むむちゃんの保護者会でした。
二年生最後の保護者会。
この一年の子どもたちの成長を、先生と親と、順にお話する。
むむちゃんの、この一年の成長は…?
即答。
なんと言っても、食べられるようになったこと。
食べるのが遅い、
苦手なものが多い、
食べられる量が少ない。
給食も、家での食事も、長く静かな戦いだった。
この一年少しずつ、苦手なものが減り、苦手だけど食べられるものが増えた。
「ぷうちゃんは早く食べられていいなぁ」と涙声で呟いていたのは、微笑ましい思い出話になった。
ご飯をおかわりをすることも、度々ある。
なんだか、頼もしい。
食べるのを克服するにつれて、
脱・いい子。
不満、不服を表現できるようになって、
最近は、手加減なくぷうちゃんをやり込めたり、
取り合いのけんかもしょっちゅうする。
口をとがらせて、納得しかねる、承伏しかねる、という顔もする。
おねえちゃんなんだから、、、と言わずに
どうなだめるのか、毎回ひと思案。
だけど、そんな風に素直に気持ちを表現する姿を見ると、
どこかホッとする。
がんばって、いい子でいるよりも。
去年と今年では、私の仕事の仕方の変化を主に、
生活の環境も、リズムも、大きく変わった。
以前から、安定感抜群のむむちゃんだけれど、
自らの内側に向けても、
いっそう線が太くなって、たくましくなった一年だったのではないのかな。
1年生、2年生と持ち上がりのクラス、持ち上がりの担任の先生も、
4月には変わる。
保育園時代、保育園のリズムの一定した生活に助けられて、
子どもたちは育ったなぁ、と思っていたのと同じように、
小学生のこの2年間もまた、中身は違えど、学校の安定した生活に助けられ、
むむちゃんは育ったなぁ、と感じる。
安定した時間の上で、友だちとのいい関係、先生への信頼を
乗せることができた巡り合わせに感謝。
いや、本当に担任の先生に恵まれた、とつくづくと思う。
学校という場で初めて出会う先生が、むむちゃんが手放しで大好きになれる先生で良かった。
あと一ヶ月か。
一ヶ月したら、また新しい環境。
むむちゃんに不安はかけらもない。
私の方が、ちょっと腰が引けているくらい。
残りの一ヶ月、楽しく過ごせますように。
校庭で一輪車を乗り回すむむちゃんの小さな姿に、祈りをこめる。