染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

あり得そうなアリエッティ!

2012年01月11日 | 店主の一日
「借りぐらしのアリエッティ×種田洋平展」を長岡で見ました。


「種田洋平」さん。僕はこの人を知らなかったのですが、映画美術監督でまあ、早い話、映画のセットを作るエキスパートの様です。
僕はジブリものと云うのもそれなりに好きで、劇場に足を運ばないまでも、テレビで楽しんだりしています。
「魔女の宅急便」なんかいいですよね。帚で飛べなくなったキキちゃんが最後の方でデッキブラシに股がって飛ぼうとした時に、無音になるのですが、いつもその瞬間に涙腺を刺激されたりしています。あはは。
それに、もう、20年以上も前の事ですが、なんと
本物の「トトロ」を見た事があります。
祖父は小人を、親父はカッパを見たと言っているので、そういう家系であるのかもしれません。

閑話休題

アニメの世界は平面なのですが、それを種田氏の力によって三次元を作るのがこの「借りぐらしのアリエッティ×種田洋平展」です。展示には「借りぐらしのアリエッティ」で見た絵が立体セットになって展示されています。
アリエッティの髪を留める洗濯バサミの縮尺がおかしいとか、てんとう虫の縮尺も変だとか、そういう面倒な話は抜きにして、とても面白いです。
展示は残念ながら写真撮影不可ですが、普段、僕が足下に見ているタンポポやオオバコが2mを越える大きさになっています。ともすると踏んでしまいそうになる小さなスミレが僕の脚程もあります。大きなネジにリュックが下げてあり、包装紙をつかった壁紙には拡大された「TAKASHIMAYA」のシールが残り、カラーボックス程のボンドが並びま、細部に至るまでユーモアに溢れています。

3メートル程の拡大された雑草を見上げると、それはアニメと同じ彩色でありながらも、生命力に溢れ、また何だか懐かし景色に見えました。ここでまた涙腺を刺激されてしまいました。
随分、ゆっくり展示セットを見ました。
実に感動です。
長岡展もこの15日迄です。相当の混雑を覚悟しなくてはならないと思いますが、お近くの方は是非、おススメです。
コメント
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