ハイバックアームチェアの座編み

　

編み始め。
七島いをあらかじめぬらし、柔らかく扱いやすくしたものを、１６本から２０本程（草は１本１本太さが違うのでその時により太さがなるべく揃うように調整しながら）束ねて、
一方向にねじりながら、椅子枠に編み込んでは裏で結んで足しての繰り返しです。



地道な作業。でもこれが好きな作業。



中綿（七島い）をクッションにしています。





完成。木漏れ日の下で、乾燥も兼ねて。
編んですぐは、かっちかちですが、１週間もすればガサガサとゆるんだ感じになり、柔らかくなります。
そして、１年２年と使い込んでいくうちにだんだんと張り、艶が増してきます。
そして、使用条件にもよりますが、１５年から２０年の耐用年数があります。
そして、また編みかえができます。
経年変化も味わってください。

５月の花

風薫る五月。すずらんもかわいい花のわりに強い香りがします。




今日は軽井沢へリラックスアームチェアとサイドテーブルの納品に行ってきました。
本当にありがとうございました。

元は盆栽

ケヤキがすっかり葉を広げ、緑も濃くなりました。
この辺は標高が１０００メートル近いので、欅は自生していません。
この欅は、およそ４０年前にわたしが通っていた小学校の校庭のけやき林の下で、実生で生えていたものです。
その頃父親は、盆栽が趣味でけやきがたくさん生えているよと言ったら、実生から盆栽を作ってみたいと言って
一緒に小学校へ行って、何本か分けてもらい盆栽として育てていました。
２５年前、ここへ移り住んだ時、父は「大きなケヤキが見えたらそこがうちだ。と、人に説明する時の目印になるといいなぁ」
と言って、大町では冬の管理が大変な盆栽の欅を鉢からポコっと抜いて道路脇のここへ植えました。
そんな大きな木になって、うちの目印になるかなぁと、当時はまじめに聞いていませんでした。
植えて１年目は、狭い鉢、少ない土で押さえつけられていた反動なのか、１メートル以上新芽が一本まっすぐ上へ伸びました。
その年の冬、積もった雪から外気に触れる部分は枯れて、春になっても芽が吹きませんでした。
やっぱり欅にとっては、この寒さは厳しすぎて無理かなと思いました。
でも、雪に埋もれていた下の方からまた新しい芽が吹き、２年目はもっと高く幹が伸びました。
冬になり、また雪から外に出た所から枯れてしまうのじゃないかと思っていました。
今度は、枯れずにちゃんと葉が出ました。
木も、その土地に適応できるのだと実感しました。
自分もここ（大町）の冬に慣れていこう、慣れるものだ。と、この欅に励まされた気がしました。
２５年経ち、とうとう５メートルを超え、幹の太さは直径２５センチ以上になりました。
文字通りシンボルツリーになりました。
姿、枝振りや、葉の形、幹の皮の感じ等で“欅”。と分かると思います。
でも、ほとんどの人は、周り中木の中でこれがケヤキとは判別できないだろうなぁ。ということで、
うちを説明する時に、「欅が見えたらそこがうちです。」は使えそうもありません。
１００年２００年後に、どこから見ても大木になれば使えるかな？


美味しい実もならないから、僕らはこの木にはのぼらないよー。

スツールのメンテナンス

友人のお宅へお邪魔しました。


木と塗り壁でとても気持ちのいい家です。主はとても腕の良い大工さん。
テーブルは、建築中に余った材料で自作されたものです。うちの椅子とぴったり合っています。


ダイニングチェアもすっかり馴染んで、居心地が良いみたいです。


５年程前に座編み教室で黒の小径木スツールを編んでいただき、その座面のメンテナンス。
お椀状に落ち込んでしまったので、裏面からいぐさを差し入れて、お尻の当たりがよくなりました。

