珍しい客人ニホンカモシカ

2018-03-31 | 日記
  

 

珍しい客人
ニホンカモシカが来てくれました。
見慣れているものより色が薄茶色で、最初何の動物がいるんだろうと思いました。
しばらくお見合いしていましたが、またゆっくり草を食み始めのんびり歩いて行きました。
どうもそうとう年寄りみたいです。
角も片方折れて、白っぽいのは白髪のようです。
よくこの冬を乗り越えたね。
まだまだ長生きしてくださいね。



雪割草も蕾をもたげてきました。たのしみたのしみ



クロッカスは例年一番乗りで咲いていたけど、今年は福寿草に首位を奪われ二番手でした。
なんてつまらないことを考えるのは私だけで、花はそれぞれしゃんと精一杯咲いています。
槇原敬之さんの歌はやっぱりすごいですねー。
私もオンリーワンでいきます。

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ラッシュ編みショートアームチェア

2018-03-31 | 椅子
 

編んでいる途中に座り心地のクッション性とへたり防止のために中に草を詰め込みます。
パンパンに詰めたところで座面に立ち、かかとで踏み固め編み上げます。

 

しちとう藺をお湯にくぐらせ、ビニールでくるんで蒸らして柔らかくしてから座面の枠材に編み込んでいきます。

  

座面編み終わり乾燥中
編みたては硬く、かちかちですが、乾くとふわふわになり、湿気のある時期と乾燥した季節を何度か越すとまた張りが出て安定します。
耐久性は使用条件によりますが、15年から30年くらいです。
春の座編み後は、晴れた日には外に置いて、乾いた春風に当てれば数日で気持ち良く乾きます。



ふきのとうがやっと出ました。
桜も散り始める便りが聞こえてきますが、ここは今朝も霜がおりました。植物はよくわかっていて、まだまだ早いよと、なかなか顔を出してはくれません。
昨晩は早速天ぷらでいただき、今朝からはふきみそが最高です。ごはんどろぼうです。
大町の桜の開花予定は4月8日頃、山桜はやっぱりゴールデンウィークころでしょう。2度目3度目のお花見もどうぞ。



お猿も食事中。
雪が解けてのんびり草の種や新芽をつまみながら群れで移動していきました。

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雪解けと共に福寿草

2018-03-25 | 日記
 

雪解けと共に
この地で一番に花開いてくれる福寿草が咲いてくれました。
うれしい
いとおしいなぁ



昨年、初めてどこから移って来たのか福寿草が1輪だけ咲いてくれて、草刈りの時大きくなった茎と葉を刈ってしまわないように残しておいたら、今年は3輪に増えてくれました。

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ショートアームチェア本体組み立て工程

2018-03-23 | 椅子


ホゾ先を赤外線ランプにて強制乾燥中
天然乾燥済の材料で丸ホゾ断面を穴径の6%太く加工し強制乾燥すると収縮し楕円形になります。
穴側も乾燥すると穴が楕円形に変形するので、同調する方向に組み上げると一番理にかなった緩みがなく無理のない枠ができあがります。

 

 

前セット、後セットがそれぞれ組み上がりました。

  

前セットと後セットを貫でつなぎ合わせます。
貫は丸ホゾの先が穴の底につくまで、ハタガネで締め込みます。

 

後脚と肘掛けの接合は強度とお互いの部材を弱めないために二段丸ホゾを使います。

 

短スピンドルのホゾ先も太目に加工してあり強制乾燥すると楕円形になります。
穴も乾燥と共に楕円形になるので、同調する方向に組みあげてあげると、穴の中で元の太さに戻ろうとするので、緩みのない頑丈な椅子ができあがります。

 

無事6脚ともがっちり組み上がりひと安心

 

あとは脚を所定の長さに切り揃え、調整、塗装、そして座編みで完成します。
仕上げは銑(セン)と切り出し小刀による一枚刃で削り跡を残し仕上げています。
経年変化で削り跡がますます艶を増します。特に手でいつも触るところは一層光を増し素晴らしくなります。

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木工房ひるまさんの椅子

2018-03-15 | 椅子
 

今日は岡谷で木工房をされている、比留間さんが自作の椅子に七島いを編みこんだ椅子を完成させ、見せに来てくれました。
ありがとうございました。
優しい当たりの座り心地で、とても良かったです。

