎縮するので行きが漏れる

ストレスで声が出ないケースとは

病気による炎症や腫瘍のほかに、心理的なストレスが原因で声が出せなくなることがあります。これを心因性失声症といいます。

心因性失声症とは、強い精神的なストレスが原因となって、声が急に出なくなってしまう状態をいいます。ストレスで声帯が異常に緊張してしまうために起こり、声帯にはなんら問題がないのに声が出なくなるのが特徴です。

失声症はほとんどのケースがストレスの軽減とともに自然治癒がみこめますが、心理療法などが必要になるケースもあります。

声が出ないときの5つのケア方法

マスクする


喉を乾燥させると刺激が強くなり症状が悪化します。外気から喉を守るためにマスクを着用します。

大声を出さない、しゃべらない


喉が炎症を起こしているとき喉を使い過ぎると声帯が内出血を起こしてしまいます。なるべく話さないで安静にします。

お酒を飲まない


アルコールは血管を拡張させるので炎症を悪化させます。お酒は控えるようにしましょう。

部屋を加湿する


炎症を起こしている喉には適度な湿度が必要ですから、部屋の湿度を保つようにします。

市販薬を飲む


風邪による声のかすれであれば、トローチやのどスプレーなど炎症を抑える市販薬を使うこともできます。

経過観察か受診かの選択

自然治癒することもある


風邪などに併発した咽頭炎は、風邪がよくなれば声もまた出るようになります。安静にしてひどくならないように心がければ通常1週間〜数週間で自然治癒するということです。

なかなか治らないときは受診する


声かすれが心配ないものであれば、安静にしているうちにだんだんと良くなります。

しかし、1か月以上経っても良くならない、かえって悪くなっていくという傾向が見られたら、早く受診することが大事です。咽頭癌など重篤な病気が隠れていることもありますのですぐ受診します。

声が出ないときにしてはいけないこと

大声を出す、長時間しゃべる


声枯れは仕事で声を出すことが多い人に多く起こります。学校の先生や保育士、歌手やセールスマン、部活動で大声を出す監督など、声を出すことが多い仕事の人は話す時間を減らすようにします。

喫煙・喫煙


刺激を少なくするため、アルコールとタバコは厳禁です。

ストレスを溜めない


声帯には筋肉があり、ストレスでも影響を受けます。体に疲労が蓄積しているとき、自律神経のバランスが乱れたときも声が出にくくなります。また、ストレス過多の状態では唾液も少なくなるので声帯の潤いも減ります。

いろいろな原因があるのでまずは受診を

声が出ない、かすれるといった症状にはいろいろな原因が隠されています。

声かすれが一過性のものでなく、継続的に続くようであれば重篤な病気かもしれません。

おかしいと思うことがあればまずは受診して診断を確定してもらうことをおすすめします。


子どもに愛情をしっかり伝える4つのポイント

2016年11月03日 | 新聞や雑誌の記事
「子どもが健全に成長するためには愛情が不可欠」と言われているのをよく耳にします。「毎日、思いっきりほめることで愛情を表している」「厳しくしつけることが愛情だ」「勉強を見てあげることで愛情を伝えている」と胸を張って言える保護者のかたもいるでしょう。一方で、自分の子どもにどう愛情を注げばよいのか、そしてそれが正解なのか、悩んでいる保護者のかたは意外と多いのではないでしょうか。
そこで、どうすればよりお子さまに愛情が伝わるのか、その方法についてご紹介しましょう。

まずはスキンシップから

愛情を最もダイレクトに伝える方法は、スキンシップです。
とは言え、過剰にベタベタする必要はありません。ちょっとしたときの抱っこや手をつなぎながらの散歩など、気軽にできることからで大丈夫です。ただ添い寝するだけでもOKです。

恥ずかしがりやなお子さまの場合には、くすぐり遊びでふれあってみたり、一緒に本を読むときにちょっとくっついて読んでみたりするのもおすすめです。

共働きで、ゆっくりと時間がとれないという場合は、朝起きたときや夜寝る前にお子さまをギューっと抱き締めてみてください。これだけでも愛情は伝わります。

保護者のかたが聞き上手になれば、楽しく会話が進むはず

スキンシップだけでなく、たくさん声をかけてあげることもお子さまに愛情を伝えられる方法のひとつです。しかし、注意や文句が多いと逆効果になってしまうことがあります。「大好き」や「ありがとう」「うれしい」「楽しい」など、前向きでうれしい言葉を意識して使うようにしましょう。

