ハンバーグ博士の回答@kirekoです。
>拍手レス
わしは、ハンバーグ博士。
ハンバーグについて日夜研究しておるハンバーグ愛好家じゃ。
今日は、ハンバーグの表現について、挽肉目安箱に入ってきた意見を
ハンバーグ好きの見地から追っていこうと思うぞい。
21:54 怪人三面相です。せっかくなので、軽い気持ちでハンバーグな描写を。
ハンバーグ博士じゃ。よろしく頼むぞい。
怪人三面相くんのハンバーグ描写とやらを見せてもらうぞい!
21:55
ファミリーであることを捨てたあの日に、もうここには来ないと誓った。中年男性独り身には、あまりにも高い敷居だ。「お客様、肉汁が跳ねますので、ナプキンを」「かまわん。俺は肉汁を浴びる覚悟だ」ソースが飛んだ。熱い。白いワイシャツがモダンな水玉模様に変身する。だがそれすら、どこか誇らしい。「相変わらず、ひどい味だ」俺はその最低ランクのハンバーグに悪態をついた。涙がにじんだ。家族が、向かいの席で笑っていた。
いきなり世知辛い、悲しくも面白い表現じゃな。
博士は生まれてこの方、独身貴族を貫いているが、
この男が食べたハンバーグの不味さは、家族を失った涙の味だろうか。
ううう、ハンバーグの味はもしかしたら美味しいのかもしれんが、
旨味を求めるハンバーグ博士としては悲しいのう。
しかし、ハンバーグを介した、ドラマティックな表現じゃな。
目を惹くところは、「肉汁を浴びる覚悟」「モダンな水玉模様の変身」じゃな。
味に比べて、ガツガツ食ってる感じが出てて良いぞい!
21:56 以上でジャスト200字です。ええ、求められているのはこういうことではないのだろうとうすうす感じはしたのですが。うすうすかーい。(つっこみ。
美味しさに関しては余り語られてないが、これはこれで
ハンバーグを上手く使った良い表現だと思ったぞい!
これからもよろしくたのむぞい。
21:58
夢にまで見た、極上と噂のハンバーグを堪能した。それは程よいとろみの肉汁が口一杯に広がったかと思うと、すりおろし人参ベースで仕上げられた特製ソースがこってりとしたとろみを程よく中和し、何とも言えない甘辛味を味蕾に沁み込ませてゆく。砕き甲斐のある肉の抵抗感が一層私の食欲を促進する。荒めのミンチは、まるで私の味覚を試す様にいつまでも口腔内に留まっていた。しまった、火傷をしている事に今頃気が付いてしまった。
極上のハンバーグを食べるという表現じゃな。
五感に訴える表現は、なかなかハンバーグという物質を知っている感じを受けるぞい。
表現は、「美味いものをただ美味い」という食いしん坊万歳というよりも、
三ツ星レストランのグルメ道楽的な書き方で、とても上品じゃな。
美味し過ぎて急いで食べると、口の中が火傷することは良くあるのう。
なかなかそそる書き方じゃった。
↑word換算でギリ200文字でした。
ハンバーグの感想文になってしまった気がします。悲しい。
掌編のよい勉強方法を教えていただいた気がします。
ありがとうございます。
色んな書き方があって当たり前じゃから、こういう書き方もあって良いと思うぞい!
ハンバーグに関わらず、自分の信じる描写を実践あるのみじゃ!
>ここからはハンバーグ記事コメントから
次はコメントレスじゃ!
■一読者くん
俺は彼女の作ってくれたハンバーグをちょうどほおばったところだった。しかしこれが酷い。とにかく不味いのだ。噛むたびに挽き肉がポロポロと分離し、つなぎの小麦粉はまったく役に立っていない。まるで親父が定年退職になってこれからどうしようかと思案にくれていたところ、女房がいきなり離婚届を突きつけてきた……そのくらいバラバラな食感なのである。こんなやるせないハンバーグは初めてだ。俺は彼女と別れる事を決意した。(完)
美味いハンバーグの描写もあれば、不味いハンバーグの描写もある。
描写一つで美味そうにも不味そうにも見えるハンバーグは、
まさに長い長い人生のように山あり谷ありじゃ!
