虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

私の要請について-その①-

2010-04-06 21:28:29 | 南ア-その他-
いまさらながら私の要請について示しておきます。

私の職種は、「小学校教諭」。
南アでは現在、唯一私だけが活動を行っている職種ですが、
実は、私は3代目。
初代男性、2代目女性の後を継いでいるわけです。

先輩隊員は「理数科教師」として活動されていました。
私の職種「小学校教諭」と「理数科教師」の職種の違いは何かと言いますと、
①理数科教師は、主に理科と数学を中心に教えることを前提としているのに対して、
小学校教諭は理科、数学以外の教科を教えることもあるわけです。
実際、ケニアに派遣された私の同期は、
小学校教諭として算数科、理科、体育などを教えているようです。
まさにフル稼働ですね。

②次に大きな違いは、
「小学校教諭」は、教員免許を持っている必要があるということ、
またその半数は、現場経験を求められているのに対して、
「理数科教師」は、教員免許が必ずしも必須ではないということです。
この違いは相当大きく、理数科教師の大半は、
教員免許をもたなくてもボランティアになった方です。
ということは、「理数科教師」という職種は、
単に高校、大学を出た方でも充分に受験資格があるということです。
そんなわけで人気の職種の一つになっているのに対して、
「小学校教諭」は教員免許が必要なので、少し敷居が高いようです。

私は、地元の国立大学の教育学部で、
小学校教諭になるための勉強をしてから
大学卒業後、小学校現場で学級担任をすることを経て、
現在南アにいますが、専門教科は算数科なので、
ぴったりなんです。

話を元に戻します。

私に対する要請は、
ここ南アの理数科教育強化プロジェクトのなかの、
特に算数科に対する巡回訪問、指導なわけです。
私がここ南アで行うのは、主として2つ。

①Malelane Circuit内に25ある公立小学校の巡回訪問・指導
主として、Grade4~7までの小学校の算数科担当教諭に対して
授業改善に関してのアドバイスをしたり、一緒に授業をすることで、
意見交換を図ったりすることです。

②教職員向けのワークショップの開催
これは、1年後からとなる予定ですが、
現地の教職員(先ほどの教員が中心)に対して、
算数科の授業改善にかかわるワークショップを開催することが
求められています。

どちらも要請レベルとしては、かなり高いほうだと思います。
(と勝手に奮い立たせていますが。)

いやぁ、実際求められることは、多岐にわたるわけです。
今日は長くなったので、続きはまた明日、書きます。