忙しくてゆっくり話す時間がないという場合は、10分だけでもじっくりお子さまの話に付き合ってあげる時間をつくってみてください。その際のポイントは保護者のかたが聞き上手になること。まだうまく説明したり、言葉が出てこなかったりするお子さまに結論を先に言ってしまったり、間違いを指摘したりすると、せっかくの会話が楽しくなくなってしまいます。

また、お子さまとの会話中に携帯やスマートフォン、テレビなどを見ていて適当にあいづちを打つのもNGです。お子さまの話に興味をもっていることが伝わるように、目を見て話すようにしましょう。
ちなみに、親子でたくさん会話することが、言語能力の発達を促すとともに、コミュニケーション能力の向上にもつながるといううれしい効果もあります。

きょうだいが生まれたら、上の子を気にかけてあげることを忘れずに

きょうだいが生まれると、どうしても赤ちゃんに手がかかってしまって、上の子が寂しさを感じがち。そこで、上の子に対しては赤ちゃんが生まれる前よりも意識して、スキンシップや声かけを増やしてみてください。
お子さまが愛情を感じることができていれば、自然と下のお子さまに対してもやさしい気持ちをもてるようになりますよ。

愛情の押しつけにならないように注意することも必要

いかがでしたか?愛情を伝える方法は、特に難しいことでも、変わった方法があるわけでもありません。「あなたが大好き」「あなたは大事な存在だ」と直接言うのは照れてしまうというかたでも、抱っこして絵本を読んであげたり、添い寝しながらその日の出来事を話したりするだけで十分愛情は伝わります。

しかし、一方的な愛情の押しつけにならないように気をつけることも必要です。お子さまがいやがっているのにベタベタしたり、「あなたのため」という言葉で強要したりすると、逆効果になってしまうことも。
お子さまの個性や性格、意思を尊重してあげることも愛情表現のひとつと言えます。親子そろって笑顔で楽しく過ごすことこそが、愛情がダイレクトに伝わる方法なのです。

映画「シーモアさんと大人のための人生入門」

2016年11月03日 | 映画

先日、勉強会の時に教えて頂いた映画を観に行きました。

何人かのピアノの先生にお会いしました!

レッスン見学の時にばったりお会いしたN先生と
またまたばったりお会いしました。

びっくりでした

映画の内容は、なかなか深く
わかる人にわかるけど、
内容が理解できる人は少ないかも…と思える
映画でした。

どこが分かれ道? 英語好きになるか、英語嫌いになるか

2016年11月03日 | 新聞や雑誌の記事
グローバル化に対応するため、文部科学省は英語教育の充実を進めており、現行学習指導要領では小学校高学年に週1時間の「外国語活動」を実施しています。ところが、小学校でせっかく英語を学んでも、中学生になると英語嫌いが増えるという新たな問題が生じていることが、同省の「小学校外国語活動実施状況調査」で明らかになりました。

調査は、小学5・6年生と中学校1・2年生の児童生徒、外国語活動と英語を担当している教員を対象に実施しました。それによると、「英語が好き」(「好き」と「どちらかといえば好き」の合計)と回答した子どもの割合は、小5・6が70.9%、中1が61.6%、中2が50.3%でした。逆に「英語が嫌い」(「きらい」と「どちらかといえばきらい」の合計)は、小5・6が10.9%、中1が18.4%、中2が27.0%で、残りは「どちらともいえない」などでした。小5・6は7割以上が英語を好きなのに対して、小5から4年間英語を学習してきた中2になると約5割にまで減少し、しかも約3割が英語嫌いになっているということになります。
実際、英語の授業を理解しているかどうかを子どもにたずねたところ、小5・小6では65.2%、中1は57.0%、中2は48.9%と、学年を追うごとに授業を理解している子どもの割合が減っています。中学校で英語嫌いが増えるということは「第1回 中学校英語に関する基本調査報告書【教員調査・生徒調査】」(ベネッセ教育総合研究所)などで指摘されてきましたが、小学校で外国語活動が実施されても、その傾向は改善されていないようです。