森の中にあって気持ち良さそう

　
木漏れ日の中に置いて，柿渋塗装の乾燥中。



その後、ハイバックアームチェアと一緒にオイルフィニッシュクリア塗装が終わり、座編みを待つばかり。


６トンのなら薪が届きました。これから今年の一冬分の薪作りが始まります。
今割っているのは、来来シーズンの薪なんです。と言えれば理想なのですがなかなかそこまで手が回りません。
まずは、チェーンソーで玉切りからがんばります。

娘が嫁に？の気持ち

納品させていただいた先で、こんなおしゃれなスペースに置いてもらいました。


背織編みアームチェア、本日納品させていただきました。
本当にありがとうございました。

ワークショップ用アンダルシアスツール部材加工

　


銑（せん）削り



切り出しで脚の頭削り







WS用アンダルシアスツール６脚分の部材加工途中です。
今週末（２３、２４日）穂高交流学習センター“みらい”で開催されるさんぽ市で、ペーパーコードによる座編みワークショップをします。
興味のある方はぜひこの機会に挑戦してみませんか？


緑がますます濃くなりました。

ハイバックアームチェア組み立て

仮組み　各部材の現物寸法を計る


各部材の仕上げ削りが終わり、本組みの準備


がっちり組み上がりました。


風鈴オダマキの花

春のごちそう

春の山菜わらび。最高うまい！


春から山の幸、川の幸が豊富です。身をかがめてここへ毛針を落としたくなる、テンカラの季節ももうすぐです。


ミズメの新緑。小枝の皮を少しめくってみると、まさにサロメチールの香りがします。

遅霜

　　
今朝は冷え込んで、キジムシロの葉にも霜がおりていました。コゴミも寒くてなるべく寒さを浴びないように、まっすぐ立っています。


新緑も日に日に濃くなっていきます。


必ず二輪ずつ咲くニリンソウ

発送の準備

末永く可愛がっていただける事を祈りつつ、運搬中に傷つかないよう細心の注意をはらって梱包していきます。

私の椅子展最終日 グレインノートにて

今朝一番は、仲町通り沿いの蔵シック館でちょうど同じ期間開催されていました、
知り合いのホームスパン、フェルト作家である松島しづさん志織さんの展示会を見せていただきました。
お人柄と同じく、柔らかく温かい作品にいつもこころが和みます。
グリーンのアンダルシアキッズチェアにノッティングを敷いてもらい、とても感じよくディスプレイしてくださいました。
ありがとうございました。

六日間にわたって開いてきました、私の椅子展。本日で終了いたしました。
たくさんの方々に来て見て触って座って体で感じていただきました。
本当にありがとうございました。
心より感謝しております。
いろいろなご意見ご感想をいただき、ますます椅子作りがしたくなりました。
うずうずして楽しみでしょうがないです。

新緑の季節

唐松は芽吹き、栗の木は落葉も最後だけど、芽吹きも最後で、もうすぐです。
地面からはいっせいに草の芽がむくむくとふいてきて、冬の白黒の世界から緑の世界へ







強い生命力を感じる欅の芽吹き。

展示会５日目

今日も花や差し入れをたくさんいただき恐縮しました。
本当にありがとうございます。
１日目２日目は、慣れないことと、暑いのとでこれは最終日まで体がもつかなと心配になっていましたが、
あと二日になってやっと体が慣れて来たようです。慣れた頃終わるものです。
本日も本当にたくさんの方々に椅子に座っていただき、いろいろなご意見をいただきました。
こころより感謝しております。ありがとうございました。

個展四日目仲町通りから虹

今日もたくさんのお客様に来場していただきました。心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。



工房周りで咲き出したニリンソウを一輪挿しに



リョウブ丸太の一輪挿しに挿した赤い花は家の鉢植えのアイビーゼラニューム



レンギョウとニチニチソウ。水を裏にはめ込んである水受けカップに入れておけば、一週間くらいはいきいきと咲いていてくれます。



帰る時間、グレインノートの入り口から二重の虹が。明日もいいことありそう。