染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

焼きました

2007年01月13日 | 店主の一日
肉焼いてます。
明日は東京へ。
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唐桟

2007年01月11日 | 店主の一日
正月が明けて一週間、きはだやの製造の現場も確実に動いています。
今日は唐桟の新柄が出来てきました。イイ感じです。
明るい色目であり、柔らかな色目です。会心です。奈々子姐さんの感想も上々です。

唐桟を織る時にいつも思案します。
どんな縞が美しいんだろう?
求めた下さった方が、いつまでも愛して着て下さる縞ってどんなのだろう?
デザインだけでなく、素材や風合いも含めてです。
去年は「cool」をイメージして作りました。
今年は「wise」な感じで行こうかと。。。
   音だけだとヨージ・ヤマモトみたいでいいかと。。w
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節季市

2007年01月10日 | 店主の一日
今日は市の日でした。
市の立つ諏訪町通りですが、今年は雪が少なく、向いあった屋台の間隔が広く見えました。
屋台の間を通るお客さんが少し窮屈なくらいがいいですね。
平日なせいもあって少しお客さんも少なめでした。

市の中をぷらぷらしていると普段、あまり会わない人に会います。
友達のおかあさんとかそんな人。

竹籠を売っているおやじさんが言ってました。「昔は竹割り3年って言ったんだ。これだって、いろんな幅に裂いた竹を使って作ってるんだよ。でも、もう竹を作れる人だっていない。」
確かに昔はもっと民具を扱う店が多かった様な気がします。

この市を歩いていると鉢も野菜もなんだか特別に縁起がいいものに見えます。
次は15日です。
締め焼きもあるので賑わうでしょう。
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ちんころと節季市

2007年01月09日 | 店主の一日
明日は市です。
きはだやの向いくらいから諏訪様に向って市が立ちます。
子供のころからそうなのですが、「市」と聞くとわくわくします。
学校の帰りなんかに市の真ん中を通るのですが、りんご飴があったり綿、べっこう飴があったり、おもちゃがあったりで帰るのが楽しみでした。勿論、学校では「市があるけど、よそ見をしないで帰りなさい」なんて釘を刺されるわけです。
最近は、業者の数も随分減った感があります。これだけ方々にスーパがあったりコンビニがあれば当然ですよね。
藁で編んだ民具も最近は人気です。観光の方に特に人気の様です。
そして、人気のまとは「ちんころ」。
これも早くから列ができて昼過ぎには完売してしまいます。ちんころは子供の頃はたいして有り難くもなかった気がしますが、最近では「ちょっと買ってみようか」的なアイテムです。
ちんころは新粉でつくるので、当然してくると乾燥するとひび割れてしまったりカビがはえるのですが、最近求めた時には栞がついて、「たくさんヒビが入ると縁起がいい」と書かれています。
ちんころを買ったお客さんが「ひびがはいってしまった。どうしたらいいのか?」と問い合わせたりするので窮して書いたのではと思っています。
我が家では縁起を担ぐほどには大切にされていた記憶は薄く、茶の間のたんすの上や、玄関の靴箱の上などに所在なげにおいてあって、ひびわれるといつの間にやらなくなっていたような気がします。

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成人の日

2007年01月08日 | 店主の一日
今日は成人の日でした。
もう暫く前の話ですし、周囲に該当者もいないものですから、テレビでみんながどんな振り袖を着ているかを眺めるだけです。
十日町の成人の日は5月なので、この時期の成人式と言われても却ってピンときません。
僕は羽織、袴で出ましたが、仲間も結構和服が多かった様に思います。今のようなきものブームもなかったころですから、十日町はきものに関してかなり特殊な環境の町だなあと思います。
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七草粥

2007年01月07日 | 店主の一日
今日は7日、七草粥の日です。
「せり、なずな、・・・・すずな、すずしろ」などど覚えましたが、「すずな、すずしろ」になると急に語呂が悪くなるのが子供の頃から気になっていました。本来はその後に何かオチがつくのでしょうか?
三が日+数日、お節を食べ続け、それと違った味を求めてラーメンやらカレーを食べた後の七日には何を食べていいのか解らなくなってしまいます。
そんな時は「決まりもの」みたいにして食べるのがいいですね。
七草粥が美味しいかと言えば、そうでもない気がしますが、なんだかありがたい気分になります。
七草粥は疲れた胃を休めるのにも効果があるのだそうですが、丼で3杯も食べてしまえば同じ事ですね。
皆様は七草粥をお召し上がりになりましたか?

