日々徒然なるままに

日々感じたことを書いていきます、よろしくお願いします

行って参りました 神迎祭 3

2017-11-30 21:14:06 | 神様等について
こんばんは。
どことなくどんよりなお天気でしたが、夕方には晴れ間も覗いて来ました。
その分、また寒くなるのでしょうか。
自分自身は引いてませんけれど、周りは風邪引きの方がちらほら見受けられます。
皆様もどうぞお気をつけ下さいね。
そんな日の朝は、このようにやはりどんよりでした。



                                 




                                 





昨日揚げた稲佐の浜での写真、良いものがありましたので載せてみたいと思います。
ただし、これはですね、毎年うちへ大社より送られてきますカレンダーに載っておりましたのを自分がパシャッと写した;ものです。
もしクレーム等が来ましたら、即取り下げます;(すみません;)
これは当然プロのカメラマンさんが撮っておられますのでバッチリ写せておりますけれど、実際はこのように真横からは無理ですし、
第一神事の最中ですので、これも当然撮影することは出来ませんので貴重な写真かと思います。
また不鮮明なのも写真をもう一回写したというのもありますので、そこのところは何卒ご容赦の程を;。
(手前に白く写っているのはスマホの灯りかと思います)

       
                                 

                     
  

昨日の続きから参りますね。

出雲大社の鳥居まで戻りまして、そこを潜り抜け尚も行列は進みます。
この鳥居を抜けたところが勢溜まりと呼ばれておりそこからは参道となるのですが、普通の参道とは違いご本殿に向けて下っていくように
なっており、全く灯りのない暗がりの中を大勢で歩いて行くのは少し躊躇する思いでした。
そこのところは大社側も考えておったようで、一列を五人程度の横並びとし、少しずつゆっくりと歩を進めて下さいと前の方におりました
係りの方から伝達されてきました。
ですので、そこからは少し進んでは立ち止まりを繰り返しておりました。
止まった折に松の枝の先を通して見える星空が綺麗だったのを覚えております。
真っ暗闇の中で大勢の人々がこのように、この空間に居るというのがどことなく不思議に感じられる思いもしておりました。
少しずつ歩を進め、やがて神楽殿の前まで帰り着くことが出来ました。
相当な人数でしたのでこうして並んで待っておりましてもこの先、中へ入れるかどうかわかりません。
けれどこれもまた係りの方に自分の履物を入れて下さいとビニール袋を手渡されましたので、これなら大丈夫、中へ入れるね、とご一緒した女性と
共に靴を脱いで神楽殿内へ上がることが出来ました。




                                 

(カレンダーより拝借 神楽殿前にて夜神楽の申し込みをされる方)


出しております上の写真では当然、人は殆どおられませんがこの日は此処はぎっしりの人で埋め尽くされておりました。
それほど人出が多かったということなのでしょう。
自分達が中へ入ると既に満杯のようで、かろうじて後ろ辺りへなんとか座れた位でした。
以前、此方は龍蛇神講の講員さんしか入れませんと申しておりましたけれど、そのようなことは無くどうやらどなたでも入れ、その代わりこれも
お伝えしたように御神幸の後に続いて来られた方のみということだったようです。
その人数が此処までおられるとは思いもしませんでした。
外には中へ入れずにそのまま居られる方々でごった返しておるようでした。
                               



                                 
                                  


すみません、個人が特定されるようなお顔が写っておりますけれど、消し方を調べたのですけれど、よく分からず申し訳ございませんけれど
このまま掲載させて頂きます。
それはどうかな;と考えたのですが、此処へ集われる皆様は神様のもとへお越しになられた善男善女と解釈させて頂きまして(それもどうかな
ですけれど;)載せさせて頂きました。
これも上記の写真同様、駄目なようでしたら、後ほど取り下げたいと思います。