小学校の外国語活動でもっと学習しておきたかったこととして、中1の約8割が英単語や英語の文章を書くこと、読むことを挙げています。「読む・書く・話す・聞く」の4技能のうち、小学校の外国語活動では英語に慣れることに重点を置き、「話す・聞く」を中心にしています。これに対して中学校では、4技能をバランスよく教えることになっています。どうやら、英語の「読む・書く」という学習が、小学校から中学校の間でうまくつながっていないことが、中学校での英語嫌いを増やしている大きな原因のようです。
2020(平成32)年度から小学校で実施予定の次期学習指導要領では、外国語活動を小3・4に前倒しして、小5・6では英語を教科とすることが予定されています。英語の「読む・書く・話す・聞く」の4技能をいかにバランスよく指導し、それを中学校でどう伸ばしていくのかが、今後の英語教育の大きな課題といえるでしょう。
ただし、小学校教員の英語の指導力がそれに追いつくかどうかを懸念する向きもあります。調査結果を見ても、小学校教員の67.3%が「英語が苦手」と回答しているほか、半数以上が課題として「教員の指導力」を挙げています。一方で、小学校教員の63.5%が外国語活動のための校外研修に「今年度は参加していない」というのが実情です。

文科省は2015(平成27)年度から小学校を含めた英語教員の指導力強化事業を開始していますが、次期学習指導要領の実施までに小学校教員などの英語の指導力をどれだけ向上させられるかが、これからの英語教育の成果を左右することになるかもしれません。

乾燥なんて怖くない!ハチミツで全身モチモチ保湿術

2016年11月03日 | 新聞や雑誌の記事
ハチミツで乾燥を防ぎ保湿する方法

ハチミツには良質なビタミンやミネラルをはじめ、アミノ酸や酵素などの栄養素が豊富に含まれています。
最近ではその高い栄養素や保湿性などが注目され化粧品などにも利用されていますよね。
自宅で簡単にできるハチミツを使った乾燥対策をご紹介します!

【ハチミツパック】
大さじ1程度のハチミツを顔全体に馴染ませ、5分程おきます。その後、ぬるま湯でハチミツが残らないよう洗い流しましょう。
洗い上がりはモチモチで保湿される事で肌色がワントーンアップしますよ。

【ハチミツ入浴剤】
湯船に大さじ3程度のハチミツを入れるだけで、全身保湿効果が期待できます。また、甘い香りでリラックスできます。

【ハチミツスクラブ】
天然塩とハチミツを1対2の割合で混ぜ、気になる部分を優しくマッサージしましょう。足の角質ケアにもおすすめ。また、殺菌作用にも優れています。

【頭皮のマッサージ】
シャワーで髪の毛を濡らした後、ハチミツを頭皮にかけ、指の腹で優しくマッサージしましょう。マッサージ後はシャンプーでよく洗い流してください。汚れが落ち、頭皮の保湿もされるので頭が軽くなりますよ。

【唇パック】
まずは、蒸しタオルなどで唇を温めます。ハチミツとワセリンを1対1で混ぜ合わせた物を唇に塗りマッサージ。その後ラップで唇を覆い5分程パックします。ラップを外したら、濡らしたコットンなどで優しく拭き取ってください。がさがさ唇がしっとり潤いますよ。
ハチミツの選び方と注意点

何かと便利なハチミツですが、選ぶ際の注意点があります。

【温度管理がされているものを選ぶ】
加工や輸入の際に温度管理されていないと、栄養素が変化してしまうようです。ハチミツの栄養素をフル活用する為に温度管理がされている物や、非加熱のハチミツを選んでください。

【加糖や精製されていない物を選ぶ】
ハチミツの中に水飴などの糖分が加えられている物や加熱処理がされている物も多く出回っています。これれは、甘く口当たりも良く値段もお手頃ですが、本来の栄養素が半減してしまっているので、手の加わっていない純粋なハチミツを選ぶ事が重要です。

【金属の容器やスプーンを使用しない】
ハチミツには金属を溶かす働きがあると言われています。容器を入れ替える際は金属は避け、容器からすくう際も金属製のスプーンは避けましょう。

【保存は常温で暗い場所】
日光などが直接あたる場所での保管は、味や風味、栄養素などの変化につながります。また、冷蔵庫での保管もハチミツが固まり結晶化してしまいます。結晶化しても品質の変化はありませんが、溶かす為に熱を加えると栄養素が変化すると言われています。

甘くておいしいハチミツで心も身体もケアしてモチモチ美肌になっちゃいましょう!

わが子が職場で“陰湿ないじめ”に遭ったら…●●するのは絶対にNG!

