♪ウクレレ&ハワイアンバンド飯田 -Goo ブログ

ハワイと日本の曲をやっています

アンサンブルを考える~曲の表現

2019-04-17 | 日記

『音楽を考える』

今は亡き現代音楽の作曲家、江村哲二さんはこの本の中でおっしゃっていました。
クラシック音楽というのは西洋の民族音楽みたいなもの。
日本人に何となくなじみが薄いのは、日本語で歌う演歌のノリとは違うからだと思います。
フジコ・ヘミングという人は日本人が好きな演歌調に弾いている。
演歌調というのは少し極端なたとえかもしれませんが、彼女はメロディがガシッと大きくあって、そこに和音がペタッとくっついているような弾き方をしています。



ショパンの“別れの曲”
ユーチューブでフジコ・ヘミングさんの 🎹を聴くことができます。
クラシック音楽の原則どおり、メロディと和声とが渾然一体となって聴こえる仲道郁代さんの 🎹も聴くことができます。
私は仲道郁代さんの弾き方が好きです。



ハワイアンにも演歌調があります。
ハワイアン大御所の「エイミー・ハナイアリイ」、彼女のCD『ハワイアントラディション』収録“Hale’iwa Hula”などは、とてもコブシがきいたエイミー節です。
親しみやすいという人もいますが、私はヤシの葉が風にそよいでいるような🌴ハワイアンがいいな。
念のため、エイミー・ハナイアリイさんはコブシばっかりではありませんよー(^^♪



仲道さんがドビュッシーの“月の光”を弾きながら解説をされていました。
ここは暖かい南の島、波がチャップチャップしています。ヤシの木なんかもあります。
恋人同士が月の光を浴びながらこの曲を聴こうとしているなら、こんな弾き方です。🎹
ここは雪がしんしんと降るとても寒い雪国です。月の光が刺すように地表に届く光景では、こんな風に弾きます。🎹
仲道さん、すごい。

今後の練習予定(時間は14:00~17:00)
★4/17飯田市松尾公民館/第1会議室、4/24お休み
★5/1お休み、5/8・15・22・29飯田市上郷公民館/206号室
音楽好きの方お待ちしています。お気軽にお越しください。