ともあれ、このような感じでびっしりと人で埋まった神楽殿の中でした。
このような中で神楽殿に於ける神迎祭が執り行われました。
先の浜の時と同じく笛の音から奏楽が始まり、斎主の祝詞奏上の声が響きます。
こうしてはろばろと海を越えてお越しになられました八百万の神々をこの出雲大社にてお迎え致し、しましの間、ご逗留頂くこととなります。
お迎え致しました神々をその宿舎となられます十九社(じゅうくのやしろ、じゅうくしゃ)へと誘いますように神官の三度(みたび)の朗々たる
警蹕(けいひつ)が神楽殿へ響き渡りました。
この警蹕により我々人間は頭を下げて神様をお送り致すわけですけれど、この間自分の頭の中では何故か大勢の神様方がとても楽しそうに賑やかに
ペチャクチャとお喋りしながら、またその周りを羽衣を着た天女やらも舞い飛び、どうかすれば日本の神々ならず天使;?も来ておられたのかと
いう位、物凄い数の神々が通り過ぎて行くように感じられたのでした。
このシーンというと語弊がありますが、映画の千と千尋の神隠しであったようなそんな場面を思い出しておりました;。
本来なら厳粛であるはずのこのお祭ですけれど、この度の自分の頭の中の感覚では、本当に神々がもう嬉しくて楽しくて堪らないといった様子で
お越しになられているように思えました。
またこの警蹕自体、今回そこまで声が延ばせる延びるものなのかという位、長く太く朗々たる声が響いておりました。
声の感じからしてあの先生かしらと感じたりもしておりましたけれど、そんなことよりも此処まで声が出るというのはご本人が素晴らしいのは
言うまでもないことですが、このような神々の持っておられるその迫力、パワーそのものを頂かれてそれがこの声となり発せられた、そのように
感じられたりも致しました。
あの警蹕、今にして思えばこっそり録音しておけばよかったと思えるほど、それほどの力量を感じられたものでした。
そのような事を思いながらも、片方の頭では物凄くありがたい、ありがたい、ありがたい、とその感謝の念しか浮かばず、感無量と思える心境と
なり、思いがこみ上げてきそうになり涙しそうな気持ちになっておりました。
感極まるという感じでしょうね、お祭に参列させて頂いてこのような思いになったのは初めての事でした。




                                   


例のまずい絵;ですけれど、少し見えにくくてすみません。
人々の頭の上を一塊になって神楽殿をお出になる神々の様子は自分の頭の中ではこのような感じでした。


そうして、それ以前にこの神楽殿の天井一杯に巨大ともいえるような大きな龍が感じられました。
身体全体が大き過ぎてるためか、幾重にも折り重ねるようにして身体をくねらせて空(くう)に漂っております。
その姿はいつもの白龍のようですけれど、少し違います。
全体に白くはあるのですけれど、鱗の一枚一枚の中が金色に光っており、爪も金色です。
またその手にはこれもまた透き通ってはおりますが金色の玉(ぎょく)を持っております。
頭の中は、なんじゃこりゃ;な思いで溢れておりました。
この龍、実は今回自分がこの神迎祭に参列致したことで、これより後どうやら行動を共にする龍のようでした。

      〝 この龍 そなたに遣わす 連れ帰れ 〟

このようなお言葉、おそらく大國主大神のお言葉なのでしょう、そう頭に入ってきました。
祭へ参る前、どなたかは存じませんけれど、どちらかの神様にお越し頂くような事をうかがっておりましたけれど、まさかまたこのような巨大な
龍とは思いもしませんでした。
内心、ひえ~っ;とこれもまたいつものように感じながら、えらいものが来てしまいました;な心境になっておりました;。



                                




                                 



このようして無事滞りなくお祭は終わり、後は竜蛇神が据えてあります三宝の前まで順番に参らせて頂き、拝礼を致して神楽殿を後にしました。
終わりましたねぇ、とこれまでご一緒して頂いたご婦人と話をしながら、最後に十九社へ参拝して帰りますとおっしゃいますので自分もそれに
倣うことにさせて頂きました。
この時にも、神楽殿に入れなかった方々がやはり順番に中へ入り龍蛇神への拝礼を待っておられる様子でした。

十九社の前では既に幾人かの方々がそれぞれに拝礼されておられました。
今夜のお祭を思いながらお手を合わせておられるようでもありました。



                                 



                                 




上の二枚の写真、一枚目は御本殿を写したものですけれど二枚目は真っ黒になり何を撮ったのか定かではありません。
ですけれど、その何かを撮った覚えはあります;、ですので皆様、心の目で此処へ何が写っておるのかいないのか、見定めて見てくださいませ。
(って、ただの真っ黒けかもしれませんけれどね;)


                                 
                            

