きもの和らいふスタッフブログ/札幌を中心に北海道で振袖をレンタル&販売の日々

大正元年創業の老舗呉服店とは思えない(◎_◎;)スタッフのゆるーい日常を綴っています。

大分の筍って・・・

2015年04月27日 | ぐるめ
事業部のHです。

今夜も私は高架下の居酒屋“寅ちゃん本舗”で
ビールが主食の晩ご飯でした。

先週くらいから札幌のスーパーでも
生の筍(孟宗竹)が出始めて、
筍、大好きなので、気になっていました。

でも、北海道に孟宗竹は無く、
採ってから時間が経つと、
硬くなるだけでなく、エグみが凄いので、
少しでも時間短縮するため
ネットでお取り寄せした筍を
自宅では無く、寅ちゃんに送って貰いました。

で、今日、届いたのがコレ




初めて見る種類の筍です。
っつうか、これ、もう竹じゃね

包丁の刃も立たず、
やっと皮を剥いてみたのがコレ


下から二節は、もう青いんです。
マジか

販売元にクレーム入れたら、
大分の孟宗竹は糠を入れて茹でたら軟らかくなる」
送ったモノと同等のモノが大分のスーパーで売ってる」
大分では1メートル以上伸びたものでも食べる」
大きな筍(“長い”の間違いでしょ)が大分の特産品になってる」
という回答でした。

熊本の友達から筍をいただくことがありますが、
京都から筍が届くこともありますが、
テレビでも、その季節には筍を掘る場面を見ますが、

そもそも、筍の画像を確認して、注文しましたが、

思いも寄らない、見たことも無い、
伸びた竹に、言葉も無いのに、
上記の様な返答に困惑しています。
“大きな”って言ってますが、長さはありますが、
決して“太い”ものではありませんよぉ
っつうか、筍の場合、
“大きい”って評価は“太い”と同義語じゃあないの

北海道は孟宗竹はありませんが、
根曲がり竹(笹竹とか言ってます)はあります。
あの細い筍でも、伸びちゃったら、
糠入れて茹でても、決して軟らかくならないです。

大分の竹は何かが違うのですか

ちなみに、
 私が購入したとき、販売元がネットに公開していた画像はコレ
  (販売元には、画像をブログに公開すること知らせてます)
   

上にある1枚目の画像と比較してみて下さい



キモノのこと知らないんですね

2015年04月27日 | 日記
事業部のHです。

昨日、一昨日と、
各店で開催中の「振袖 特別招待会」が、
土・日だったこともあり、大盛況でした。
~~~と、聞いています。
     私はお休みをいただいてました。

店舗へ手伝いに行った事業部のスタッフが、
(振袖のお客様って)本当にキモノのこと、知らないんですね」
それほど、日常生活からキモノが離れてしまってるんですね」
って。

そうなのよ。
ちょっと前なら(って、私よりちょっと年上の女性は)
「キモノ着ない」ってヒトでも、必ず、
箪笥に一枚くらいは、キモノが入ってたハズです。

それは、
成人式に買ってもらった振袖だったり、
嫁入り道具に持たせてもらった訪問着だったり、
喪服だったり、
貰いものの小紋だったり、紬だったり、
「キモノを一枚も持っていない」ってヒトは
ほとんど居なかったハズです。

今は、
私と同世代、私より若い世代は、
「箪笥に一枚もキモノが入って無い」ってヒトの方が
多いのかもしれません。

振袖のお客様(お母様)たちだって、
20年(以上)前に、ご自身も着たハズの振袖ですが、
「着た」「写真撮った」ってことくらいしか覚えてなくて、
「それきり、キモノなんか着たことない」ですから、
何も分からないっていうのも仕方ないですね。

まぁ、「振袖って何」から始まるお母様もいらっしゃるそうなので、
キモノを着てもらう、キモノを買ってもらう、
「キモノって良いね」って思ってもらうのは、
至難の業なのかも、しれませんね。

さて、
振袖の販売会のお手伝いには行かない、私ですが、
ゴールデンウィーク(5月2日(土)~4日(月・祝))の3日間、
札幌グランドホテルで開催する
「平成28年成人 先行振袖撮影会」には、行きます。

ここでも、
本当にキモノのこと知らないんですね」って、
問題がたまに発生します。

まず、「和装ブラ」(ブラジャー)問題です
価格は¥5,000前後ですが、
「1度しか着ないのに」とか「必要ない」とおっしゃる方が多いです。
「スポーツブラ(ワイヤーの無いもの)で代用出来ます」と、
ご説明しています。

和装ブラは、 胸の谷間を無くす
      胸の膨らみを押さえる ものです。
洋服のブラジャーとは、目的が全く違います。
ですから、スポーツブラと言っても、
胸の谷間が出来るもの、胸の膨らみを押さえる効果が無いものでは
意味が無いのです。

美容室によっては「必ず、和装ブラを用意して下さい」という店もあります。
また、和装ブラが無ければ、
“さらし”で胸をぐるぐる巻きにするのが、
最も胸元をきれいに仕上げられる方法です。
これは、キモノを着慣れないお嬢様には本当にキツくて、苦痛です。
「苦しい」と訴えるお嬢様の多くは、この“和装ブラ”問題なのです。

次に和装スリップ問題です。
キモノを着る方には、「肌着・肌襦袢」と「裾よけ」が分かりやすいですね。
最近は、上下繋がった「和装スリップ」が扱いやすくて
和らいふでも採用しています。

これも、和装ブラと同じく「絶対、買わなきゃいけないの」となり、
「キャミソールとペチコートで代用出来ます」 と、
(店舗では)説明しているようです。

でも、単純に“キャミソール”“ペチコート”“スリップ”って、
ランジェリーの名前を挙げましたが、
今、頭で想像した、あなた、
そうです、想像通りのモノをお嬢様たちは持って来ます。

そもそもスカートの下に履くスリップ(ペチコート)は、
裾が広がり、化繊の滑りやすい素材ですが、
“裾つぼまり”に着るキモノでは、
裾が広がってる分のシワが出来、
化繊が地肌に密着し、汗ばむし、静電気が起きやすいです。

長さもミニ丈では意味がありません。

紐が食い込むのも、薄い素材だからかもしれません。
“かゆく”なるのも関係があるかもしれません。

ゴールデンウィークの撮影会では、
和装スリップをお持ちで無いお嬢様には、
私が(自宅の洗濯機で)洗濯したスリップを使って頂いてます。

和装スリップは、浴衣の下にも着られるし、
一枚お持ちいただくと良いですよ。

和らいふの小物セットをお求めいただくと、
和装スリップも入っています。
・・・最後は営業になっちゃいましたね。