版画を摺ってる時に、ピンポーンと来客があった。
3月の初めに、わたしの立山連峰と稲刈り後の田んぼを描いた水彩画を買ってくださった方の奥さんが亡くなられた。
喉に餅を詰まらせての死亡だった。お悔みに行った時、すごく憔悴されていたことを覚えています。
そのご主人が訪ねてこられたのだった・・・・・・
3月に妻が無くなってからというもの・・・・・・1ケ月、どうやって過ごしていたか・・・・・ぼーっとしてて、葬儀の時も何をしゃべったか記憶が無い。
毎日、掃除や洗濯ご飯の用意と大変だ。とおしゃる。
「あれ~奥さんが入院されている時、不便でしょう?と聞いた時、転勤になったとき一人で何でもやってたので苦にならない、って言うってらしたじゃあ
ないですか~」というと、
「あの時はそうだったんだが、本当に居なくなったら負担になる。」というっておられた。
そういうものなのだろうか・・・・・・・
そうねえ~入院している時だけで、退院したら・・・と思うから出来るのかもしれません。
うちの主人も私が死んだら、そういう風に思ってくれるのかしら?
まずないね!
娘がいるから、みんな娘にやらせようとするだろうなあ~~~~~
「おふくろの味」というのがある。
娘が言うには、娘が作った料理を、ご主人が”おふくろと同じ味付けだ。と言われても全然嬉しくない!ね、おかあさん、お父さんがお母さんの作った
料理を母ちゃんと同じ味付けだ。って言われて、嬉しい?嬉しく無いよねえ~~~って。
そう!!
全然嬉しくないわ。それって、私が作った料理を誉めているの?違うでしょう・・・・・・・

