柿渋塗り
2019-09-19 | 椅子
ジャングルチェア、柿渋塗装しました。
比べる意味で、となりに15年ほど使っている柿渋仕上げのカウンターチェアを置いてみました。
塗った直後は白木のようです。
柿渋を塗り、拭き取って乾いたら、オイルフィニッシュクリアで仕上げます。
この仕上げは、時間と共に発色し濃くなっていきます。1、2年もすると濃茶褐色になり落ち着きます。
銑や切り出し等一枚刃で面を活かすように削り、そこへ柿渋の自然な色、艶が乗ると素晴らしいです。
手斧でハツられた民家の梁が煤でてかてかになった感じです。
この感じがぞくぞくします。
柿渋は強烈な匂いを放ちます。例えるなら銀杏のような匂いです。
でもこれも慣れてくると結構好きな香り?になります。
使っている本人はどっぷり浸かっているのでいいのかもしれないけど、柿渋塗りをした人が部屋に入って来たら、
「何このにおい、くっさー」ってなりますね。
くさやとか納豆と一緒ですかね。
どちらも食べちゃえば美味しい。
10日もすれば匂いは完全に消えますからご安心を。