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ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

本えらび、はずしてばかりの、ここ数日。さて、次、何読もう。

2011年12月09日 15時56分45秒 | 日記
どうやら心が乱れているようで、
読ませる本、読まれたい本に出会えずにいるここ数日。

読みかけで、棚に返してしまった本が数冊かさなる。
むむむ。
ここにきて、本選びのスランプです。

守備範囲をちょっと広げてみようかな、
とチャレンジしてみたり、
旧知の作家さんの再掘り起こしをしているから。
と、思われます。

途中で書棚に返す本はもうきっぱりサヨナラできていいのですが、
読んでいて、イライラしながらも、最後まで読み終えずにはおれない
しょうもない作品にとらわれた日ときたら、、、。
読み通してなお、読み始めたことを後悔したりして。
それだけではなく、書かれた内容で心を揺さぶられたりもして。

本に対して、活字に対して、
吟味の感度はあがっているはずなのに、
読むに際してのガードは下がってしまっているようで。

変な本、読んじゃったなぁ。
口直しに、何読もう。。。

地下鉄を乗り越し、うめちゃんに会う。「今日はいいことあるよ~」

2011年12月08日 11時30分52秒 | 日記
本を読んでいて、地下鉄を一駅乗り越す。
出勤時間ぎりぎり。

あわてて戻って、遅刻を回避できたとわかるところまでたどりつき、
ふっと息を吐く。

空気が動き、声がふってくる。
「おはよ~、今日はいいことあるよ~」
あ、うめちゃんだ!

「うめちゃ~ん、今日はちかてつのりこして~」
と、なさけない声を出すと、
「今日は、いいことあるよ~」
と、もういちど。

バイバイと、手をふる。

ほっとする。
ほくほく、する。

だいじょうぶ。
きっと今日も、だいじょうぶ。

初参加、同期たちとの鬼怒川温泉旅行。

2011年12月04日 13時20分01秒 | 日記


卒業して、細く長く続く同期会。

お花見、忘年会、飲み会に、
旅行が加わったのはいつからだろう。

子どもたちや、仕事や、病気や、で
幾度もの機会を逃して、今回ようやく初参加。

行きの車中でおしゃべりしながら一緒に旅行するのは10数年ぶり、と気づいたりする。

母たちの同窓会の旅行を
年をとっての楽しみ、良いじゃない、とか
思って眺めているわけだけれど、
おんなじなんだな、と、しみじみ思う。

たっぷり振り返るほどの歳月を重ねてきたわけではないけれど、
共に過ごした場所から離れ、
それぞれに紡いできた時がある。
短い旅の時間は、ひとりひとりの糸を掛け合わせて、
私たちの歴史を編む時間のようでもあった。

雨に振り込められ、
温泉地の温泉地らしい閉じ込められ方に身をまかせ、
宿泊先の大きな温泉ホテルの中でゆったりと過ごした。

お湯を楽しみ、お散歩を楽しみ、お料理を楽しみ、ホテル内の雰囲気を楽しんで、ゆるりと過ごす。

お腹いっぱいで、たっぷり温泉につかったあとの
部屋飲みでは、早々に沈没。
みなのおしゃべりの声をBGMに、気持ちよくまどろむ。

安心して眠りに落ちる寛いで過ごせる仲間として醸成されてきた私たち。
かけがえなき、気安さを有するこの関係を築いてきたひとりひとりの小さなつとめに、
ため息をつくように感謝。

今朝は青空。
たっぷりと眠れた朝、空がまぶしい。

読書日記12/1,2 三浦しをん『舟を編む』『仏果を得ず』

2011年12月04日 12時49分43秒 | 日記
たまたま、ほんとに、たまたま、
バッグの中に三浦しをんが二冊。

三浦しをんの本も読むのははじめて。

辞書を編む『舟を編む』も、
文楽役者を描く『仏果を得ず』も、
いずれも「これ」を見つけた男たちの物語。

恋人は二番目、と、
言わせる、設定はキライではないけれど、
対して、子どもがいちばん、二番は生業、三番が恋人と、相方の女性は言うわけです。
女性たちはちょい役でしかないのだけれど、
そのリアリティゆえに、揺るがぬ存在感がある。

「これ」を決められた潔さが
わかりやすくて清々しい。
妬ましく羨ましい。

そして、キライではない。
そんなふうにシンプルにあれたら幸せだろう、
そんなシンプルに身を添わせるセンスはないので、
無いものねだり。

あ、そういえば、この感じ、
子どもの頃、キャプテン翼を読み、サッカーにいそしんでいた弟に対して抱いた妬ましさに似てる。

年末の世相のあわただしさに翻弄されそうになる12月、
超然とわが道をゆく時間を過ごす小説は
心の安定に良さそうだ。

季節がら、一度挫折した三浦しをんの『風が強く吹いている』も読んでみようか。
箱根駅伝の見方も変わるやも知れぬし。

紅い葉と黄色い葉舞い、秋去りぬ

2011年11月30日 15時58分58秒 | 日記

学校には大きな樹がたくさんある。
学校には花や樹や草や土や、ついでに水もたくさんある。

今年は季節のうつろいを、
日々の中で感じられることがとても増えた気がします。

振り仰ぐと、銀杏並木は黄色に輝きながら、葉を散らしています。
そして、あちこちに紅い葉たち。

今日で11月は終わり。
年末、年度末。
今年の終わり。
今年度の終わり。
いちねん、ひとまわりを
ひしひしと、ざぶりざぶりと感じる季節に入ってゆきます。