我が家では7日にはもう一つ行事があります。
「お日待」です。本城院さまがお経を上げに来て下さいます。子供の頃から7日になると祖父の家に行き皆でお経を聞きました。
お経の途中で「大般若」の教典を高々と持ち上げて流す様に開いては閉じ、開いては閉じします。あの「ばらららららららら」という音が興味の対象であり、又少なからず恐かったりしました。写真の一枚もあれば解りやすいのですが、何ぶんお経を上げている最中なのでありません。
この音を聞くと正月も終わりになったような気になります。
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空師~そらし

2007年01月06日 | 店主の一日
昨日、テレビを見ていたら「空師」なる仕事に就く人を紹介していました。
大木の伐採などを生業としていました。
樹齢数百年とか、直径3mを越えるような欅を切っていました。
きはだやの裏にも大きな欅があり結構自慢ですが、とても及びません。
秋の落ち葉掃きがとにかく大変で、今年久しぶりに枝下しをしました。すっかり丸坊主になりました。
秋の大仕事が減って少し物足りない感じさえある程でした。でも二三年でまた、青々と茂るのだそうです。

僕は木を伐るのが好きではありません。木は環境の象徴の様に思え、木を切る事によって景色も環境も大きく変わってしまいます。特に大きな木を伐るのはとてもしのびなく、気の毒に思うのです。

空師は言いました。「木は、先祖が自分の子や孫がいつか使うために植えたものがたくさんあります。僕は木を一番いい状態で伐るのです。」「木にとって長く生きるのが幸せではないと思います。元々は広い原だったかもしれませんが、アパートができ道路ができ、木の周囲をコンクリートで固められてしまい、根がいじめられてしまっている木を見ます。外から見ると普通の木なのですが、根からばい菌が入ってしまい、幹が僅かな厚みを残して空洞になっている木もあります。そんな木を見るとこんな皮一枚で立っていて辛かっただろうって気の毒になるのです。」「何年かおきに植えていったらいいですよ。そうしたら、伐ってもまた次の木が育ちます。」

私の祖母は木を植えるのが好きな人でした。たんすに、家に、柱に、果実にといろんな木を植えました。
実用の木を愛する人でした。
日本は「木の国」であるとも言われます。
今は国内の木はコストが高く、手をかけてもなかなか仕事にならないようです。
一世代の間に文化は大きく変わりつつあります。
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鳥山ネギ

2007年01月05日 | 店主の一日
毎年末に京都から送ってもらうネギがあります。
12月に入って霜に遭った後に収穫して送って下さいます。九条ネギは緑の部分を食べるものらしいですが、このネギはかなり大振りで白い部分が美味です。我が家では鳥山ネギと呼ばれています。
鳥山さんのお父さんが九条ネギを自分の畑に合う様に改良したとの話で、苗を他に持って行っても同じ様には出来ないとの話。
これが届く私は頑強にすき焼きの実施を提唱します。(笑)

晦日の晩の「歳とり魚」には晒したネギを添えます。晒さずに生で食べても甘みが強くイイ香りです。(写真)

正月を過ぎると肉うどんの具になります。肉と一緒に煮ると太った身の部分がとろける様です。何重にもなった果肉の間に脂の旨味がしみ込んで実に美味しいのです。箸でつまむとつるりと芯がぬけていきます。

なかなか文章って上手く書けないですね。
あはは。
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店主のおべべ

2007年01月04日 | きもの
今日は「十日町織物新年賀詞交歓会」でした。
殆どが男性の出席なのであまり華やかさはないのですが、多くの人がきもので出席です。
ご多分に漏れず店主もきもので出席です。
普段は自社の絹唐桟を着る事が多いのですが、年初などは無地のお召を着る事が多いです。
家に戻って、きものを脱いだ後で「そうだ!そうだ!」と思って床に並べて撮ったのでぐじゃぐじゃですいません。
隠れて見えませんが襟も濃いグレーなので何となく色目が揃ってしまい、反省。
羽織紐は塩見ちんのところで分けてもらったもの、片面づつ色が違います。薄いグリーンの様な色で、なかなか色のあうきものがないのですが、この少しひねた色のきものにはよく合います。なんとなくウラジロの葉のようでもあります。
帯は博多ですが、どうも締めにくくていけません。値頃ではあったのですが締めた感じはもう一つです。
博多と言っても糸の太さ等々で随分違います。
暖かで天気も悪くないので、コートを着ないでマフラーを巻きました。
手ぬぐいはお正月なので南天のもの。

この賀詞交歓会は十日町のメーカーさん、流通業者さん、行政、金融関係者が集まります。
盟友の島善織物株式会社代表取締役の宗ちゃんは早々の出張で今年は欠席。
この会、その昔はメーカーさん、問屋さんが各々で取引先を年始に回っていたそうですが、その厄介さから一同に集まるようになったとか、回った先で皆、飲んでまわったそうですから行く方も、迎える方も大変だったようです。朝から晩まで合同宴会場みたいな会社もあったとか。
仕事初めの年始で方々で酔っぱらいが闊歩するのも楽しい正月の風景かと思います。
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初夢

2007年01月03日 | 店主の一日
夢というのは大概の人が見るのだそうですが、記憶に残るのは僅かなのだそうです。
初夢はご覧になりましたでしょうか?
僕は一向に夢を覚えていません。まあ、日中の事さえろくに覚えていないのですから、寝ている間の事なんて覚えているはずもありません。宝船などを作ってみたところであまり意味がありません。

一富士、二鷹、三茄子といいますが、この後に四綿、五煙草と続くそうです。何れも駿府の産物で徳川家の栄華に因んだ言葉だそうです。


きはだやは明日は新年会です。
と~~よ~~くんと中澤くんは明日から池袋東武に出展しています。
今頃は、一生懸命会場の設営をしていると思います。
お近くの皆さまどうぞおでかけください。
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