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染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

童心に帰る菖蒲湯

2013年06月05日 | 店主の一日
今日は菖蒲湯です。
一般的には五月五日に行われていますが、この辺りでは六月五日のようです。
旧暦なんだか、ひと月遅れなんだか知りませんが、第一、気候の都合上、この辺りでは五月では寒くてまだ菖蒲が伸びません。
民間伝承の行事でしょうから、菖蒲を買って来て使うとも考えにくいので、ひと月遅れて六月にするのでしょう。
花菖蒲と区別して「ぎぃぎぃしょうぶ」と呼ばれます。茎を切ると爽やかな初夏の香りがします。
ススキに似ているので、以前に庭にあったものを間違えて根ごと抜いて殲滅してしまったのですが、後で気づいて植え直してなんとか小さい株を再生しました。

花屋さんにいくともっと随分立派なものを売っていますが、自分の庭で出来たものを使うのも、それなりに味わいがあります。
でも、あまりに小さくて菖蒲って言うよりはニラみたいです。
あはは。

お風呂に入れる他に玄関に下げて厄よけにします。

知らない人が見たら誰かのいたずらに思うのかも知れませんが、イワシの頭を柊に刺して焼いたものを玄関に下げる地域があるくらいですから、それよりは随分穏やかなものであると思います。
家々の玄関に菖蒲とよもぎが束ねて下げてある様は実に風情があります。

最近は銭湯なりに行くと都度都度にいろんなものが浮かんでいます。リンゴであったり、レモンであったり等々。
子供の頃は風呂に入れるものは「バスクリン」くらいのもので、「ゆず湯」は聞いた事はありましたが、一個何百円みたいな感じで、売っており、とても風呂に入れるには適さず、そもそもレモンでさえ輸入関税が高く、それなりに高かった気がします。
日が長くなった夕方、散々に遊んで帰った僕をを迎える菖蒲が浮いたお風呂はまさに特別な風呂でした。
六月五日はひどくうきうきした気分にさせてくれます。



この菖蒲&ノスタルジーネタも毎年書いている気がいたしますが、何卒ご勘弁ください。
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つばめ工房

2013年06月05日 | 店主の一日
今日、NHKのお昼の番組で鳥越界隈の工房の紹介をしていました。
十日町にいると「カチクラ」と「ヤネセン」の違いってよくわからず。
あはは。

学生時代に鳥越育ちの同級生がいて「おい、セキグチ!お前そんなに祭りが好きなら、鳥越神社のお祭りの御神輿担ぎに来いよ」なんて誘われて、行ったことがありました。

番組の最後に紹介された高橋さんって実はちょっとだけ知っていて、以前はきものを扱う会社でお仕事をされていて一度きはだやにお越しになったことがあります。
その時は、そういった会社にお勤めな事をいっさいおっしゃらずに、うちのきものを気に入って買ってくださりました。
その後、随分してから勤め先の話をされてびっくり、冷や汗な事がありました。

数年前にその会社を退職されて、鳥越に「つばめ工房」を開かれました。
工房をつくってしばらくしてから小耳に挟んだので、一度お祝いにお伺いした事があります。
ショールやマフラーなどを草木染めの手織りで作っていらっしゃいます。
色も、すゞやかであり、あるいは暖かみがありで実によいです。
きはだやもこうして様々、織ったり染めたりしていますが、個人でしている方でも大変に技術や感覚のよい方がいらっしゃりおどろきます。
「つばめ工房」は浅草橋駅からぶらぶら歩いて10分くらいだったと思います。
通りも生活感のあるお店がたくさんでたのしいですよ。
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