初めての編み方 椅子の座面

初めての編み方
海外の指南書の絵でしか見た事がなかった座面編みのご依頼でした。
まずは編み順を記録しながら、古く傷んだ座面を文字通りひも解いていきました。
なるほどなるほど。
しかし、それぞれ違う人のやる仕事、編み上がりは全く同じに見えますが、
職人によって編み方はバラバラです。
これまでもそうでしたが、見た目が同じで強度耐久性が高ければ手順は
いろいろでいいんだ。ということです。
いろんな座面を経験していくと応用も利いて増々座編みが楽しくなります。
　

　





これは創業25年になるフランス料理レストランの椅子です。
まずは4枚座面をご依頼頂きました。
今の季節はしっかり乾燥させ納品させていただきます。
今しばらくお待ちください。

夏至も過ぎて

北アルプスも中腹まで緑が上がってきました。
雪も雪渓を残してだいぶ解けました。
今日からまた日が短くなっていきます。


小鳥のさえずりと共に早起きする、してしまう（笑）
ここのところ数日連続でサンの散歩のとき熊さんに会っています。
木登り上手でサクランボを食べに山桜に登っていたり、行こうとしていた道の先をゆ〜っくり横切っていたり。
早起きは三文の得とはこれのことか？
サンの察知する能力は素晴らしく、お陰で心強いです。
熊よけスプレーは腰から下げていますが、気をつけます。

ダイニングチェアの七島いによる座面編み替え

梅雨の晴れ間に木漏れ日の下、座面の乾燥中

ここ数年座面の編み替えのご依頼が増えています。
座編みの椅子が見直されてきていて嬉しいです。
古いものをメンテナンスしながら大切に使い続けるということは素晴らしい文化だと思います。


この椅子達も３０年程ご愛用という事で２脚は座面も艶々でまだまだ使える状態でしたが、4脚揃えて編み替えて欲しいというご希望でした。

傷や汚れも、家族の歴史として刻まれた椅子枠は奥深い色で、艶々です。
ガタや緩みもなくしっかりと作られた椅子でした。
真っ新な七島いが気持ち良く香りも最高です。
また生まれ変わって数十年、代々ご愛用頂ければ何より嬉しいです。

ありがとうございました。

ハイザフスツールとザフ（座蒲）完成

　
ハイザフスツールとザフ（座蒲）

背の高いハイザフスツールも和室での低いタイプのザフもまずは試作から始め、それぞれ工夫するところがあり、ひとつひとつ解決しながらの制作でした。

椅子張りの職人さんからのご依頼で


作業場でのハイザフスツールと


プライベートの和室での低いタイプのザフです。
とても気に入っていただき、何より嬉しいひと時でした。

この先どちらも求められるものと思われます。
ザフスツールシリーズとして制作していこうと思います。

ハイザフスツール
座面 ミズメ材
脚 キハダ材

ザフ
座面 ウダイカンバ材
脚 ミズメの小径木丸太材

　
ミズメもウダイカンバも木目の表情が良く、光の反射による艶が素晴らしかったです。

木工教室にてペーパーコード座編み

昨日は安曇野クラフトゲート匠の杜の木工教室にて


座編みの講師として招いていただき教室を開きました。
それぞれ思い思いの椅子を長い時間かけ、楽しみ、工夫しながら制作した椅子枠にペーパーコードを編み込み仕上げてもらいました。


座面と背面どちらも編みで挑戦する方は「思ったより背を編むのに時間がかかりますねー」
とあともう少しというところで残念ながらタイムアップ、次回までの楽しい宿題となりました。

　
台形の座面の編み進め方も三種類の方法を順番に取り入れ講習しました。


手作りが好きな人達なので皆さん器用に編み進め、とても良い椅子ができあがりました。
座り心地も上々でした。


皆さん「楽しかった〜」と満足していただき嬉しい限りです。
お疲れ様でした。

ありがとうございました。

もうすぐ夏山

　
北アルプスの雪も残り少なくなってきました。
朝夕の散歩は涼しくて最高に気持ち良い時間です。


いろいろな虫も盛んです。
何の幼虫だろう？
なんとも言えないデザインと色。
自然は素晴らしい！
日が差すと同時に春蝉（ハルゼミ）の大合唱

梅雨入り前の庭が花でいっぱい

　
このギャップに笑っちゃう
これもいいけどこれもいい！


梅雨入り前の庭の花たちが見頃をむかえます。
妻のガーデニングの成果が見られます。
スコーンを買いに来てくださる時にほめてあげてくださいね。
@yakitatesconeforest