goo blog サービス終了のお知らせ 

ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

雨の午後、ふりこめられて、レポートを書き続ける午後 ~メンタルヘルスについて考える

2011年11月19日 21時17分39秒 | 日記
今日の午後は、池上本門寺の
「アースピースフェスティバル」に出かけるつもりでいました。
http://honmonji.jp/00index/index2.html
朝からの雨、お昼には強くなってきたので断念。
雨脚はどんどん強くなり。。。

おとなしく家ごもり。
11月30日締切のレポート7本。
この週末に半分を終えられなかったピンチだわ、
と思っていたので、これはこれで正解の、雨天なのです。

そして、真面目にがしがしと書き続けて、
残すは、あと1本。
がんばりました。
そういうわけで、ひとやすみ。

精神保健について書き続けた午後。考え続けた午後。
あれこれ調べたりしながら、見つけたサイト。
厚労省からのサイトですが。

知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス総合サイト
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/index.html
若者を支えるメンタルヘルスサイト「こころもメンテしよう」
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/
発達障害情報センター
http://www.rehab.go.jp/ddis/
働く人のメンタルヘルスポータルサイト「こころの耳」
http://kokoro.mhlw.go.jp/

レポートを書きながら、こうしたサイトとも出会いながら
どうしてフツーに生活していて
こんなにも心に負荷のかかる今なのだろう。
そんな時代を、環境を、社会を、
作り出してしまったのだろう。
ふつふつと、そんな思いが。

この中では、たぶん、
どの人も、その人も、この人も
なんだか、とても疲れて、とても必死に、
いまを、生きて、生きのびている、
と感じても不思議はない。
いや、たまにそんな風に、感じるときがあってもいい。
たまに、では、ないことが、たぶん、とても、たいへんなこと。


あっけらかんと広がる青空を、
ぽかんと見上げて、
あぁ、気持ちがいい。
今日も気持ちがいい。
ステキな今日だ、と思いながら、生きられたら。
そんな日々が、誰もにおとずれる明日を
祈る。願う。夢見る


祈りも、願いも、夢も、胸に抱いたら目指すものだから、
立ちどまっていられない私になる。
まいったなぁ。
レポート、課題設定は平板な割に、教育効果が高すぎる。

11/17-18 小川糸『あつあつを召し上がれ』新潮社2011.10.30 角田光代『彼女のこんだて帖』講談社文...

2011年11月19日 05時01分48秒 | 日記
小川糸の新作。

食べ物にまつわる小説の短編集。
あぁ、相変わらず、文章が下手な作家さん。

どうして、ごつごつとあちこちでつまづいてしまうような
文章を書くのだろう・・・。
読後感は悪くないのですが、食べてる最中に
剥きそびれた皮を噛んでしまうような、
クリームの中の小麦粉のかたまりを口に見つけてしまうような。
素材はいいのに、残念。

たまたま小川糸の次に読んだ
角田光代の文庫も、
まったく同じテイストの食べ物にまつわる短編集。
短編なのだけれど、登場人物が少しずつ重なって、
編まれていく。

ひっかかるところがなく読めてしまう。

いや、それにしても、なぜ、今年遭遇する小説は、
食べ物にまつわる物語が多いのだろう。
食べることは、生きること、
生きることは、物語を編むこと。

そして、そんな小説に招きよせられている私の中にも、
食べることへの敬意が、
少しずつふくらんでいるからだろうか。

そして、今度は葉付き大根です。

2011年11月18日 18時28分26秒 | 日記

先日、葉付き人参を手に入れてほくほくしていたら、
今度は、葉付き大根。
立派な葉っぱがついている。

むむちゃんとぷうちゃんは大喜び。

勤め先の生徒さんの農場実習からのいただきもの。
うれしいいただきものです。

みずみずしいので、一本もさっと食べてしまえる。
持ち重りするためか、なかなか持ち帰る人がいないので、
何度もいただいてしまう。

作り手のわかる、
土に植わっていた様がわかる大根。
あぁ、ありがたいです。

読書日記11/16-17 江國香織『金平糖の降るところ』

2011年11月18日 17時26分23秒 | 日記
江國ワールドの住人には二とおりいる。

留まり続けて動かないことを意思する人と、
恐れることなく動いてゆく人と。

だから、読み進めながら、
留まり続けるはずの人が、動き始めると、
驚く。

なので、読みながら、
動き始めないで、と願う。
動くのは、心だけでいて、と。
そこにドキドキし、そこにハラハラして、
結局、とどまったことに安心して、
ホッとする。

それなのに。
裏切って、あっさりと動き始めしまった。
不意をつかれて、グラリと世界が揺れる。
油断していたがために、不安が増大する。

どうして、どうして、どうして動いたの。
動揺したまま、混乱したまま、読み進めていく。
そして、ホッとできなまま、終わった。

読んでいる間、ずっと不安にかられていたので、
読み終えた時に、ちょっぴり泣きたい気持ちになった。

迷子の不安を抱えたまま、
連れてこられて、
知っている場所には、戻ってこれた、
子どもの気持ち。

読書日記11/14 森絵都『異国のおじさんを伴う』

2011年11月18日 15時23分17秒 | 日記
森絵都の短編集。

へんてこりんなタイトルに、一瞬ひくのですが、
内容は、小分けにされたお菓子をつまむような、
小さく心を充たしていく物語たち。

ぎゅっと胸をしめつけたりはしない。
ふ、っと、にやり、と、笑いたくなるような
おとし方をする。

そう、人の暮らしは、日々の暮らしは、
大きなどんでん返しではなく、
小さなおどろきやはっとすることの刻みから成る。

短編集という本の性質には、小さな刻みをつづる方法がよく似合う。