LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ジャガーXJRーS(4)

2013年04月19日 10時44分15秒 | モデルカー製作記
ボディとシャシーの下拵えも一応終わったので、今回は足回りです。

アレザンのキットに入っているタイヤはシリコンゴム製で、形があまりよろしくない上に、サイズも小さめです。これと同じ奴のメーカ完成品を見たことがあるんですが、足元がかなり貧弱な印象でした。
まぁそもそもこのキットのタイヤ自体は、劣化して硬くなり油を吹いている状態で、もう全く使いものになりません。

↑そこで、例によって自作と相成りました。素材はいつも通り黒ABS。12㎜の丸棒から旋盤で削り出しました。ロードカーなので、トレッド面には0.5㎜ピッチで縦スジを入れてます。
外径は15㎜で、キットのタイヤよりも直径で1.5㎜拡大しました。内径はホイールに合わせて9.8㎜。ホイールサイズもちょっと小さめな感じですが、レジンのインサートがちょっと自作したくない形状なので、インチアップはあきらめました。太さは5㎜で、これは元のタイヤと同寸です。
サイドウォール面は旋盤でブン回しながら800番のペーパーをかけ、さらに柔らかいワイヤブラシで放射状に磨いて、ゴムの風合いを出したので、塗装はせず、このまま使います。



↑前輪シャフトはネジ穴部分にプラ棒で軸受けを増設。後輪の軸受けはシャシーに開いた穴でしたが、車高調整がしやすいように穴の下側を切り飛ばして溝に改造しました。ホイールアーチとタイヤの中心が一致するように、プラ棒を入れてシャフトを押さえています。



↑車高はシャコタン一歩手前っぽく。Rですから、これくらいワルっぽい方が良いのではないかと。トレッドはツライチというほどではなく、タイヤがフェンダーから0.5㎜くらい引っ込んでいる感じ。80年代のクルマですから、こんな案配の方が時代感があって良いんじゃないかな。



↑普通に見る角度だとこんな感じです。なかなかカッコ良いぞ。微妙に似てないっぽいところも、もうほとんど気になりません。やっぱりクルマのカタチになるとテンション上がるなぁ。



↑細かいパーツの養生も終わりました。ミラーには0.5㎜の洋白線で足をつけています。リアウィングは足を着ける余地がないので、今回はイモ付けしか無さそうですね。左右端の形がリアフェンダーとなかなか合わなくて、ちょっと削り込みました。



↑塗装に備えて、超音波洗浄機で水洗いしました。洗剤を使わなくても離型剤や油分が落ちるらしいので、敢えて水だけで洗ってます。これで本当に塗装に問題は起きないのか? 
結果は次回のお楽しみ。

そうそう、前回書いたエンブレムのデカールですが、届いてみたらジャガーの顔のマークは入っていませんでした。ジャガーのエンブレム自体は入っていたんですが、四角の中にJAGUARの文字があるタイプ。ウーム残念。じゃあやっぱりエンブレム無しでいくのか? ま、ちょっとそのあたりも考えてます。つーかFacebookでは一足先に公開しちゃいましたけどね。


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