今日は、五日市のふちだ楽器で、
「ベートーヴェン ピアノソナタの旅(後編)」がありました。
前回のお話がとてもよかったので
今回もどんな話が聞けるか、とても楽しみにして行きました!!
ハンマークラーヴィアは、なかなか聴く機会がないのですが、
全楽章の演奏でした。
実は、このハンマークラーヴィアは
よくわからなくって…。
と思っていたら、先生が
「ピカソのゲルニカが理解できないのと同じように、
この曲はよくわからなくても大丈夫です。」
と言われました。
あまりにスケールが大きくて、
わかりにくい作品です。
ベートーヴェンの精神性を
理解することで
ピアノソナタの演奏がより深いものになる、
強弱の記号などそういうものにとらわれず、
自分で考えて、演奏しなさい。
というお話でした。
確かに、どの作曲家もそうですが、
思想、時代背景、風土などなど、
様々な背景が理解できていないと
その作品は、薄っぺらいものになってしまいますよね。
特に、ベートーヴェンは、
後の時代の作曲家が、
いろいろな曲の一部分をモチーフとして、作曲していたくらい
(はっきり言うと、パクりです。)
様々な作曲技法を生み出した作曲家です。
そのような作曲技法に加え、
一つ一つのソナタが物語であり、
作品の中には、狭い了見ではない
思想が語られています。
このようなお話を聞いて、
ベートーヴェンのソナタを弾くときは、
より深く考えられるようになりました。
今は、ラフマニノフで手一杯ですが、
ベートーヴェンのソナタも
練習しつつあるので、深く考えて演奏したいです♪
まだ、あとバッハとショパンと、
モシュコフスキーのエチュードも仕上げなければいけません…。
音大入試の課題曲は3曲だったけど
それより2曲も多いので、
大変です!
締め切りが決まっているわけではないので、
少しずつ仕上げていくことにしてます♪