房総族

team房総族since2006の釣行記録・・・・たぶん随時更新予定なんだけど・・・・・ここんとこ毎週更新してるヨンピル

8/8~11 むらちん高知アカメ釣った【3】

2015年08月14日 00時05分26秒 | むらちん

むらちんです




8/11(火)



朝、風呂上がりに休憩スペースでゴロン

今回の釣行では毎日風呂に入る様にしている

やはり風呂に入ってサッパリすると、多少は疲労回復できてる気がする

ま、もっとも硬い畳の上じゃ腰の痛みはとれないが・・・・





ぐっすり眠った

起きたのは5時頃

8時間近く眠ってたことになる

起きてあたりを見回すと、俺の守備範囲を多少過ぎている女と目があった

俺をみて笑みを浮かべている

この日、高知の町はよさこい祭りで盛り上がってる

全国からチームが集まり、よさこいの踊りを披露する大イベント

踊りというよりは、ダンスバトル大会みたいな感じだ

 ♪よ~さ~こ~い
 ♪よ~さ~こ~い

そんなフレーズが耳に残る昔の曲と現代曲をミックスしたものにあわせて老若男女がダンスしまくる

ちなみに、よさこいとは、夜に来いという意味らしい

よさこい用のメークをして着飾った女たちをこの風呂屋でも朝にみかけた

テレビでは昼間だけでなく深夜もこのダンスバトルが放送されている

俺に微笑むこの女、誘ってんのか?

確かに祭の時は男も女も開放的になる

燃える

たぎる

盛りあがる

アカメが釣れなくて凹んでる俺にモーションかければイッパツでなびくとでも思ってんだろうか

だとしたら、必ずしも間違いではないかもしれない(笑)

確かに俺は釣れなくて凹んでる


もう一度女と目をあわせてみる

今度は女は恥ずかしそうに目をそらす

もう一度思考を組み立てなおす


そうか!

わかった!

女は俺がずっと仰向けにゴロンしてたのを、俺が起きる前から見ていたのだろう

俺は寝てる時に何となく自覚してたから、気がついたらできるだけ横むいてゴロンするようにしてたんだが・・・・

まあ仕方がない

相当疲れが溜まってるから思うように身体を動かすことはできない

ましてや眠ってる最中なんて他の目なんか気にすることなんてないからな

俺、仰向けで寝てる最中にずっとテント張ってたみたいだ(笑)

