先週から新しい女性職員が入った。
派遣でフルタイム勤務。
昨年秋から冬にかけて、あんなに次々に派遣職員を切ったのに、結局また派遣を入れるということは、経営が回復してきたのかな。
確かに何気に利用者さんが増えている。
だったら私の平日の勤務時間を戻して欲しい。
たった3時間はあんまりだ。
まあ、とはいうものの、新しい職員は入浴介助もするようだから、私は何も言えないか。
先週、私が利用者さんを送迎する際、その新しい職員の人も補助についた。
利用者さんである子ども達の家を覚えてもらうためでもある。
新しい職員の名前はYさん。
子ども達を家に送り届け、Yさんと話をしていたら、なんと私と同じ年齢ということが判明。
久し振りに同い年の知り合いが出来た。
Yさんも私に対していっきに親しみを持ったらしく、いろいろと話をしてきた。
ここに来る前に派遣で働いていた所は老人ホームや高齢者デイサービスで、本当に人間関係で嫌な思いをしてきたと言っていて、それは私も経験してきたので共感できた。
しかも私と同じ一人暮らしらしいので、
「じゃあお子さんは独立してるんですね?」
と聞いた。
すると、
「いえ、私は結婚したことが無いです。両親がなくなり、実家で一人暮らしをしているんです」
と言った。
「そうなんですね」…
聞かなきゃ良かったのかなと思ったが、気にしてる様子もなく、どんどん自分の話をしていた。
家族のことや、これまでしてきた仕事のこと、資格も頑張って取ったことなど。
「仕事」に関しては自信に満ちている雰囲気。実際、「介護の技術は自信がある」と言った。
こうしてこの人は強く生きてきたんだろうなあと思った。
ただ、ちょっと気になることもあった。
私が運転していると、
「ああ、こっちより近い道があるから違う道行った方がいいですよ。今度教えます」
とか、狭い道から広い道に出る時、車が次々に通るのを待って安全なタイミングで出ようとしているのに、
「はい、今ですよ、今出て!」
と指示してきた。
そういうのは正直困る。
人を乗せてる時は、慎重に慎重を重ねて運転したいし、もっと近道があると言われても、私が慣れた道で行きたいのだ。
しかも同い年だけど、一応入ったばかりなんだから、そこは少し遠慮してもらいたい。
そして会ったばかりなのに、「LINE交換しませんか?」と来た。
「そのうち職場のグループLINEに入ると思いますよ」
と、やんわりいったん回避しておいた。
その後も私の送迎車の添乗で付いたが、今度は苦手に思っている職員が居る、と話をし出してきた。
Yさんが苦手だと思っているその人は、私としてはまったく気になったことがない人だったのだが、Yさんの話を一応は聞いてあげた。
だが、それだけに留まらず、この前は職場で私にヒソヒソと話してきて、その場面を他の職員に見られてしまった。
同い年なのは嬉しいし私に親しみを持ってくれたのも嬉しいけど、そういうのは困るなあ。
そんな中、昨日は数人の子達とジブリのカルタをやっていたら、Yさんが現れたのでカルタに誘った。
するとなにやらYさんの様子がおかしい。
いやおかしいっていうのもおかしいが、カルタの前に座り込み、無言ですごく集中し出した。
なんだか遊びという感じではない。
そして読み手が読み出すと、すごい勢いで取ってくる。
或る子が、「なんか圧を感じる」と言ったが、まさにそれ。笑
そうして飛び入りでカルタに入ったのに、Yさんが1番取っちゃった。私はビリ。
なるほどこのYさんは、相当な負けず嫌いで、自分に自信を持って生きてきた人。
それだけに、LINEを教えるのはやっぱりちょっと怖いかも。