LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ロールスロイス・ファントム1927(メーカー不明)

2011年03月18日 15時09分46秒 | キット入手
買い物も自粛なんかしませんよ。
といっても、これはヤフーオークションの落札品ですけどね。

落札したのは震災の直前でしたが、届いたのは震災後。このところ、宅配便はかなり時間がかかるようですが、定形外郵便で迅速に発送していただいたおかげで、さほど待たされずに届きました。出品者様に感謝。

ホワイトメタルの1/43キット、1927年型ロールスロイス・ファントム1のパークウォード・ツアラーです。かなり古いモノのようで、もちろんエッチングなんて気の効いたものは入ってません。箱は別のキットのもののようだし、説明書にもクルマの名前しか書いてなくて、メーカーが判りません。

↑車体の主要部分はバラバラで、合わせもよくなさそう。というか、左右フェンダーをどうやってフレームに接合するのかが全く判らん。ダボもなんにもないんだもの。上の写真はただ並べて上屋を乗せてあるだけです。プロポーションが良いのかどうかも判らないぞー(笑)。

↓ホイールはメタルの一体モノですが、スポークの間はちゃんと抜けてます。一部に湯の流れてない所がありますが、カバーをかけちゃえば見えないので問題無し。この年代のクルマは、カバー付きもまた風情があってイイですからね。
足周りのパーツは、マッチボックスのイエスターイヤー・シリーズをメタルキット化したみたいな雰囲気です。



↓内外装の小物パーツ。畳んだ幌のカバーや、リアシートを覆うトノーカバーもついてます。幌を畳んだ状態の方がカッコ良いかも。ヘッドライトのレンズは無く、透明接着剤を流し込め、と説明書に書いてありました。when dry they look like glassっておいおい(笑)。



↓おっと、パーツが2個写ってなかった。いっぱいあって並べるの忘れてました。
グリルとガソリンタンクです。グリルはニッケルメッキかなんかしてあったみたいですが、錆びて白くなってますが、磨けばなんとかなるでしょう。



↓説明書はウェスタン・モデルズのにちょっと似てますが、それにしてはモールドが粗っぽい感じです。ほぼ同じクルマのキットがK&Rレプリカスからも出ていますが、シャシーのパーツ構成が違っていて、どうやら別物のようです。ファインキャストだったらホイールがブラスのエッチングのはずだし。ダンハウゼンのプランビーズ・インターあたりかな?
どなたかご存知でしたら、ご教示ください。



↓実物はこんな感じ。キットの方は、エンジンフードのサイドパネルにルーバーがありませんが、アウトラインはほぼ同じみたいです。この時代のクルマは、メーカーはシャシーだけ作って、内外装はコーチビルダー任せの単品製作ですから、ディティールは1台1台違っているのが当たり前。まあ同じパークウォードのツアラーなので、オオスジはこんな感じです。
いかにも初期のロールスらしい、華美さのない実用車然とした佇まいが、実に魅力的。



このキット、一昨年に作ったティン・ウィザードのアウトバーン・クリエールみたいに、ディティールアップはせず、各部の合わせと塗装をピシッとやって仕上げたら、モダン骨董的なイイ雰囲気のモデルになるのではないかと思うのです。
落札価格も信じられないくらいに安かったし、いい買い物でした。






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1 コメント

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お買い物。 (ミゾロギ)
2011-03-19 09:19:25
北澤さま、私もブログも更新して模型を作っています。こんな時こそ明るいニュースを発信したいものです。

雑誌も作り続けますよ。次はロータスですので仕込み中。
ロータス40とコルチナが完成して、今は47を作っています。
世界に2台しかない47Aの実車オーナーのかたのご協力で、製作快調です。

私は、トランぺッターのファルコンを注文しています。模型屋さんでも、お客さんけっこう来ますよと力強いお言葉。がんばれモデラー。
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