反転授業実践ブログ

反転授業の取り組みその他を周知させていただきます。

グラフ描画アプリを授業で活用して

2019-07-22 07:12:49 | 学校
 黒板に見やすいグラフを描くことができる先生も多くおられます。
自分も若い頃は、板書の仕方や色の使い方などに工夫苦慮したところです。
特に、高1の1学期に学習する2次関数は解析分野の基礎でもあるのでグラフの活用に
注力してきました。いかに描画して、定義域と値域、最大値や最小値などわかりやすく見やすくするかという点です。
今でも卒業生にも、チョークで色を塗りたぐったことを言われます。
また担当してきた何人にも教育実習生も教材教具を考えてもらった分野です。
 初めてグラフ描画アプリ(Desmos)を利用して授業を行いました。
教師が提示するのではなく、各自一台持っているiPadを利用して生徒がグラフを描いて理解していく方法で
それも仲間と協力して理解を深める方法をととりました。
 教師がグラフ提示して解説する授業ではわかった気になりますが、疑問を持ちにくく理解が深めるのに
生徒は問題集で演習するという形式でした。ところが、各自でグラフ描画を行うことで、理解が深まったようです。

 Desmosを利用した授業を受けた生徒が書いてくれた感想です。

・今までは頭の中でしか考えことができなかったが、目でそれが分かりより深く考える時間ができた。
・複数のグラフを同時に提示できたり色分けしたりすることで理解しやすかったです。文字が入っている関数でも
 スライダー機能で連続的な移動が理解しやすかったです。
・今までは自分で紙の上でグラフを描いて考え、形が間違っていてもそれを利用して考えなければいけなかったが、 
 Desmosを利用してグラフ上で考えことを実感でき感動しました。

などなど、34人中33人が肯定的な意見でした。一人だけ、どうせテストではDesmosは使えないのだから紙で考えておいた方が良いという意見でした。

  グラフ描画アプリを使用すると、授業展開が変わるということを実感し時短もできました。