私のFZXは今年の9月が車検なので、更新しないとなると今年の夏が最後となる。最後に北海道をもう一度走ろうと思い立ち、フェリーを予約した。いつものように八戸~苫小牧間のシルバーフェリーである。8月のお盆の後を予約したが、人気があるのか一人個室の2等寝台Aは満室だったので雑魚寝に近い2等船室となった。
22時八戸発のシルバーエイトに乗船するため、15時30分に女房に「気を付けてね」と見送られ、一路八 . . . 本文を読む
楽しい旅もいよいよフェリーに乗って帰宅する日となった。しかし、困ったことに台風20号が北海道に接近し、天気が怪しくなってきた。来た時と同じように深夜便を予約していたのだが、天気予報では深夜便が出港する時刻にもっとも台風が苫小牧に接近するようだ。
もし台風のため欠航にでもなったら旅程が大幅に狂ってしまう。三井商船フェリーの大洗ー苫小牧ルートには、真夜中に出航する深夜便のほかに、夕方便という7時間前 . . . 本文を読む
翌朝、友人が丹精したという野菜尽くしの朝食をいただき、友人宅を後にした。
今日の目的地は、富良野と決めていた。以前の北海道ツーリングでは道北や道東、知床を走ったが内陸部は走ることができなかった。昔、山登りに明け暮れていた時、ホームグランドは大雪・十勝の山々だった。
当時暮らしていた旭川から近いこともあり、富良野や美瑛へはよく出かけていった。しかし北海道を離れてからは、「北海道のへそ」と言われ北 . . . 本文を読む
朝8時に目覚め、甲板に出てみると、霧がかかっていた。真っ白な世界を、25ノット(時速45㎞)で進んでいく。全長190m、11400tの巨体は大きく上下に揺れるだけで、安定している。
10時ころになると霧が晴れて、陸地が見えた。スマホのMapで確認すると、岩手県沖を航行しているようだ。見覚えのある場所はないかと目を凝らすと、女房のいる大船渡らしい湾口が見えた。さっそく、Lineで女房に朝の . . . 本文を読む
最近FZXは、岩手県大船渡市と千葉を往復する通勤快速と化してしまい、ツーリングに出かけることが少なくなった。6月に外環道千葉区間が開通した時は、久しぶりに新しい道を走ってみたが、すべてトンネル区間とあって、上を走る国道298号の新設区間のほうが楽しく走れた。
9月が車検なので、バイク屋に予約をしようと電話をかけてみると「現在、この電話は使われておりません」というアナウンスが流れた。変だなぁと思い . . . 本文を読む
八戸には早朝5時に入港した。曇り空であったが、八戸道に入るとまもなく降り始めた。しょうがねぇなぁと、諦めの気持ちで雨具をつけ、走り出すと前を例のハーレーの人が走っているのに気付いた。彼も東北道を南下することはわかっているので一緒に走ることにした。 といっても、FZXの悲しさ、1時間ごとに給油しなければならないのでSAに立ち寄る。彼も急ぐ気は無いらしく、給油を終えてしばらく走ると追いついた . . . 本文を読む
5時に起きてテントから這い出すと、外は霧におおわれていた。3張りテントはあったが、その1つは中年の夫婦がテントをたたみ朝食をとっているところだった。早いなぁ、と思いどこから来たのか聞いてみようと思ったが、一心不乱に朝食を食べていて(笑)、洗面所へ行く私になど目もくれないので、話しかけるのはやめにした。隣のテントは若い夫婦の家族で、子どもは小学低学年ぐらいだった。「どちらから?」と聞くと、「愛知から . . . 本文を読む
朝5時に目を覚まし、テントから出てみると青空が広がっていた。網走湖から昇る朝日が目にまぶしい。周辺を散歩して見ると、朝の冷気がすがすがしい。結局管理人は回ってこなかったので、使用料を支払わないままチェックアウトすることになった。少し湿って重たいテントを撤収し、荷物を積み終わると出発した。今日は知床半島を回ることにしているので、このまま天気が晴れていてほしいと願いつつ網走湖に沿って走った。天都山とい . . . 本文を読む
夜中の3時頃、激しい雨音で起こされた。急いでライトを点け、テント内を見てみると、激しい雨のためテントの生地から雨が滲み出しポタポタと雫がたれている。そのためか、シュラフの足の部分が濡れていた。あわててテント内に拡げていた荷物をツーリングバッグにしまい、いつでも撤収できるように準備した。4時頃になると明るくなってきて雨足も少し弱まってきた。5時になると雨が上がったので外に出てテントの撤収を始めた。隣 . . . 本文を読む
苫小牧に着いたのは、朝7時だったが、バイクは最後となり8時頃ようやく上陸した。苫小牧名物はホッキ貝だそうだが、市場にホッキ貝の美味いマルトマ食堂という店があるとガイドブックにあったので行ってみたが、日曜日は休みだった。同じ市場にある他の食堂でホッキ丼を食べ、市内にあるキリスト教会に電話して礼拝に出席させてもらった。千葉からバイクで来たというと珍しがられて歓迎してくれた。苫小牧東ICから道央道に乗り . . . 本文を読む