仕方ないよ、成人男性だもん

こういうのってセクハラとかになっちゃうのかな

とりあえずこの場を離れよう

寝起きのおぼつかない足取りでそそくさと風呂屋を出てゆく俺

もうこの風呂屋にはしばらくは来まい






今日でアカメ釣行も最後

深夜0時を回ったら帰る

それがリミット

今回の連泊アカメ釣行が大人計画なら、釣れなくとも計画通り立ち去るのが大人というものだ

深夜0時、それまでがアカメを狙える時間



さて・・・・

どこへアタックかけるべきか・・・・



もう一度アカメについて情報を整理してみる



アカメの最盛期は8月

アカメの最も釣れる時間帯は22時

アカメはチヌが大好物らしい

アカメは昔はチヌボンボンみたいなのをボトムズル引きで狙うひとが多かったらしい

アカメは大型魚だからボトムに着いてるらしい

大型魚は得てしてあまり動かずに、自分の近くにやってきたベイトのみを捕食してる

アカメにルアーをみせるときはデッドスローが効くらしい

アカメを専門に狙ってるひとはこの辺りではあまりいないらしい

この辺りの地元の同業は、たいがいチヌかヒラスズキなんかを狙ってるみたいだ

こんな感じ





と同時に、今まで俺が経験してきた事柄についても整理してみる



釣れる場所にはベイトが集まる

釣れる場所にはひとが集まる

潮が大きく動く時間帯にはひとが集まる

けど、案外潮が動かない時の方が人的プレッシャーがないぶん釣れる

昨今、レジャーが多様化したがため、釣り業界全体としてはあまり盛り上がってなく逆に廃れつつある様だが、局地的に一部の釣りでは釣り人口が増えている

例えば旧江戸川や荒川などのシーバスなんかがそうだ

雑誌なんかでよく取り上げられるルアーは最初は良く釣れるが、だんだんと魚の方からも見飽きるからだろうかわからないが、そのうちたいして釣れないルアーとなってしまう

そこに居るはずなのになかなか釣れない魚には、その魚が見たことがないであろうと思われるマイナーなルアーが効くことがままある

釣り業界自体としては最近ビッグベイトのブームを仕掛けてるように見受けられるが、だがやはりプレッシャーの掛かってる場所では小型ルアーの方が釣りやすい

俺はチヌはバイブの高速巻きでしか掛けたことがないが、チヌ専門に狙うひとたちは落とし込み釣りで狙うのが一般的

落とし込み釣りとは、上から落ちてくるものに反応し易いチヌの特性にあわせた釣りのこと

チヌと同じ生息域にいるらしいアカメも、チヌをみて学習して、同じ様な喰い方を覚える個体もいるかもしれない

オグルの橋脚撃ちってのもアカメメソッドとして存在するらしいから、案外漁港のキワをフォールで狙うのも良いのかもしれない

アカメ用にラインはピーイー2号にリーダーはナイロン50ポンドを基本的に使っているが、もしかしたらミノウオサイズでない限りは、このラインだと太過ぎるのかもしれない

ミノウオがヒットしてくれれば確かに嬉しいが、それよりも何よりサイズはどうあれアカメという魚を釣ってみたい

ラインのサイズを落とした方が良いかもしれない

人間でもそうだが、大人になると視力が落ちるが、若いうち子どものうちは視力が良いし、わりと細かいところに注意がいくものだ

小さくても良いからアカメを捕りたい俺には、やはりシーバスタックルが良いのかもしれない




18時から最後の望みをかけて堤防に立った

夕マヅメの下げ

立ちたい箇所に先行者はいなかったんで、ここで存分に攻める

オグルやブットビクンやメタルジグを遠投してからのズル引き

ロッドは寄せるパワーのないシーバスロッド、パームスショアガン

もしミノウオがきたら、アワセを入れた後にすぐテンションを抜こう

ラインはピーイー1号でリーダーはフロロ16ポンド

陽が沈み、やがて暗くなってゆく

ベイトは岸近くに平べったいヒイラギぽいやつがいる

あとは打ち込み続けていればそのうちヒットするんだろうか?

いや・・・・

今までだって撃ち込み続けてたけど結局ダメだったから今回もダメなんじゃないか?

・・・・

いかん・・・・

相当弱気になっている

疲労もピークに達したということだろうか

てか、腰が痛い

バッグを肩に掛けてるのがすでに苦痛

タモは当然足元に転がしたスタイルでないとキツい

バイブの高速巻きすらまともにできないくらいだ



もう・・・・終わりだね



まだ時間は20時

高速深夜割りが適用される深夜0時まではまだ時間がある

少し休憩したあと、昼間に下見をしておいた新規漁港へ行ってみることにした



真っ暗な漁港でオグルをセット

岸壁のキワに落とし込みながら釣り歩く

しばらくやってみた

・・・・ダメだ

けど、とりあえずは考えついた釣り方でいちおうは攻めてみたという多少の満足感は得ることができた




もう帰るけど、最後にもう一度堤防をやって時間調整してから帰るとするか



再び堤防

もうこれで何度だろうか

引き上げていく同業とすれ違った

こんばんはと挨拶はするが、

俺の方から、 どうでしたか? なんて訪ねることはない


穏やかな海

下げ止まりの海

流れはない

同業はもう誰もいない

ときおりパチョンッと小さく水面が揺れる

ただ単にベイトが戯れに跳ねてるだけなのか?

マメシーバスの捕食がだいがいこんな感じだ

タモは重いから車に置いてきた

バッグも重いから足元に転がして置いておく

ビータ80、エリテン、マメシーバス専用のビータ60を投げる

もはや立ってること自体が苦痛なので、座り込んでキャストしている

当然ルアーは飛ばない

表層はダメか

下の層か・・・・

じゃあと、シンキングに改造したマメシーバス専用ミノーを投げる

沈ませる間にタバコに火でも点けようかとポケットを探るが、ライターを車に忘れてきてしまったようだ

このミノーを回収したらライター取りに行こう

バッグもロッドも置きっぱなしで取りにいっても平気だろう

どうせ誰もいないしな



・・・・・?!



何かヒットした!



とりあえずゴリ巻きで寄せてしまえ

どうせマメシーバスだろう



寄せてきたところで抜き上げ!

・・・・できない!

てか、体高のあるシルエット!

アカメかよっ!?

・・・・マジすか!?

このタイミングでアカメかい!?

こちらに気づいてエラ洗いを何度かするアカメ

一度はバラしたかと思った

だが極力静かに静かにいなして
パワーのないパームスショアガンでいなして寄せる

堤防下へ降りてゆき、震える手で偽オーシャングリップを差し込み

捕獲完了!





決して大きくはない

サイズ自体は57センチ

けど、シーバスの80アップと同じくらいの存在感

何よりもスタイルが超カッケー!!

噂どおりミノーを丸呑み

さすがにもう無理だと思ってたから喜びもひとしお



ありがとうアカメ


もっと大きくなって、今度はミノウオになってからまた俺に釣られておくれよ



やはりこの堤防にこの夜にきて正解だった

 ♪よ~さ~こ~い
 ♪よ~さ~こ~い

頭ん中、テレビでみた祭のメロディーがリフレインする



さすがはオモテナシ県、高知

とことんモテナしてくれる

今夜はサイコーッ!!


と大声で叫ぶ俺

ま、頭ん中で叫ぶだけだがね

大人だからね





ま、こんな感じでここのメソッドらしきものを見つけ出したような気にはなったが、もうこれ以上はルアーを投げることはせずに終了






この後、0時を回った頃帰路へとついた

約850キロの復路を、途中4度の休憩をはさみながらも、10時間10分の新記録で走破し、無事に旅を終えたのであった




ちなみに、何度か睡魔に襲われたが、そんな時は運転しながら歯磨きすると案外効果的



信じるか信じないかはご自由にってな感じだがね





ちなみに、着てた服は潮吹きまくり



こっから本物の塩を生成するなんて案外簡単にできそうな気がするんだが・・・・

ま、生成できたところで料理に使おうとは思わないがね(笑)




最後に・・・・

アカメ釣行に関して、昨年10月にいろいろと心構えを教えて下さったヒデさんをはじめ、現地でいろいろと教えて下さったコテツさん

また、現地で親切に教えて下さったみなさん

本当にありがとうございました

おかげさまで、良い思い出ができました

いつになるかわかりませんが、次回はミノウオサイズを目標に挑戦しにいくかもしれません(笑)




   ・・・・おしまい

 

 


アカメ遠征メモ

高速行き17710円
高速帰り15850円
ガス代金19929
ガス量138.1リッター
走行距離1965キロ
燃費14.8キロ

 

エアコン、ガンガン使ったから5月の遠征んときより燃費悪いね



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