車を停めていた駐車場まで戻り、今日は色々と有難うございましたと互いに労い、その方はこれから松江へ戻られるとのことでした。
自分も車に乗り込み、後はひたすら広島へ向けて帰るだけです。
この時が確か午後九時半過ぎ頃でした。
帰る途中、此処も大抵寄って帰るコンビニで、お店で出してくれるロイヤルミルクティーを頼み車で一息入れながらこれから戻る道程に喝をいれて
おりました。
温かい紅茶でほっとして、さぁ帰るぞ、とアクセルを踏みます。
時間が遅いのもあり車も殆ど走っておりません。
ともかく帰ろう、とラジオの音も途切れがち、CDすら持ってきていない何にも音がしない車内を一人歌を唄うでもなくひたすら走るのでした。
やがて松江道のインター、三刀屋まで着き、余計にアクセルに力が入ります;。
一直線の道の前を行く車は、決まったようにその殆どが広島ナンバー、おんなじ調子で皆で走るばかりです。
途中、半月が山の向こうへ見え隠れしておりました。
と、やにわに霧が出て来ました;。
雲も無く晴れ渡っている分、また風も無いため、余計に霧が発生しやすいのでしょうね。
いきなりのフォグですし、前も見にくくスピードも緩めつつ走ります。
そのような箇所が途中、随分とあったように思います。
高野の道の駅付近もそのような濃い霧に覆われておりましたので、トイレ休憩を断念し中国道の江の川PAまで行くことにしました。
やがてなんとか中国道へと接続し、今度はそこをひた走ります。
先ほどまでは反対車線を走ってくる車はあまり見かけませんでしたけれど、この時間は上り車線、大阪方面へ向けてのトラックが結構すれ違って
おりました。
申すように結構霧も出ており、それでなくともライトを上向きにしないと前方を見るのが難しい感じでしたけれど、そのたびにライトを下向きに
して走るくらい、結構な台数のトラックとすれ違いました。
その時に思ったのは、いつ如何なる時でも、この方々はこうして夜中に荷物を運んで下さっているのだなぁ、ということでした。
自分はたまたま今日、このような霧の中を走っておるわけですけれども、この人たちは霧だろうが雨だろうが、はたまた雪が降ろうが変わらず
同じように走っておられるんだなぁと感じ、そう思うといつも有難うございます、お世話になりますという気持ちが沸いてきたのでした。
それが仕事だから当たり前じゃないか、といわれそうですけれど、自分の知らないところでこうして頑張って下さっている方々がおられるから
こそ、と感じたのでした。
そんなことを考えつつ、一人でこれまた感激して;PAに着きました。
此処ではそんな長距離運行の途中でトラックを停めて休んでおられる方や、おそらく社用車でしょう、同じように停めてシートを倒して休んでお
られる男性の姿も見えました。
自分も少しそのように休もうかとも思いましたけれど、休むより帰ろうと思い、肩をグルングルン回して凝りをほぐしながら車に乗り込みました。
此処から先もやはり途中は濃霧でかなり走りにくい箇所が結構あり、それだけで案外と疲れてしまいました。
そのようなこともあって帰りは広島インターよりもかなり手前の広島北インターで下り、下道を戻ることにしました。
北インターからですとものの20分ほどの時間かと思いますけれど、結構霧が出やすい場所でもありますので、このようにして一般道で帰って
正解だったのではと感じます。
ともあれ、勝手しったる道を帰っておりますと途中、随分と傾いて来ていた大きな半月が山の端に見えておりました。
今夜は最初から最後まで、この月に見守られながらいたのかもしれません。

ようやっと家に帰り着くと時刻は零時を十数分過ぎたところでした。
真っ暗い中で待っていたであろう我が家のネコが玄関を開けると待ってくれておりました。
多分、単純にお腹すいてたようでしたけれどね;。

神殿で神様に帰りましたのご報告をさせて頂き、日を跨いでの長い一日?が終わりました。
無事行って帰れたことが何よりであったかと考えております。



                                
                                     
                                   


やれやれ、やっと何とか神迎祭での一日の様子を綴らせて頂くことが出来ました、有難うございます。
オバサンのは枝葉末節が多いんだよ、という声が聞こえて参ります、確かに;。
申しましたように、自分の記録の一環でもありますので、こんなもんかいなと思っておいて頂ければと存じます。

出て参りました新しい龍、これにつきましてはまた明日、改めて書かせて頂こうと思います。



本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 行って参りました 神迎祭 2 | トップ | 新たな白龍 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
臨場感 (jhn)
2017-12-01 14:36:51
何度も読み返したくなります。
私にとって一度も行ったことが無い場所ですが、東京の神社巡りからそちらにいらっしゃる方に「握手をしてください!」とお願いしたんですよ(笑)

また、自宅で見ていたテレビで俳優の〇〇さんのお母さんがコクソウサンの娘さんだと伺って、それにまで感激したり(笑)
私たち、東京の神社巡りで空に(わたしでも、これは龍だ!って思えた)龍たちを観たものですから、あおぞらさんが金色の龍を連れて帰られたというのが、とてもとてもうれしいです。そして、お天気に恵まれていたこと、とてもとてもうれしいです。
返信する
いつもありがとうございます (あおぞら)
2017-12-01 15:29:03
東京での神社巡り、やはり龍が出て来られたんですね^^。

何か皆様に伝えたかった事があったのかもしれませんね。

自分のは、さぁどうでしょうねぇ;。

神殿で座ってると、後ろに感じたりもしますけれど(龍を)

お天気は本当に不思議なくらい、風も波も雨もなく穏やかな月夜でした、有難かったです。

東京、大阪、ずいぶんと遠方からお越しの方々でごった返しておりました。

神様もさぞお喜びのことと思いますよ^^。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

神様等について」カテゴリの最新記事