2016年11月03日 | 新聞や雑誌の記事
大学を卒業し、就活を経て、やっと独り立ちしたと思ったら、今度はわが子が職場のいじめの被害者に…。最近では、出る杭は打たれ、仕事が出来なければ打たれ、同僚同士で足の引っ張り合いなども存在するという。それでは、もしもわが子がいじめの被害者となった時、親はどう対処すればよいのだろうか? 心理カウンセラーの那賀まき氏が、“大人のいじめ”の対処法をナビゲートする。

●親としての正しい対処法は? 

1)子どもの味方として寄り添い、支える
職場で孤立している場合、いじめられている自分は親にも叱られるのではないか、見捨てられるのではないかという不安を感じてしまいます。親の意見や視点はおいておき、まずは子どもの訴えをありのまま聞き、「あなたは一人じゃない。私たちは家族として助けたいと思っている」と伝えます。うつ病などを発症し、子どもが判断能力を欠いている場合は、仕事を辞めることも視野に入れて、「子どもを守る」ための行動を考えましょう(那賀氏 以下同)。

2)子どもの置かれている状況を把握する
子どもの追い詰められ方によって、親の取るべき行動は変わります。子どもといっても立派な社会人なので、会社における立場や、今後の生き方など、本人の判断や意思を尊重することが基本です。子どもが、傷つきながらも今の状況を改善していこうとしている場合は、いじめの原因を探る手伝いをしたり、仕事に関することについては見守り、子どもが望む援助を与えるように心がけましょう。子どもがパニック状態に陥っていたり「危機的な状況」にある場合は、仕事を休ませる、辞めることを視野に入れるなど、わが子の安全を最優先で考えるようにしましょう。

3)相談機関や会社の相談窓口などの情報を集め、場合によっては相談する
必要なときに必要な情報を子どもに提供できるように情報収集したり、専門家の判断を仰いだりしておきます。子どもの話を記録に残すなど、親だからこそできるサポートがあります。

逆に、わが子のいじめを知った時、親がやってはいけないことはあるのだろうか。

●親が絶対にしてはならないこととは?

1)子どもの代わりに、解決しようとする(過干渉)
職場でのいじめは「大人同士」の関係が基本。親が子どもの代わりに会社に訴えると、職場の人に「親離れができていない未熟な人」という印象を与えてしまいます。「子どもの代わりに解決する」のではなく、あくまで子どものサポート役として支えましょう。

2)子どもを責める
いじめられた子どもの心は傷ついています。また、周りから責められたり、無視されたりした結果、「自分が悪いんじゃないか?」「自分なんていなくてもいいんじゃないか?」と疑心暗鬼に陥っていることも多いです。そんな状態で、さらに親から「努力が足りない、お前が悪い」などの言葉で責められると、子どもが安心できる場所がなくなってしまいます。

3)心配しすぎたり、パニックになったりする
親が動揺したり過剰な反応を見せてしまうと、子どもは親に心配をかけまいと、一人で問題を抱え込むようになります。

それでは、親として、傷ついた娘、息子をどう励まし、どうサポートすればよいのだろうか?

「傷ついたお子さんは、励ましの言葉や温かい言葉も拒絶するかもしれません。自分で何とかしようと焦っているかもしれなし、できることはやり尽くし、“これ以上どうしろというんだ”と頭を抱えることもあるでしょう。こういう状態の人をサポートする際、気をつけたいのは、“子どもの言動で、親自身が傷つかない”ということです。親は、“子どもが苦しんでいるのにどう助けていいかわからない、役に立てない”と感じると、その苛立ちを思わず子どもに向けてしまいます。親はいつも冷静に…。子どもが家庭でどんな様子を見せたとしても、まずは落ち着いて対応することが大切です」

「親が心理的な子離れをし、子どもの意思を冷静に聞けるよう、心の余裕を持つことが大切」と語る那賀氏。いじめが原因で子どもの視野が狭くなっている時、冷静な目で見直すことこそが親の役目であるという。人はいじめを受けている時、孤独感や疎外感、自己否定を強く感じるので、親や家庭が安心感や安らぎを与えられるように気を配れば、子どもはきっと、一人で抱えているつらい思いを、家族に伝えるはずだ。

母子の見つめあい、そのとき脳内では何が起きている? 金沢大、世界初の知見を発表

2016年11月03日 | 新聞や雑誌の記事
金沢大学・子どものこころの発達研究センターの三邉義雄センター長、菊知充教授、長谷川千秋博士研究員らの研究グループは、大阪大学・大学院工学研究科の浅田稔教授らの研究グループと共同で、「自閉症スペクトラム障害」の幼児とその母親が見つめあっている最中の脳の活動を調査し、世界初となる知見を得たと発表した。