「ハンバーグのつなぎ」を「定年退職と離婚」と捉えた、比喩表現が面白いのう。
どれだけボロボロだったんじゃろうか。
博士個人としては、別れるなんて悲しい事を言う前に、
彼女にハンバーグの美味しい造り方の一つでも伝授したいところじゃが、
「やるせないハンバーグ」という言い方から察するに
きっと殺人級のハンバーグだったんじゃろうなあ。
■葛城炯くん
ハンバーグにも2つ在る。1つは焼くヤツ。もう一つが煮るヤツだ。所がだ…… この星の長耳ウサギってのは煮ることも焼くことも出来ない。何故って? ヤツらは俺の思考回路にシンクロし、見た目の姿を変える。しかもバニーガールにだ。さらにはえらく可愛い。想像してみろ。草原にひょっこり顔を出すのがバニーガール。当然ながら四つん這い。挽肉にする以前に掴まえられない。結果として言えばだ……俺は草を食べている。
ハンバーグの話から、とんでもないところに派生したのう!
見た目がバニーガールなら、確かにハンバーグが好きでも、挽肉にすることもできんぞい!
なんというハンバーグ愛好家キラーな生物じゃ!
ハンバーグの美味さ云々より、その前提の話がメインじゃが
ぶっ飛んだ話が見所で、なかなか想像力をかきたてられる話じゃな!
■志内炎くん
そもそも帰ってくる予定ではなかった部屋のキッチンで、チンと音を立てたコンビニのハンバーグ弁当。蓋を外すと、湯気がいかにも作り物の匂いを撒き散らす。のっていたはずのチーズはどこにいったのか見当たらない。温めすぎたのか。
今頃「子羊のなんたらかんたら」あたりを食べていたはずの私はまたもや彼の仕事の前に幻と消えた。思いっきり突き刺してかぶりついた肉に、
「塩分効き過ぎよ」
と鼻を啜りながら文句を言った。
チーズは何処にいったのか、うーん、気になるのう!
ハンバーグ+チーズというゴールデンコンビ、
カロリーとたんぱく質の半ば官能的な出会い、競演じゃな!
ハンバーグ愛好家としては、なかなかポイントが高いぞい!
後半食べているのは、ハンバーグなのか子羊のなんたらかんたらなのか
凄く気になるのじゃが、なんだか最期のは不思議なドラマ性を感じるぞい!
■毎日チェックしている人くん
お腹が空いてしょうがない。腹を睨みつつ来たバスを見ると、運悪く満員だった。なんとか身体を押し込めたものの、乗った途端腹が鳴るのではないかという恐怖感が私を襲う。
一人冷や汗を掻いているところへ、なぜかいい匂いが立ち込めてきた。匂うだけで口に広がる甘酸っぱい香り。かすかに匂う焼かれた牛の肉。
きっとハンバーグだ。
一瞬想像してしまったのが悪かったのか、満員のバスの中、大きな腹の虫が響き渡った。
ハンバーグ愛好家としては、憎々(肉肉)しいほどわかる話じゃ!
しかし、この主人公は凄いハンバーグ愛好家じゃのう!
甘酸っぱい香り(おそらくソースの匂いじゃな?)と焼いた牛肉の匂いだけで
それをハンバーグだと認識し、嗅ぎ分けられるとは……ただものではないぞい!
空腹を誰かに知られると凄く恥ずかしいんじゃが、
それでもハンバーグの匂いを嗅いだら、たまらないのが
ハンバーグ愛好家というものじゃ!
