BMW3.5CSL（マルイ1/24）

次の製作にとりかかる前に、買い物報告を。
先日ヤフー・オークションで入手したキット。往年のマルイの名作です。

1976年モデル大賞受賞、とありますから、私が中3か高1くらいの時にリリースされたキットなんですよね。もう34年くらい前のキットってことですよ。このブツ自体は「限定再販品」と明記してありますから、80年代末か90年代初めくらいに再販された時のロットでしょう。
中古絶版キット専門店で買うと最低でも5000円くらいしますが、落札価格2000円というお得な買い物でした。競り合いもまったく無し。ありがたやありがたや。

当時は私はレーシングカーにはまったく興味無かったので、このキットは出来が良いのは知っていたけどスルーしてました。つーか、なんで普通のCSクーペ出さねぇんだよ、って文句言ってたくらいでね。今じゃハコのレーサーは大好物ですが。



↑ボディは30年以上前の金型とは思えないくらいシャープです。プロポーション最高！さすがはマルイ。
CSLは後期のリアフェンダーがドカーンと出ている奴とか、ド派手なシルエット・フォーミュラのCSLターボとかの方が人気あるみたいですが、私はグループ2初期型のこの控えめなブリフェンが一番好きなんですよ。ハコのレーサーはロードカーの面影が強く残っている方がカッコいいと思うのです。
しかし、けっこうデカいクルマです。実車は全長4630㎜もあったんですね。レースでは重量のせいでポルシェ911にやられっぱなしだった、ってのも判りますな。



↑シャシーとホイール。さすがにモーターライズで、サスペンションの再現とかは無いけど、インテリアが上げ底じゃないってことだけで当時は「スゲェ！」だったのよ。
ホイールはピッカピカのメッキですが、モールドはとてもクッキリしてます。メッシュの穴は抜けてないけど、メッキ落として塗装で仕上げたら、かなり良さげ。



↑クリアーパーツがすごく透明度高くてキレイなのも驚きです。ウィンドウは厚みはあるけど、さほど気にならず。ヘッドライトもしっかり透明レンズです。麦球入れて光らせろ、と。
このキットよりも後で出たタミヤの320iでも、ライトはまだメッキパーツですからね。当時のマルイの立ち位置が判るってもんです。



↑内装、外装などのパーツ。テールライトが透明パーツじゃなくてこっちに入ってることなんかは時代を感じますが、ロールバーもあればダッシュ上の補助メーターもあるし、消火器やペダル（ちとデカいけど）もきちんと再現。
驚くのはシートベルト（のバックル）がパーツ化されていること。76年のキットですぜ旦那。



↑内装バスタブ。ドア内張りは真っ平らですが、何も無いよりはずっとマシ。センターコンソールのスイッチボードもちゃんとしてます。
リアシートがあったあたりは高くなってて、この下に電池が入る、と。まあ組んじゃえばさほど気にならんでしょう。



↑デカールは割れたりしてないので、もしかしたら使えそうな気配。ダメなら白かシルバーでロードカー風にしてもイイかと。
これ、どこのレースの個体か明記してないんですが、87番ってのは実在したらしいです。ワークスカーがこのフェンダー形状でレースに出てたのは74年までだと思うんですが、どこぞで勝ったクルマなんでしょうか？

ちなみに、箱書きは「3.5CSL」ですが、このクルマの正式なホモロゲ名は「3.0CSL」。市販モデルには3.5CSLという名称はありません。
グループ2仕様は、73年には3.3リッター、74年以降は3.5リッターのエンジンを搭載してますが、車名はレースによって3.0CSLだったり3.5CSLだったり。
googleの画像検索だと、3.0だとロードカー／レースカー問わず海外のサイトの実車の写真がいっぱいヒットしますが、3.5だと国内のミニカーの画像が大半だったりします（笑）。でもミニチャンプスの品名は3.5になってますねえ。ま、どっちでも良いけどね。
デカールの心配があるので、このキットはあんまり寝かせておけないですね。なるべくさっさと作っちゃう予定。

ところで、今月からツイッターなるものを始めてみました。登録はもうずっと前にしてあったんだけど、忙しくて放ってあったんですよね。
あっちは主に雑誌ネタの進行状況なんかをブツブツやってるんで、こことは毛色の違う内容になってます。よろしかったらご覧くださいな。ハッシュタグ#Littlewheelで検索かけると、模型関係のつぶやきが見られます。