「自閉症スペクトラム障害」は、対人関係やコミュニケーションの発達障害が主な症状で、自閉症、アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害などが含まれる。有病率1%前後という高さであるにもかかわらず、発症者の脳機能や反応については不明点が多い。

金沢大学には、世界で唯一となる、親子同時測定が可能な脳磁計(脳神経の電気的な活動を直接、正確かつ高精度に捉えることができる装置)が設置されている。

研究チームは、これまで調査の困難さから、親子が見つめ合っているときの脳の活動についてほとんど調査、研究がなされていないことに注目。見つめあうことによる双方向性の交流は、子どもの社会性の成長に重要な役割を果たしていると考え、4~7 歳の自閉症スペクトラム障害の幼児13人とその母親 13 人を対象に、脳の神経活動を記録した。

その結果、重度の幼児では、見つめあうことで生じる脳の反応が低下しており、その際、母親の脳の反応も同時に低下していることがわかった。さらに、反応が強い親子では、見つめあい中の母親の頭の動きが子どもの頭の動きに追随するようなパターンが多いことも確認されたという。

研究チームは、見つめあい中に起きる脳の反応には、自閉スペクトラム症の特徴が反映され、母子間の関係性も反映されていることを示しているとしたうえで、現在研究中の健常児の子どもとその母親の調査結果と合わせ、社会性をはぐくむ療育の開発につなげていきたいとしている。

なお、今回の研究は、親の関わり方が自閉スペクトラム症の原因になっていると示すものではない。発表は、2016年10月10日、英科学誌Nature 系列のオープンアクセス科学誌「Scientific Reports」に掲載された。

試験が苦手な子が知らない「点を取る仕組み」

2016年11月03日 | 新聞や雑誌の記事
【質問】
中学2年生の娘を持つ母親です。娘は素直な子ですが、どうしても学校の点数が取れません。テスト勉強は1週間前からやり始めますが点数につながらないようなのです。毎回のテストで同じようなことが起こっているため、最近ではやる気も失ってきています。塾には週2回行っていますが、それほど点数につながっているようには思えません。何かアドバイスをお願いします。
(仮名:吉岡さん)

■塾に行っても成績が上がらない子たちに共通する原因

 【石田先生の回答】

 吉岡さん、ご相談メールありがとうございます。お子さんは塾に週2回行かれ、1週間前からテスト勉強するなど地道に努力しているものの、点数が取れないということですね。

 実は、このような事例はたくさんあります。「塾に行っても成績が上がらない」「テスト前の勉強をしっかりやっているのに点数が取れない」という声はかなり多いのです。筆者の経験では、中程度の成績をとっている子どもたちの中では、このようなことが頻繁に起こっているようにも感じます。

 このような場合、個人個人に詳細かつ的確なアドバイスをするとなると、十人十色の対応が必要なのですが、実は多くの場合、共通した原因があるのです。それを知らずにいると、「塾へ行けば成績が上がるだろう」とか「一生懸命勉強すれば成績があがるはずだ」という幻想を抱くことになります。では、その共通した原因とは何かといいますと、それは次のことなのです。

 「点数が取れるメカニズム(仕組み)を知らない」

 つい先日も次のようなことがありました。知人の息子さんが偏差値で日本有数のトップ私立中学へ合格しましたが、高校1年生になった現在、学年の下位の成績しかとれないということでご相談がありました。そこで私は次のことをお尋ねしました。

尋ねたのは、3つのこと

 1. 英語、数学、国語、理科、社会の各科目の日常の勉強方法と、テスト前の勉強方法はどうなっているか

 2. テスト前のスケジュールはどのようになっているか

 3. どの程度のレベルになりたいと思っているか

 以上3点を30分ぐらいで確認しました。すると驚くべきことがわかりました。いくら“勉強しても点数が上がらない勉強方法”をとっていたのです。もともと勉強が出来ない子であれば、勉強方法を知らないだろうということは想定できますが、日本有数のトップ私立中学に合格している子がこのような状況であったのです。

 なぜこのようなことが起こるか。理由は簡単です。これまで塾がやってくれたからです。塾のカリキュラムに合わせて、塾の言うとおりに素直に従っていれば点数が取れていたのです。その後、受験が終わり、今度は自力でやっていく状況になると、途端に困ってしまうのです。それまで蓄えた知識で対応できる間は、多少成績は維持できますが、ストックがなくなり、新しい知識や考え方が必要となると、点数が落ちていきます。勉強は、多少の個人差こそあれ、点数が取れる仕組みがあり、それに沿えば点数が取れますし、沿わなければ取れないという、はっきりとしたものなのです。

