kirekoの末路

すこし気をぬくと、すぐ更新をおこたるブロガーたちにおくる

愚痴と小話

2007年09月30日 12時58分56秒 | 末路話
文字を使う人間は、まず文字の意味を知らねばならん。並べ立てた言葉は立派なれど、その意味を理解せず、書を読み、文を書き、知を気取り、知らずの内の我を放ち、他人の反感を買うのは愚かなことだ。だがそれを知ってもやってしまうのが人間の性(サガ)か…@kirekoです。


>若干俺独走主義、自慰的、フェティッシュな記事
ちょっといつにもまして傲慢で、変な事を書いているので
「お前の文章の語り口が気に入らん!」ってな人は見ないほうがいいです。
あと多大な手前味噌ですいません的な内容が含まれているので
そういうのも嫌いな人は見ないほうがよかです。

あとあと関係無い人の独断独見分析もしちゃってるんですが
それは自分一個人の分析なので、気を悪くしたら本当すいませんです。
もし気を悪くしたら↓の土下座で許してください。





↓↓では覚悟のある人だけ読んでくだされ↓↓

















>最近衰えたのか自信が…
ブログ内で居なくなってた数日間を思い出して、若干自信喪失したので
それを補うために、時間もあったので自分の短編と長編シリーズを
見直す意味も込めて、パラパラと一気読みしてました。
それで、物を書く身分として感じたのですが、色々な諸説あれど
好きなジャンルと得意なジャンルは違うんだなぁと思いました。

http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/c/c1fb5e3ef216c716c76d3a4f4f4653e2

今書いている英雄百傑は架空の時代背景で始まる、架空戦記という
オリジナルの話を展開でき、なおかつ趣味として好きなジャンルなんですけど、
読み直すと結構荒っぽい状況描写があったり、人物の特徴や時代の風俗の設定を
余り作りこんでいないためか、説明不足の部分が多々存在していて、
前に作ったアウトブレイク小説より、緻密という意味では
状況描写が下手になったなあとも感じました。
ガチガチの設定で自由度が少ない分、展開が固まっていて文に迷いがないのか…。

http://blog.goo.ne.jp/kireko1564213/e/f32d7be564b51424d06bcbe3b5156875

まあ、それとは反対に、固定台詞を用いて
数人が競って書いた短編の旅路なんかは、自分としては一番苦手なジャンルの
恋愛ものだったのですが、今読むと割りと完成度が高いような感じがしました。
思えば全てが一人称の主人公達の内面的な一人芝居という、見る人によっては
情景描写を事欠いた大味なものを書くのが、この時初めてだったかもしれません。
ただ大味であるその分、心情の動きが表しやすく、余計な文章がない分すっきりと主人公達のキャラクターを付けることができたのは、読んでいて良かったなと思いました。


やはり書くもののジャンルの好き嫌い得意不得意よりも、
書く時の時間のかけ方やこだわり、その時の心理状況にもよるんですかね?
それとも自分が好きな物は世間的に特殊なのか…うーむ。

まあ今回、自分が書くものを読み返してわかったのは、
その文体が余りにも独和的説話的というか、文として無味無臭すぎて
読む人の理解がないと読めないなと感じたのは、ちょっと反省点でした。




>勝手に周りの文章を分析
大変失礼な話なのですが、ちょっと気持ちを落ち着かせる意味もこめて
悪辣非道の批評家気取りの好き嫌い評定を独断でしてみたいと思います


■ライクアシャーク、コマンダー氏

≪参考≫
http://blog.livedoor.jp/commander_rp/archives/cat_50029286.html
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Pen/3701/STRS/index.html

≪すげえ!と思った≫
コマンダー氏の小説の全てに当てはまることなのだが
文に非常に無駄が無く、要所抑え以外の描写を書かないため
読者の想像や空想を掻き立てる部分が多く、全体的にすっきりとして
スリムな形であるため読みやすく、台詞や立ち回りも難解なものが余りなく
始まりと終わりがしっかりしてるため理解しがたいといった事柄が少なく感じる。
複線の配置や展開云々よりも、構成力が優れており、一回一回の話の
区切りの良さは特筆に値する点といっていいと思う。

≪あんまり?と思った≫
急激な展開、起承転結で言うところの『転』の部分のカットインや
淡白な台詞動作に読み落としが多く、「これ」という印象的なシーンの深さが
余り無いような感じがした。この名シーンといわれて背景は思いつくのだが
動作を促がす特徴的な台詞や、リアルな登場人物の描写は弱いような気がした。


■破天荒ボーイ、ギゴロ氏

≪参考≫
http://home.interlink.or.jp/~nobuakim/shosetu/shosetu.htm

≪すげえ!と思った≫
一手、また一手という連鎖的な場景描写が非常に上手い。
また、出るキャラクター全ての造形が一変通しのあるような部分があるが
簡潔でわかりやすく、放つ台詞一つ一つが素晴らしい。
特筆すべきはキャラ同士の掛け合いによる、予見もできない
唐突なギャグ路線に読者を引き込ませる文章力だ。
突拍子もない設定など、独創性に溢れ、どのキャラをとっても場面場面で
映し出される、キャラクターの魅力が十分引き出せているのは羨ましい限りだ。

≪あんまり?と思った≫
外面的には完璧なキャラクター描写だが、心理描写が余り得意ではない?様子。
台詞によって心理の揺れ動きが、ギャップとして楽しめるのは良いことなのだろうが、ちょっと作者の意識が浮き出すぎてて、内面心理の動きが、ひどく幻想的というか、現実味が無いような…。
あとごくまれに場景描写がクドいと思われる一面も…。


■王道パーソン、ドリム氏

≪参考≫
http://www.geocities.jp/ronburi/text.html
http://drim.blog61.fc2.com/blog-category-8.html

≪すげえ!と思った≫
展開的には王道ヒロイズムや鬱屈、屈折した主題のものが多いが
昨今の場当たり的な場景描写にとらわれず、小説としては王道、
独創的世界を文面に映し出す、詩文に似たキャラの感情表現が素晴らしい。
特筆すべきは説明的な描写の妙と、場面の引き際、手加減の上手さ。
どちらかといえば突出した設定は少なく、終始の強さでいえば
王道的な展開が多い設定や情景描写だが、一旦噴出した感情を表に出す時の
表情の動きを説明的に捉えるのが非常に上手い。

≪あんまり?と思った≫
全体的に印象的な文章の強弱というか、起伏の部分が弱い。
オチへの複線や、目を見張るような行動が、終盤に連続的に偏るためか
一回一回のお話の広がり、平素一場面のパンチの弱さが目立つような気がする。
あとは心理描写を表すのに、表情意外の描写が余りないのが残念かな。







小説を書いている周りの著名な人をピックアップして書いたが
今、この批評している文章を読み返しても好き嫌いの話だよな、これって。
おそらく技術的な部分で言えば自分のほうが劣っていると思う
コンプレックス的なところが「すげえ!」と思ったところなんだろうな。

…ふう、さて、今から土下座の練習するか。