kirekoの末路

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俺は勝ったッ・・・・・!

2007年11月10日 20時35分02秒 | 末路話
00を見逃したが・・・俺は勝ったんだ!@kirekoです。


>禁欲生活
欲しい漫画が手に入らないので、コマンダーとせびんに相談したら
「赤羽で事足りる」「リブロ」「アニメイト」「遅刻したら鉄拳ミンチ(汗)」
ということだったので、とりあえず仕事が終わった寒風と雨が吹きすさぶ中
繁華街、最近『なにか』とお騒がせの池袋へ本を買いに向かっていった。

しかし、青臭くてひねた青春を過ごした古巣の都は
俺に絶望と勝利を与えてくれたが、そもそも思えば
これが間違いのはじまりであった。
俺の長い旅が始まったのだ・・・!

↓から、いつもの福本大先生漫画風に今日を回想します。


>躓きとはッ・・・!

俺は、仕事が終わるとすぐさま最寄のバス停に行き、
時刻表を見て次のバスまで10分ほどの時間があったので
近頃民営化したという最寄の郵便局で金をおろすべく
郵便局にいった。

取引銀行が変わった事により数ヶ月以上入金のない
この俺の口座だったが、流石に貯蓄の美学の申し子
その残金、精兵3万を繰り出したというのに
いまだ、20万程度の精兵が残っていた。

しかし、俺はここで慢心してしまった。
およそキャッシュコーナーでの滞在は1分程、
バスがくるのは8分後…まだ余裕があると思い
前には入荷してなかったが、まさか今日はあるかもしれないと思って
近くの個人経営の本屋に行ってみたのだ。

が・・・ッ!

やはり無い・・・!ワニブックス・・・ッ!
ガム筆頭の一騎当千すら無い・・・!ここは木星・・・ッ!
水も空気も無い・・・!(バーンズ)

落胆しながら流石にバスの時刻がくると思い
店を出た瞬間、雨露に濡れてくすんだ灰色の道路に四輪の痕をつけ、
重たく震えるエンジンの爆音を響かせながら、俺の目の前を、
どてっぱらにコーヒーか何かの宣伝用の板を抱え、
外枠が緑色の車体を輝かし、通り過ぎていく・・・!
東京都営・・・ッ!池袋行きのバスだ・・・ッ!

まさか・・・っ!?そんなはずはない・・・っ!
出発時間は・・・多く見積もっても2分後ッ・・・ッ!
まさかの事態に落胆する俺を尻目にバスは混雑する土曜日の道路を
颯爽と駆け抜けていった・・・ッ

この間、次の池袋行きが出るまでロスタイム21分・・・ッ!
土曜な今日が恨めしい・・・ッ!



>絶望とはッ・・・・!


やっと池袋行きのバスに乗り、俺は俺の古巣、池袋についた
だが、さっきまで弱めだった雨は
何故か古巣に帰る、俺を阻むかのように強く放たれ
行き交う人で傘を差さぬ池袋の民はおよそ俺一人ッ・・・!

風、雨、立冬の空気、大都会、人の目・・・ッ!
突き刺さる寒さ・・・視線・・・!悪魔の業・・・ッ!
心身とも震えるほどのこの逆境・・・ッ!
これが・・・これがよくない・・・ッ!
俺の忘れてしまった気持ちを思い出させる・・・ッ!

逆境・・・
逆境こそ躍動する燃焼のための燃料・・・ッ!
古巣に居ついた過去を思い出させ・・・
忘れかけた感情を熱くさせるための特効薬ッ・・・!

そして・・・
ずぶ濡れになりながらも駆け込んだ池袋東口リブロ・・・
地下へ向かい、週末を安寧に立ち読みで過ごす一般人を見て・・・
俺は人の隙間を吹き抜ける風のように進んだ・・・!

ずぶぬれの視線に送られる羞恥心から・・?
否・・!これは渇望の代価・・・ッ!
逆境と古巣は・・・俺に速さを思い出させた・・・!

しかし・・・ここでも俺は失敗する・・・
池袋リブロの地下はコミックよりも参考書・・・ッ!
むしろ参考書のオマケとして存在するのがコミックと雑誌・・・!
グルグルと店内を回り、石ノ森漫画の棚を見て俺は悟った・・・ッ!

此処(リブロ)には無い・・・!!




>活路・・・!


俺は諦めて、最寄にある大書店へと歩を進めた。
そうだ・・・いつもの初歩的な間違い・・・
大手経営を嫌い、小規模経営を好む、その心理の闇・・・
それが間違い・・・!偏見で偏向的な痩せた思考・・・!
いつもそれが踏み出そうとする足を引っ張り・・・止める・・・!

数分後・・・たどり着いた書店ジュンク堂・・・!
地下にあるコミックコーナーにたどり着いた瞬間、
俺は異変を感じた・・・!

肌をざわつかせる湿気と熱気・・・いや・・・
これは震えるほどの邪気ッ・・・・!

