染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

どうよう

2010年03月04日 | 店主の一日
「どうよう」と言われて、つい「動揺」が出てくる小心者の店主です。
他にも「同様」「童謡」があります。
きはだやの通りにはアーケードがありますが、いつも音楽なりラジオなりがかかっています。
誰が選んでいるのかわかりませんが、今日は「春の小川」や「子鹿のバンビ」がかかってました。

最近はめっきり童謡を耳にする機会が減りました。NHKのみんなの歌もあんまり童謡っぽくないですね。
通りを歩きながら歌を聴くと童謡の言葉の美しさに惹かれます。
短く、解りやすく、豊かな表現。
僕も別に家で聞きたいとも思わないのですが、ふと聞こえてくる美しい日本語はとても穏やかにキモチの中に入ってきます。
いろんな世代において「童謡」に触れる機会が減っていくのだとしたら、この国はどんな風にか変わっていってしまうのだろうと思いました。
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さんよ~その2

2010年03月04日 | 店主の一日
さんよの写真は何枚かあるのでもう一枚載せてみます。
火のついたわら束を持った人を先頭に奉納の列が入ってくるところ。
昨日はまだそれでも暖かでしたが、去年はもさもさと雪が降る夜で、裸で入って来る人たちも気の毒な様でした。
寒さを紛らすのにお酒を飲んで力づくで木札を取り合うのだからたまりません。
昔から喧嘩が多かったので、今は多聞天青年部の模範取り合いになりました。w
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春告夜

2010年03月03日 | 店主の一日
春告鳥といえばウグイス。山口百恵さんやさだまさしさんの歌にも見た様な気がします。
他にも春告草、春告魚といろいろあるようです。
僕が思うに、十日町に春を告げる夜は3月3日の「さんよ」です。
雪まつりが終わると「もう、雪ほりの心配がいらない」と気が楽になります。
それから約二週間、さんよがくると、なんだか春の近さを感じます。
3月になると町の中でポスターを見かけます。写真は去年も載せたきがしますが、毎年このポスターです。
僕が子供の頃からこのポスターでした。なんとなく版画のような雰囲気ですが、今は間違いなく印刷です。
タラコのような太い唇と真ん中の人の胸毛らしきものが笑えます。
さんよは多聞天のおまつりで、多聞天に米俵を奉納したあと、お堂からまく景品の名前の書いた木札を奪い合います。この札を
取った人がその景品を手にしますが、奪い合いもかなり派手ですし、札も大きくかなり重そうなので、あんなものを投げられても大変だろうと思います。この辺では浦佐のものが有名でなかなかの荒っぽさのようです。
会場には雪の壁もあるし雪の日もありますが、祭壇を照らす灯りも春めいて見えます。
さんよで福餅をもらって、富くじをひいて、帰りに朝日屋で桜餅を買って。。。
奈々子姐さんの春の口癖です。
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札幌に。。

2010年03月02日 | 店主の一日
僕が一年の中で最も期待し、楽しみな百貨店は三越札幌店の新潟物産展です。
事前の力の入れ様は他店を大きく越え、札幌での 行状は過去のblogにもいろいろアップした通りです。
しか~し!今年は涙を飲んで、十日町にいます。
まあ、いろいろ前後の日程もあるのですが、と~よ~くんに任せました。
その分、モノ作りには力を入れました。
札幌の皆様、どうぞ、ただ今開催中の三越札幌店の新潟物産展にお立ち寄りください。

そんなわけで、今年はニッカおじさんにもタヌキ小路タヌキにも会えないので、雪が解ける頃に東北巡業でもして憂さを晴らしてくれようかと思っております。
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柿の話

2010年03月01日 | 店主の一日
今日はお客様からお米のご注文のお電話をいただきました。
Hさんと直接にお話をするのは久しぶりの事。昨秋、きはだやから送った柿の話で盛り上がりました。
きはだやの裏に大きな柿の木があって、秋になると小さな実がたくさんなります。手入れをしないので梅かと思う程に小さな実です。赤い実を取るのはとても楽しく、小一時間もすると段ボールがいっぱいになります。
初めは「小さな実だなあ」と思っていても、時間がたつと小ささに慣れるうえ、沢山とれた事でテンションがあがってしまい、実が小さい事や取った時に傷がついている事なんてすっかり忘れてしまいます。
とても食べきれないので、「小さい実ですいません」とか書きながら、ちょうど、荷物を出すお客様のところへ送りました。
お客様に送ってから残りの柿を見るとなんだか惨めなくらい小さく、テンションがあがってひどい物を送ってしまったかと自己嫌悪をします。
ところがHさんをこの柿をたいそう喜んでくださっていました。小さいですが、味はいいですし、「売っている柿と違って昔食べた柿の味がする」との事。大きい柿など一度には要らないから二つ剥くとちょうどいい等々。
先述のとおり、味は売っている柿にも負けませんが、売りものどころか、極近しい人くらいにしか差し上げる事のできない程度のものです。それでもこういった喜びをお客様と共有できると云うのはとても嬉しい事です。



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