今日は、バスで二時間半の沿岸地域まで、友人二人と8年振りに会って来た。

本当はこの地域に、もう一人友人が居たのだが、あの日、震災の犠牲になってしまった。
8年前、私達は亡くなったその友人の行方を知ってる人はいないか、避難所を探したものだった。
結局何も手がかりが見つからず、、遺体は誰が引き取ってくれたのかわからないでいた。
でも、その友人が住んでいた地元の交流館に、震災で亡くなった方一人一人について綴られた資料があることがわかり、今日三人で見に行って来た。
そして、分厚いその資料をめくると、
あぁ…
と、思わず声が溢れた。
私達のその友人の名前と、懐かしい凛とした顔の写真。
他県出身のご主人の実家で引き取られたことを確認した。
震災ではそのご主人も犠牲となった。
ご主人の名前と写真もあった。
優しそうなお顔。
つくづく、あの震災がなかったら…と悔しい。
あらためて、安らかに。これからもずっと忘れないからね。