 その子には、チェックが終わった後、各科目の日常の勉強法と、テスト前の勉強法のそれぞれを教え、スケジュールの立て方、そしてモチベーションの話とあわせて、3点セットで話をしました。するとその子は驚いていました。はじめて聞いたというのです。これまで塾がやってくれたことでしょうが、今回、方法論を知ることができたと大変喜んでくれました。

 実は、この子に限らず、これまでも同様の生徒を何人も見てきました。とにかく勉強が嫌いだったり、勉強ができない子というのは、点数が上がるメカニズムを知らず、ただ何となくやっているだけで、無駄だらけの方法なのですね。

 吉岡さんのお子さんの場合も、おそらくそれに当てはまるのではないでしょうか。お子さんの勉強方法が間違っている可能性が高いでしょう。

 では、ここで正しい方法を示してきましょう。当然ながら、この方法はこれまで実証してきたひとつの方法で、成績が上がった実績もありますが、唯一絶対のものではありません。相性が合う、合わないもあるでしょう。ただ、こういう方法もあるということで、参考にしていただけたらと思います。

■定期テストの勉強法

 1.テスト勉強の期間

 通常、中間テストは1週間前から、期末テストは10日前から試験勉強します。もちろん全国にはさまざまな学校がありますから多少の差はあるでしょうが、一般的にこれで十分です。なぜ、1週間前で可能なのかといえば、平常期における勉強と、テスト期間における勉強が上手にリンクしているからなのです。ただし、試験1週間前でも部活動があるなどイレギュラーなケースはさらに前倒ししてスケジュールを組む必要があります。

テスト期間中に数学を勉強しているならば…

 2.平常期(通常)は何をするか? 

 テスト期間中に数学を勉強している生徒は、一般的に定期テストで全体的に良いパフォーマンスを発揮できないといわれることがあります。筆者にもその実感があります。なぜなら、数学は問題集の繰り返しを前提としており、量も他教科に比べ多く、とても試験前の1週間ではこなしきれず、また仮にこなせたとしても他教科の記憶系の科目に費やしたほうがいい時間まで食ってしまうからです。

 そのため、数学を平常期にコツコツをやっておくことが、定期テストでその他の科目も含め高得点をとるためには必要なことなのです。数学については平常時に3回やっても間違える部分を集めておき、試験前はそれのみを覚えていくという方法をとるといいでしょう。

 3.テスト期間のスケジューリング

 テスト勉強期間は全部で3つの段階に分割します。

第一段階:教科書の音読、ノートまとめなどの全体をまんべんなく体系的学習する段階
第二段階:自分でテストしながらインプットする段階
第三段階:最後の確認テストを、前日に行う
 この3段階を中間テスト前7日間、期末テスト前10日間で、それぞれ分割して行なっていきます。それぞれの段階の比率は3:2:1くらいがいいでしょう。

 4.各科目の勉強法

 各科目の勉強法も、効果的なものがそれぞれにあります。紙面の関係上、すべての科目について詳細に書くことができませんが、大方次のように考えておいてください。

 文系科目では第一段階で音読・黙読作業を必ず行う(外国語や古典は音読20回、現代語で書かれている文章は黙読5回)。新出単語や新しい知識のインプットを第一段階でやる生徒がいますが、これは、努力の割には点数に結びつかないという現象が起こります。非常に多くの生徒は単語や知識を覚えることから始めるため、いつまでたっても点数に結びつかないのです。

 問題集は3回転させることが原則で、2回目以降は間違いのみを解くのがいいでしょう。

■テスト勉強のやり方を見直すだけで

 当たり前のことですが、興味がないことに対しては、人間は繰り返さないとインプットはされませんね。それにもかかわらず、問題集を1回解いただけで終わりにする人が多いのです。それでは点数はとれませんね。1回しか解かないものだから、問題集に答えを書いたりしますが、これは論外です。

 以上の点を参考にされて、一度、テスト勉強方法を見直してみてはいかがでしょうか。

 「そんなことをしなくても私は〇〇という方法で点数を取ってきた」などさまざまな意見があるかもしれませんが、筆者の経験上、上記のようなやり方で勉強すると点数が上がる可能性が高いと思います。