お昼に唐戸にもどり、ホテルに預けた荷物を受けとり、車で綾羅木にある中山神社に行く。観光地ではないので誰もいない。ここは中山忠光という人を祭った神社だ。この人は幕末の尊王攘夷の公卿だったが、天誅組の義挙という事件で長州に逃れたものの長州藩の俗論党により19歳で亡くなった人だ。実は、私はその人には興味は無く、ここに共に祭られている「愛新覚羅社」を見たかったのだ。愛新覚羅というのは中国清朝皇帝ラストエンペラーの一族のこと。戦前の満州国の皇帝でもある。その弟の溥傑という人の記念品や写真が宝物殿に納められている。
次に、近くにある下関市立考古博物館を見学。市立だが想像以上に立派な博物館で、しかも無料。発掘された土器や、発掘風景のジオラマ、野外には古墳や竪穴住居もある。
そして、ここから新下関駅へ。レンタカーを返し、駅の中へ。暑かったが幸い雨に降られなく、懐かしい人々にも会え、見たい物も見ることができ、とても充実した3連休でした。・・・・山口篇終わり