萌えだらけの新刊コーナーに群がる魑魅魍魎・・・ッ!
ボーイズラブコーナーに呼び寄せられ勝手に語りだす悪鬼邪鬼・・・ッ!

管理された都会にあるまじき・・・腐海・・・!
女性向け・・・花とゆめコーナー・・・小学館・・・
講談社・・・集英社・・・それは地雷原に住み着き・・・
ギラついた牙と眼を光らす狼・・・!
孤狼ッ・・・同類・・・ッ!
だが・・・悲しいほど・・・俺はここではよそもの・・・ッ!
止まれば死ぬ・・・覗けば眼が潰される・・・っ!
おぞましいほどの生き地獄・・・!

しかし・・・活路・・・ッ!
地獄に仏・・・死地に活路・・・!
探していた本・・・ッ!既存・・・・ぬくもり・・・!
あったッ・・・ここに・・・あったッ!!

棚から本を奪うように抜き取り巻数を見た・・・
3、4、5・・・ッ!新刊はあるが・・・無い・・・!
1,2巻が無い・・・ッ!

見つけた活路・・・だが完璧を求める俺が・・・
妥協できる・・・はずがない・・・ッ!
未だ見ぬ1,2巻・・・これでいい・・・
とりあえずこれで・・・そんな・・・
ていのいい妥協をしては・・・全てが水泡・・・!
たぎる渇望は、たちまち満たされない欲求不満と成る・・・ッ!

刃を首にあてて・・・おろすでもなく・・・
はなすだけでもなく・・・まさに生殺し・・・ッ!
脳裏に浮かぶ妥協した後の論理・・・時限爆弾・・・ッ!

俺は、悩んだあと・・・思い出した・・・
それ系の物品が揃った・・・とらの穴に・・・



>再度絶望・・・!


久しく見ない間に如何わしい光を放つ古巣・・・
いびつな色の繁華街・・・まるで雷雲を予想させる・・・黒雲・・・!

とらのあなについた俺は再度絶望していた・・・
廃者・・・腐者・・・素人・・・狂人・・・
蠢く邪気・・・悪意・・・視界には同類しかいないッ・・・!
先ほどの地獄とはまた違った生き地獄・・・!

渇望だけで渡り歩く地獄・・・
高層ビルの屋上から細いピアノ線の上に乗るような・・・
だが無念・・・己の同類を見て鼻で笑った・・・
これは・・・その罪・・・ぬぐえないほどの罰・・・ッ!

ここには渇望への対価など無かった・・・
あるのはエロ同人と・・・ガチホモ・・・
腐海の生き物達を背にして・・・俺は店を飛び出した・・・



>葛藤・・・対価・・・逆転・・・ッ!



すでに時間は5時30分を回ろうとしていた・・・
もうすぐガンダム00・・・帰りのバスは6分後・・・
腐海・・・地獄に住む生き物・・・同類の性(さが)・・・
ここで帰れば見れる・・・リアルタイムで見る・・・
甘美な響きは人を惑わす・・・見なければ・・・
リアルタイムで見なければ・・・意味が無い・・・!
しかし欲しい・・・1,2巻・・・!
今買わなくてもいい・・・妥協・・・
今まで持ってなかった本を買えただけでいいじゃないか・・・
・・・揃えられない不満は・・・堪えろ・・・完璧など・・・ない・・・!
00をリアルタイムで見ることは予定調和・・・約束・・・意地・・・
勝てぬ時間との戦い・・・葛藤と渇望・・・・!

しかしこの時、俺は振り返った・・・!
仕事の忙しさのためとはいえ・・・
なんのために耐えて・・・禁欲した四日間・・・
本が見つからぬ欲望のため・・・そうだ・・・俺は欲をとる!

葛藤の末・・・その刹那、天秤が動いた・・・!
バス停からそっぽを向いて急いで俺はアニメイトへと向かった・・・!

薄い期待と見れないという代償・・・
負ければ無駄・・すべてが水泡・・・!
だが飛び込む・・・死ぬ・・・必ず死ぬ・・
欲にかられて見果てぬ薄い期待を持って地雷原へ・・・飛び込む!
その死地に・・・!活路を求めて・・・!



死地に飛び込む・・・結果代償は・・・逆転だった!!


1,2巻・・・あった・・アニメイト・・・に・・・
その瞬間、今まで苦しかった徒労感は全て帳消し・・・ッ!
駆け巡る脳内物質・・・吹き出るアドレナリン・・・!
幸福・・・代償への代価・・・!
地獄の淵で妥協せず・・・決して指を離さない・・・
その絶えない渇望が・・・勝利を呼び込む・・・
葛藤し得た渇望に・・・勝るものは・・・ない!
勝ったのだ俺は・・・!!




※実はまんだらけにも行きました。ガチホモ同人誌が超店前に出ててリアルにふいてしまった。


>はー疲れた。

というわけで帰ってきました。
とりあえず漫画今よんでます。
感想はチラシの裏ブログでかきます。

あとせびんはあれほどいったのに結果ミンチな結果でワロタ。
ど、どうなってもしらんぞ・・・