ジャガーＸＫＳＳ（３５）

ついに完成一歩手前まで来ましたよ。って本題に入る前に、ちょっと宣伝をば。

このたび、手持ちの1/43の作品の一部を、処分することにしました。もうあんまりいっぱいあり過ぎて、飾りきれない状態なんですよ。
私のコレクションの対象は主にロードカーとそれをベースにした競技車両で、純粋なレーシングカー（特にフォ－ミュラカー）には、実はあまり興味がありません。でも、個人的な技術の維持のためには、そういうジャンルのものもある程度作る必要があります。雑誌の作例としての依頼もありますしね。

あまり興味の無いジャンルとは言っても、クルマには違いないので、どれもきっちりと手を抜かずに作ってあります。ただ、このブログでやってるみたいなディティール・アップや作り込みは、あんまりやってないモノがほとんどです。
そういうこともあって、通常の注文製作よりもはるかにリーズナブルな価格で放出しちゃいます。キット代やアクリルケース代（なんとサービス！）を考えると、相当お得ですよ。
現在、F1を4台出してありますが、ほかのジャンルのものも含めて、どんどん追加していく予定です。よろしかったら、おひとついかがでしょうか？

当ブログのサイドバーの「ブックマーク」上から2番目の「model car factory LITTLEWHEEL」をクリックしてファクトリーの扉ページに飛んでいただいて、左上の「ナビゲーション」の「アウトレット販売」をクリックして下さいませ。
ご来店をお持ちしております！

以上、宣伝でした。

さてさて。
今回はフロントフードのリリース・ハンドルと革ベルト、テールのスペアタイヤ・リッドのハンドル、ライセンス・プレート・ランプを取り付けました。

↑フロント・フードのリリース・ハンドル、ヤケにとんがったカタチになってますが、これ実は虫ピンの先っちょを曲げてブッ刺したもの。根元の丸い部分はアルミパイプを輪切りにしたものです。
展示会で不意打ちに作品に触ろうとする無礼なヤカラの指先から流血させるための武装、ではもちろんなく（笑）。実物も先がシュッと尖ったカタチをしてるんですよ。
最初は洋白線の先っちょを削って作ってたんですが、ある程度尖らせた時点で「あれ？こうゆーのいっぱい持ってたよね」と思い当たりました。
一応先端はペーパーで丸めましたが、けっこう尖ってます。触ると痛いよ。

その横の革ベルトは、汎用エッチングを探してみたんですけど、なかなか良いものが無く。XKSSの革ベルトって金具が独特のカタチなんですよね。で、結局残り物にちょうどイイのがありました。
モデラーズのシートベルト・セットに入ってるセンターバックルのうち、四角い奴。その台座部分のエッチングです。ベルトを通すスリットの部分を切り取って四角く成型すると、ただの長方形になりますが、これがベルトの根元の留め金具にピッタリなカタチ＆大きさ、なのですよ。

↓フードが開閉するので、当然ベルトも上下に分かれます。ホンモノ通りにするなら、フードを開けた時に上からベルトの先端が垂れ下がらなくてはいけないんですが、まあそこまでするのは無理っぽいので、止めた状態を上下2分割にして、フードを閉じた時に中央のバックルが境目にかぶさるようにしました。
バックルもモデラーズのエッチングの残りです。ベルトはKA-MODELSのシートベルト・セットのビニールベルトを使いました。



↓リアエンドのハンドルも虫ピンですが、こっちはフロント・フードの奴よりもちょっと太いのを使っていて、根元のリングは無し。
その後ろのライセンスプレート・ランプはメッキを剥がしてメッキシルバーで塗装しました。先端部分が一見レンズ部のような造形ですが、実は発光部は下側のみで、バックランプの機能はありませんから、全部メッキシルバーでイイのです。
取付けは接着シロが非常に小さいので、0.4㎜の洋白線でアシをつけて、しっかりと固定しました。



あとはライセンス・プレートとリベットの残りだけ。次回、ついに完成、かな。