>総括
予想以上にハンバーグ自体より、ハンバーグがキッカケの
「ハンバーグ物語」の話が多くて、面白かった&おなかすいた。
しかも表現も書き方も人それぞれやっぱ違うんだな、なんてのもわかって
一挙両得というか、意外とハンバーグサイドストーリーは短編に使えそうとか思ってしまったなあ。
くっ、どいつもこいつもやりおる。
※たくさんのご参加、ありがとうございました。
■ハンバーグ博士より軍曹のほうが良かったと思ったWEB拍手(何か一言あったらどうぞ)
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わしは、ハンバーグ博士。
ハンバーグについて日夜研究しておるハンバーグ愛好家じゃ。
今日は、ハンバーグの表現について、挽肉目安箱に入ってきた意見を
ハンバーグ好きの見地から追っていこうと思うぞい。
21:54 怪人三面相です。せっかくなので、軽い気持ちでハンバーグな描写を。
ハンバーグ博士じゃ。よろしく頼むぞい。
怪人三面相くんのハンバーグ描写とやらを見せてもらうぞい!
21:55
ファミリーであることを捨てたあの日に、もうここには来ないと誓った。中年男性独り身には、あまりにも高い敷居だ。「お客様、肉汁が跳ねますので、ナプキンを」「かまわん。俺は肉汁を浴びる覚悟だ」ソースが飛んだ。熱い。白いワイシャツがモダンな水玉模様に変身する。だがそれすら、どこか誇らしい。「相変わらず、ひどい味だ」俺はその最低ランクのハンバーグに悪態をついた。涙がにじんだ。家族が、向かいの席で笑っていた。
いきなり世知辛い、悲しくも面白い表現じゃな。
博士は生まれてこの方、独身貴族を貫いているが、
この男が食べたハンバーグの不味さは、家族を失った涙の味だろうか。
ううう、ハンバーグの味はもしかしたら美味しいのかもしれんが、
旨味を求めるハンバーグ博士としては悲しいのう。
しかし、ハンバーグを介した、ドラマティックな表現じゃな。
目を惹くところは、「肉汁を浴びる覚悟」「モダンな水玉模様の変身」じゃな。
味に比べて、ガツガツ食ってる感じが出てて良いぞい!
21:56 以上でジャスト200字です。ええ、求められているのはこういうことではないのだろうとうすうす感じはしたのですが。うすうすかーい。(つっこみ。
美味しさに関しては余り語られてないが、これはこれで
ハンバーグを上手く使った良い表現だと思ったぞい!
これからもよろしくたのむぞい。
21:58
夢にまで見た、極上と噂のハンバーグを堪能した。それは程よいとろみの肉汁が口一杯に広がったかと思うと、すりおろし人参ベースで仕上げられた特製ソースがこってりとしたとろみを程よく中和し、何とも言えない甘辛味を味蕾に沁み込ませてゆく。砕き甲斐のある肉の抵抗感が一層私の食欲を促進する。荒めのミンチは、まるで私の味覚を試す様にいつまでも口腔内に留まっていた。しまった、火傷をしている事に今頃気が付いてしまった。
極上のハンバーグを食べるという表現じゃな。
五感に訴える表現は、なかなかハンバーグという物質を知っている感じを受けるぞい。
表現は、「美味いものをただ美味い」という食いしん坊万歳というよりも、
三ツ星レストランのグルメ道楽的な書き方で、とても上品じゃな。
美味し過ぎて急いで食べると、口の中が火傷することは良くあるのう。
なかなかそそる書き方じゃった。
↑word換算でギリ200文字でした。
ハンバーグの感想文になってしまった気がします。悲しい。
掌編のよい勉強方法を教えていただいた気がします。
ありがとうございます。
色んな書き方があって当たり前じゃから、こういう書き方もあって良いと思うぞい!
ハンバーグに関わらず、自分の信じる描写を実践あるのみじゃ!
>ここからはハンバーグ記事コメントから
次はコメントレスじゃ!
■一読者くん
俺は彼女の作ってくれたハンバーグをちょうどほおばったところだった。しかしこれが酷い。とにかく不味いのだ。噛むたびに挽き肉がポロポロと分離し、つなぎの小麦粉はまったく役に立っていない。まるで親父が定年退職になってこれからどうしようかと思案にくれていたところ、女房がいきなり離婚届を突きつけてきた……そのくらいバラバラな食感なのである。こんなやるせないハンバーグは初めてだ。俺は彼女と別れる事を決意した。(完)
美味いハンバーグの描写もあれば、不味いハンバーグの描写もある。
描写一つで美味そうにも不味そうにも見えるハンバーグは、
まさに長い長い人生のように山あり谷ありじゃ!
