
「いやータイヤ交換してくれて感謝する、バリカン」

「まぁいいって事よ」
ってな感じでいつも通りダラダラしてたら隣の席で男数名が面白いことを語っていました。今回のテーマはこれ。
「俺さ、通帳作っててさ、暗証番号彼女の誕生日なんだよねw」

「マジかよ…」

「別れたらどうすんだ、また暗証番号かえるのか…」
「それでさそれでさ、こう渡すときに『これ。暗証番号お前の誕生日だから』って渡すんだーw」
「重いな!重いぞお前!」

「………」

「なんだよ、頭の中は中学生か高校生だな…」

「まぁ面白そうだからもうちょっと聞いてくるか」

「通帳貯めて彼女にプレゼントって…」
「彼女の好きな歌聞いてさ、オルゴール作ってプレゼントしなきゃなー。5000円くらいで作れるらしいしwwwおそろいのストラップもいいなぁー手作りで」

「やるなぁ…」

「オルゴールって…ただの箱じゃねーか」

「夢ねーな…」

「しかし笑いをこらえるのが大変だ…どこに目をやればいいのか…」

「………(携帯の画面を拭く)」

「………(メニュー見る)」
「彼女専用携帯あってさー、毎月25000円から30000円かかってるんだわー」
「まじで!?お前…スッゲーナー!」

「ブッ…!(こらえきれなかった)」

「あいつ…」

「恋人同士だったらさ、定額サービスあるのに…、なんでそんなに金使うかね…」

「ああ、信じられん…」

「誰かつっこんでやれよ」
って言ってるうちに帰っていきました。

「俺もバカだけど、あいつは俺の比じゃねーな」

「バリカンまだ可愛いほうだったわ」
ピュアな人を見ましたとさ。にしても暗証番号…重い。