大学院に合格したとはいえ、まだ入学手続きをしていない。
書類はウチに来ているのだが、息子はアパートに住んでいて、なかなか書類を書きに来ない。
昨日は強制的に帰らせて書かせようと思って電話をしたら、「今日もバイトがあるから…」と息子。
「じゃあ今日はバイト終わったら迎えに行ってあげるから帰って来て。何時に終わるの?」
「今日は11時までだと思う」
遅っ。
まあ居酒屋のバイトだから仕方が無いが。
夜中に迎えに行くのは面倒くさいし寝落ちしそうだけど、サッサと手続きをしないと提出期限が近づいている。
「わかった。じゃあ11時に行くから」
「あ、でも、お客さんが少ないと、早めに店を閉める時もあるから、終わったら電話する」
「うんわかった」
ということで、昨夜は息子からバイト終わったという連絡を待っていた。
しかし、テレビを見ながらぼーっとしてたら、いつの間にか眠ってしまっていたようだ。
スマホの電話が鳴って、ハッと目が覚めた。時計を見たら11:00になってしまっていた。
「もしもし…終わった?」
「あ、いや、それがね、まだ終わってない。今日はまだ遅くなりそう」
「えー、そうなんだ。じゃあもう明日にしよう。明日アパートに迎えに行くよ」
と、いうことで、今日アパートに行って息子を連れてきた。
聞けばなんと昨日は、いや、昨日というか今日、午前3時半にバイトから帰ったと言う。
店を閉めた後、賄いを食べ、そのまま自然に店長やバイトの人と飲み会になったそうだ。
それでアパートに帰ったら午前3時半だったそうだ。
慣れない居酒屋のバイトは大変そうだが、優しい店長で、帰りはよくお弁当を持たせてくれるらしい。
「来週は横浜に行くんだから、絶対コロナにかからないように予防を徹底してね。お店に迷惑をかけないように」
と言うと、息子はこんなことを言った。
「そうだね。その前に宮城にも旅行に行くし」
「え?」
「宮城の○○温泉に、大学の友達5人で卒業旅行して来ることになった」
チョ待てよ。
なんとまあ来週の息子のスケジュール、夜中までバイト、翌日もバイト、翌日に宮城、宮城、翌日に横浜、横浜、翌日バイト、というハードスケジュール。
飲食店で働いていながら立て続けに旅行。
えー?ホントに大丈夫なのだろうかー