染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

教育勅語

2017年03月09日 | 店主の一日
最近、何かと話題の教育勅語です。
僕が京都での丁稚を終えて十日町に戻った頃だったと思う。母方の祖父から荷物が届きました。
十日町に戻った祝いにと届いたのは額に入った教育勅語。
「朕惟フニ、、、、」  〜横書きになっているとなんだか別の文章みたいです。
  に始まり御名御璽。



残念ながら、一度も飾った事はないのですが、菊の御紋と何よりも祖父から送ってきていただいた有難さからきちんと包んでしまってあります。
もう一つは、読んでみてそれほど悪い事が書いてあるように思えなかったから。
 〜そもそも、「祖父が送ってくれたから」という理由で大切にしているあたりが、既に教育勅語的であるかもしれません。

幼稚園で諳んじる事の是非はともかくとして、読んでいてそうトンチンカンでもないように思えるのは、僕の思考が昭和に侵されているからかもしれません。
あるいは背景的に理解できる「父母に孝ニ」から「國法ニ遵ヒ」くらいまでしか読んでいないからなのでしょう。

「朕惟フ」も「義勇公ニ奉シ」もリアルに理解できていないから程よいのかもしれません。


今話題の学校法人ですが、何年間前の幼稚園児が運動会で総理大臣を賛美したり、安保法案の成立を喜んでいるビデオがニュースで流れましたが、
あんな事をしていたら、早々に保護者なり、あるいは近所の人が面白がってYouTubeにでも上げて話題になっていてもよさそうですが、
今まで知られなかったことの方が不思議です。
コンビニのアルバイト君が冷蔵庫に入るよりもよほど面白い。
あはは。



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札幌三越 新潟物産店

2017年03月09日 | 店主の一日
三越札幌店での新潟物産店は今日が二日目です。
会期前に展示していただいた自然布もなかなか好評のようです。

写真は藤布。藤の蔓を割いて繊維を取り出し糸にしたものです。

絹にせよ綿にせよ、糸は効率的に均一に作られるのが望ましいのでしょうが、それで失われてきたものも少なくありません。
「絹でも綿でもいい材料があるのだから、わざわざそんなものがなぜ必要なんだ?」という考えもあると思います。
そもそも、効率がよくて均一なものを作る努力をしてきたのですからねえ。

どんなものでもそういった合理性だけでは片付かないよなあという気がします。
自然布というのは効率の対極にあるものかと思います。
もちろん、きものも効率とは対極にあるものと思います。
そんなところに惹かれるのがきものであったり、こういったものづくりであるのかもしれません。
効率の先にはない温かみを感じます。
どうぞ札幌三越の新潟物産店会場にお出かけください。


他にもこんな感じ。


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