 

 

2月に座編み教室で、子供さんのために小径木のスツールを七島いで編んでいただきました。



自作の椅子は背当てにも編み込みしてあり、結び目のない継ぎ足し法でとても手間のかかる編み方なのですが、座編み教室の時、説明しただけでチャレンジしたということです。すごい!やる気があって頼もしいです。
数を重ねていけば間違いなくどんどん上達していきます。
一緒に座編みの楽しさ、座編みの椅子を広めていきましょうね。
ここのところなかなか国産の良いものが手に入れづらくなってきて、輸入の七島いに頼らざるをえない状況になってきてしまったので、日本での伝統的な編み材のひとつである蒲(がま)をどうにか使っていきたいと考えています。
休耕田で育てたり、自生地の蒲を使うとか、何か動き出せればいいと思っています。そんな話もして盛り上がっていたので、ぜひ実現したいですね。

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春のきざし ショートアームチェア製作中

2018-03-12 | 椅子


春のきざし
雪解けが進み、小鳥達のさえずる季節がやって来ました。まだ雪が残り、ゆっくり春がやってくるこの季節が最高に好きです。

 

椅子作りにも精が出ます。
ショートアームチェア製作中。この椅子は、短い肘掛けがついています。ダイニングチェアとして使用しても、テーブルからの立ち座りの動作の時に、アームが邪魔することなく、ちょこっと肘をのせると楽に座ることができます。

 

今日は山桜材の木っ端でスピンドルを加工していました。
この部材は短いので端材の中から復活してきて、旋盤で加工します。旋盤はかなり小さくても短いものでも取っ手のつまみになったり、こんなスピンドルになったり、おもちゃのきのこになったり、何かしらものになります。
もったいない精神で端材がなかなか焚き物にできないでいます。
こんなだから端材がどんどんたまって山になってしまうんだよなぁ。
赤身のおいしいところはとことん余すところなく使わせていただきます。

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徳島県鳴門市にある大塚国際美術館へ納品

2018-03-07 | 家具・小物
淡路島から大鳴門橋を渡りすぐの徳島県鳴門市にある大塚国際美術館へ納品に行って来ました。
追い込み作業中の現場で無事ベッドも組み上がり、サイドテーブル、椅子、鏡、壁を飾る額縁、洋服掛けを納めることができました。
[アルルの部屋][ファンゴッホの寝室]と呼ばれる絵の再現です。
フィンセント・ファン・ゴッホがフランスアルルに住んでいた時の部屋がカフェの一角にできます。



3月21日春分の日に[カフェ・フィンセント]オープンです。
http://www.o-museum.or.jp/publics/index/502/



ゴッホの椅子のつながりから、森林文化アカデミーの久津輪雅さんに紹介していただき、美術館からご依頼を受けました。
始めは椅子だけの予定で、そのつもりだったのですが、話が進むにつれ部屋の調度品をまるまる作らせていただくことになりました。
ゴッホ、木、座編みの椅子、絵の再現などいろいろなつながりから人とも新しい輪が広がり感謝しております。
新しいことにも挑戦しなければできない作品だったのでとても楽しくやりがいのある仕事になりました。



初、淡路島上陸、ど迫力の明石海峡大橋には圧倒されました。
鳴門の鯛、わかめも堪能でき大満足でした。一足早い春を先取りしてしまった。

 

世界中の名画を陶板に焼き付け実物大で本物と見間違えるほどの精巧さで再現されていて、約1000点ゆったりした空間に展示されています。
1000年2000年と劣化せずに保存できるそうです。
実物は何年か毎に修復が必要になってくるので、微妙に変化してしまうもののようですが、陶板の場合その心配がないそうです。
一日で世界中の美術館を巡ることができる夢のような場所でした。

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大塚国際美術館にてファンゴッホの寝室再現

2018-03-07 | 家具・小物
 

サイドテーブル組み立て
天板サイズと高さが指定されていたので、「ファンゴッホの寝室」の絵から比率でサイズを導きだし、設計しました。

 

 

ベッドの側板とヘッドボードの組み立て塗装
栗の一枚板を使い、これも全長と全幅から比率で設計しました。

 

仮に配置してみたところです。なかなかいい感じ。
アルルの部屋、アルルの寝室、ファンゴッホの寝室などいろいろ呼び名があるようです。

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