おしゃべりな金太郎

2016年10月14日 | 日記
たった三日しか来ないで辞めていった人の代わりに、同じ派遣会社から新しい人が入った。

「○○といいます。よろしくお願いします」

と、私に会うとキチンとあいさつして深々と頭を下げた。

深々と…て、下げすぎだよ笑

90度を大幅に越えて、体を折り畳むように上半身めいっぱい下げていた。

「私もまだ先月から来たばかりなんです。同じ派遣会社ですよ。よろしくお願いします」

と、ほんのちょっぴり先輩ヅラして私もあいさつをした。

今度入った人は三十代初めぐらいだろうか。

おかっぱ頭に眉毛の立派な濃い顔だ。

あれ?どこかで会ったような気がする。初めて会った気がしない。

誰かに似てる。

ええと。。

あ、そうだ。

金太郎だ。

まあ、私は金太郎に会ったことはないが。ていうか金太郎は実在してないのだが。

とにかく横にデカい女版金太郎だ。

て、それは失礼だろ私。


その後、私は部屋で利用者の子供達を
待っていたら、金太郎が私の横に座ってペチャクチャとしゃべり初めた。

「私、車を運転しないんでバスなんですよぉ。帰りが暗くて停留場まで歩くのが大変で、でも私のお母さんが懐中電灯を二つ持ってるから一つ借りてきたんです。LEDだけど電池があまりなくて、まあ交換すればまだ使えるから大丈夫なんですけどね、まあでもこれから冬になると雪が…」


おいおいおいおい!誰かこの金太郎止めてくれ!

そのあと子供達が来ても、今度は自分のお姉さんが大学病院の看護師をしていて今妊娠中でとか話を続けている。

知らねぇよ。おーい、なんだー、この金太郎ー、見かけも中身も強烈キャラだぞー













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