太藺(フトイ)の栽培 新たな座面編み材料

2023-05-22 | 椅子

新たな座面編み材料、フトイ
干して乾燥したフトイをお湯で柔らかくしなやかになるよう戻し、数本を束ねねじりながら椅子の枠に編み込んで座面を仕上げます。

太藺(フトイ)の栽培を松本民芸家具の職人さんからご享受いただき、フトイの株までご厚意で分けていただきました。
その株を今年の春植え付け、育て始めました。

フトイの成長記録

 
3月27日 
植え付け。
フトイは宿根草なので一度植え付ければ、年々分けつしながら株が大きくなっていきます。
まだ水は冷たく、こんなに冷たくて大丈夫か。


4月27日
植え付けから1ヶ月経ちました。
とても冷涼な土地なので案の定遅霜に何度か合い、せっかく15cmほど新芽が伸びていたのにほとんど枯れてしまいました。
ここは北限より北なのかなぁと不安になりましたが、松本民芸の職人さんからの「太藺の丈夫さには助けられていますよ、大丈夫!」の言葉に期待して見守っていました。


5月14日
5月に入れば霜の降りる日もなくなり、成長し始めました。
長いもので30cmくらいまで伸びました。
しかし、まだまだ水は冷たいらしく下半分は緑色というよりレモン色に近く弱々しい感じです。

 
5月22日 今日
ここ数日暑い日が続きやっとフトイの好きな温度になったようで、緑色も濃くなり著しい成長を見せてくれています。
長いもので60cmに育ちました。
裸足でずぶずぶと入って草取り。懐かしいこの感覚が気持いい。

8月の収穫までにどれだけ背が高くなってくれるかとても楽しみです。
一年間使う分を賄えるようになるのはもう少し先になりそうですが、楽しみながらフトイ栽培も続けていけそうです。
全ての材料を身近な山や田んぼからいただいて椅子づくりができる。
嬉しい!

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