反転授業実践ブログ

反転授業の取り組みその他を周知させていただきます。

反転授業の利用はともかく・・・・

2020-07-19 18:51:37 | 学校
昨年1年、担任業務を離れて
この4月から担任業務を行っています。
やはり生徒との距離感が近く大変ですが、やりがいも大きいと今更ながら
実感しています。

コロナ禍で全国的にリモート学習が進み、今更ながら反転授業がフォーカスされている気がします。
反転授業を行うというより遠隔授業を行ってそれからどうするのと言う
流れだと思います。
否応なしに通常授業ができない状況下で、どのような授業デザインがあるか問い観点から
注目されていると思います。

このブログを継続的に読んでくださっている方はご理解いただけると思いますが、
実は私もどのように授業デザインをしようか模索中です。
と言うのも、共同的な学びが非常に困難な状況で目的を見失っています。
オンラインでの協働的な学びができないとは思わないですが、
高校生にとっては自ら取り組もうとする心構えができていないものは、
やはりリアルにコラボレーションしていく中で他人生徒に巻き込まれていくことが多く
そこに有効性を感じています。

リモート学習についてはいろんな記事を目にしています。
不登校だったオンライン授業でリズムができたと言う生徒がいる一方で、
3月から5月までオンライン学習だったためリズムを作りにくく欠席がちになった生徒もいます。
それぞれの生徒が適合できる授業形態を選択できることが望ましいと思いますが、
一律の授業を提供しないと公平性に欠けるとも言われてしまいます。

7年前に反転授業を行ったときは解説動画については緩やかな広がりでしたが、
コロナ禍で全国的に授業スタイルの選択肢が増えたことは明らかでしょう。

新刊紹介
反転授業研究会 問学教育研究
中西洋介 「反転授業の実践知」 明石書店 2000円+勢
出版されました。

反転授業のみならず、自身の授業デザインを考える上で非常に参考になるものです。
ぜひ一読をお勧めします。