「ハンバーグのつなぎ」を「定年退職と離婚」と捉えた、比喩表現が面白いのう。
どれだけボロボロだったんじゃろうか。
博士個人としては、別れるなんて悲しい事を言う前に、
彼女にハンバーグの美味しい造り方の一つでも伝授したいところじゃが、
「やるせないハンバーグ」という言い方から察するに
きっと殺人級のハンバーグだったんじゃろうなあ。
■葛城炯くん
ハンバーグにも2つ在る。1つは焼くヤツ。もう一つが煮るヤツだ。所がだ…… この星の長耳ウサギってのは煮ることも焼くことも出来ない。何故って? ヤツらは俺の思考回路にシンクロし、見た目の姿を変える。しかもバニーガールにだ。さらにはえらく可愛い。想像してみろ。草原にひょっこり顔を出すのがバニーガール。当然ながら四つん這い。挽肉にする以前に掴まえられない。結果として言えばだ……俺は草を食べている。
ハンバーグの話から、とんでもないところに派生したのう!
見た目がバニーガールなら、確かにハンバーグが好きでも、挽肉にすることもできんぞい!
なんというハンバーグ愛好家キラーな生物じゃ!
ハンバーグの美味さ云々より、その前提の話がメインじゃが
ぶっ飛んだ話が見所で、なかなか想像力をかきたてられる話じゃな!
■志内炎くん
そもそも帰ってくる予定ではなかった部屋のキッチンで、チンと音を立てたコンビニのハンバーグ弁当。蓋を外すと、湯気がいかにも作り物の匂いを撒き散らす。のっていたはずのチーズはどこにいったのか見当たらない。温めすぎたのか。
今頃「子羊のなんたらかんたら」あたりを食べていたはずの私はまたもや彼の仕事の前に幻と消えた。思いっきり突き刺してかぶりついた肉に、
「塩分効き過ぎよ」
と鼻を啜りながら文句を言った。
チーズは何処にいったのか、うーん、気になるのう!
ハンバーグ+チーズというゴールデンコンビ、
カロリーとたんぱく質の半ば官能的な出会い、競演じゃな!
ハンバーグ愛好家としては、なかなかポイントが高いぞい!
後半食べているのは、ハンバーグなのか子羊のなんたらかんたらなのか
凄く気になるのじゃが、なんだか最期のは不思議なドラマ性を感じるぞい!
■毎日チェックしている人くん
お腹が空いてしょうがない。腹を睨みつつ来たバスを見ると、運悪く満員だった。なんとか身体を押し込めたものの、乗った途端腹が鳴るのではないかという恐怖感が私を襲う。
一人冷や汗を掻いているところへ、なぜかいい匂いが立ち込めてきた。匂うだけで口に広がる甘酸っぱい香り。かすかに匂う焼かれた牛の肉。
きっとハンバーグだ。
一瞬想像してしまったのが悪かったのか、満員のバスの中、大きな腹の虫が響き渡った。
ハンバーグ愛好家としては、憎々(肉肉)しいほどわかる話じゃ!
しかし、この主人公は凄いハンバーグ愛好家じゃのう!
甘酸っぱい香り(おそらくソースの匂いじゃな?)と焼いた牛肉の匂いだけで
それをハンバーグだと認識し、嗅ぎ分けられるとは……ただものではないぞい!
空腹を誰かに知られると凄く恥ずかしいんじゃが、
それでもハンバーグの匂いを嗅いだら、たまらないのが
ハンバーグ愛好家というものじゃ!
>総括
予想以上にハンバーグ自体より、ハンバーグがキッカケの
「ハンバーグ物語」の話が多くて、面白かった&おなかすいた。
しかも表現も書き方も人それぞれやっぱ違うんだな、なんてのもわかって
一挙両得というか、意外とハンバーグサイドストーリーは短編に使えそうとか思ってしまったなあ。
くっ、どいつもこいつもやりおる。
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