ことりのあしあと

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<口腔崩壊>子供の虫歯、貧困で悪化!? 放置続出、医師「全国調査を」

2010年03月22日 08時14分18秒 | 子ども
<口腔崩壊>子供の虫歯、貧困で悪化!? 放置続出、医師「全国調査を」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20100321ddm041040056000c.html
貧困によって、受診がなかなかできないがために、
子どものうちに、衣食住の生きる基本の「食べる」を
阻害されてしまう状況がこの社会にあるのか・・・。
住も衣も、もちろんだけれど、体を育てる食に及ぶと、限界線を越えたような気がする。

歯医者さんは、治療のために繰り返し通う頻度が
内科問うの病院よりも多いため、虐待が発見しやすかったり、
子どもが歯科医になれて、心の悩みを打ち明けることが多いと、
歯科医の方にきいたことがある。


気付いた歯科医の方々が、その調査に乗り出したことはすごいことだと思う。
調査そのものもすごいことだけれど、
気付いた時に、適切に対応できるソーシャルワーカーにつなげる力を持てるかどうか、
最近の社会の状況や、見聞きする周囲の状況は、
そこに最後の解を求めているように感じる。

ソーシャルワーカーが数多必要な社会だけれど、
ソーシャルワーカーってどこにいるのだろう、まずそこからつまづいてしまう。

細分化されていて縦割りの行政の既にあるケアサービスを
どこまで手元にひきつけて利用できるかは、
そのソーシャルワーカーの力量にもかかるわけだけれど、
もしも一般の人たちにでも、その一人である私にも、
そのすべてが一見してわかるような、メニュー表、プログラム表のような
すべての人たちに開示されるようになっていればいいのに。


「社会が子どもを育てる」、とは、つまりこうやって
気付いたひとりひとりの歯科医さんたちのように、ひとりひとりのアクションからはじまる。



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