
半夏生ハリヨの池は静まれり
鮎
この池は 水が年間を通じて 湧いています。
そして めずらしいといわれている さかなが います。「ハリヨ」
静かにしていると 魚形をみせてくれます。
年間の水量が一定した綺麗な湧水地や
、その周辺の流れの緩やかな河川に限定して生息し、
水草の生い茂った水深20-50cmの浅瀬に生息する。
清浄な湧水のあることは生息環境の必須条件で、
10-18℃の低水温を好み、水温20℃を超える場所では生息できない。
同属種のイトヨは海と川を回遊する個体群が多いが、
ハリヨは回遊せず、一生を通して淡水で生活する。
食性は肉食性で、小型の甲殻類や水生昆虫などを捕食する。
解説は ウィキペディアさんより いただきました。



桑食めばチャイムの音の野を流る
鮎
夕方 拡声器から 家にかえる 5時のチャイムが植田の中をながれていきました。
おもわず こんな 下手なものが 口をついて でましたが
何かに にています。
「柿食へば鐘がなるなり法隆寺」 あははははははは まったくいっしょでした。
子規さん おこっていますかね。


ここは 昔 城があったと つたえられているところです。
城といっても 立派なものではなく お屋敷の 大きなものくらいだった のでは
ここには いけがあり 魚の姿もみうけられます。
その池の 面に 藻がうかび 白い花をさかせています。
小さな 小さな 白い花です。 「梅花藻」 滋賀県の醒ヶ井が有名ですが
ここにも 少しですが 咲いていました。
城跡の梅花藻の池ながし吹く
鮎


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竹落葉白のシャツ着て君に逢ふ
鮎
衣替えの季節です。
世の中は 節電 クールビズ 涼しい格好が好まれます。
白のシャツ 爽やかで いいですね。
そんな シャツを着て
竹の落ち葉の舞い散る中を歩いてみたい
想像の 世界を句にするのも おもしろいですね。
なお シャツは夏の季語の ような 気がしましたが
季語では ないのですね。
一年中あっても 季語のものがあるし
季節感があっても 季語でないものもある
おぼえるの 楽しいです。

このたびの 旅行は 俳句仲間との旅行です。
もちろん 吟行です。
早めに宿にはいり 句会がおこなわれます。
4時から 開始 ぎりぎりまでに どうにか出句できましたが
吟行句は 早く即吟で 季語を調べこともあたふたです。
どうにか できたものは
石舞台かべにしみいる花の雨
曼荼羅の前にぬかずき花馬酔木
納経の経の収まる竹の秋
みよしのの桜蕊降る蔵王堂
暮れかかる奈良の都の揚雲雀
鮎